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タイトル名 |
ぼくのエリ/200歳の少女 |
レビュワー |
kirieさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-09-15 10:30:26 |
変更日時 |
2015-09-15 10:30:26 |
レビュー内容 |
陰鬱な気持ちになる映画でした。疲れ果てた中年男(エリの父親役)はエリに血を与えるために殺人を犯しています。当たり前のように感謝の言葉も与えないエリ。中年男の疲れ切った様子はそのような生活から来るものでしょうか。やがてエリはオスカーという彼氏を作り、中年男を邪険に扱います。文句を言うわけでもなく受け入れる男。その後、中年男は殺人現場で追い詰められ、エリの秘密を守るために硫酸で自分の顔を焼くことに。中年男の献身は、血を吸われ、無残な転落死という形で報われることなく終わります。役に立たなくなったので使い捨てにされたような。最後のシーンで、エリとともに電車に乗っていたオスカーの運命を暗示しているようで、とてもハッピーエンドというにはほど遠い。陰鬱な気持ちしか残らない映画でした。でもこの空気感が好きなのでやっかいなんですよね。 |
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