みんなのシネマレビュー
ターミネーター2 - フィンセントさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ターミネーター2
レビュワー フィンセントさん
点数 9点
投稿日時 2019-11-16 11:14:56
変更日時 2021-04-24 20:00:24
レビュー内容
「ターミネーター2」は、シリーズものとしてではなく、1本完結の作品として楽しめる。

その場合私は、T-800とジョンの、心の交流物語として、この映画をとらえたい。

「なんで涙を流すんだ?」と、人間の涙に興味を持ち、ジョンに「もっと人間くさい返事しなよ!”チ○ポ野郎”って言ってみ!」って指導を受けて「チ○ポ野郎」って返事するT-800。

無表情で容赦なくターゲットを破壊する血も涙もないターミネーターのようでいて、従順で素直でジョンを通して人間というものに心を寄せていくT-800。

そのキャラクター設定にギャップ萌えするのは私だけだろうか?




そもそも「A.I.」「アンドリューNDR114」「ブレードランナー」もそうだったが、人間になりたい(なってみたい)ロボっていうのは、昔からテッパンのキャラ設定である。

キャメロンは、1をしのぐ続編を作るにあたって、あえて人間世界に生きるロボの設定について、基本に立ち返り原点回帰したともいえよう。

それによく思い出してほしい。

キャメロンは「エイリアン2」で、リプリーが小さい子供を守るために蒸気と炎がたちのぼる足場の悪い場所で敵と戦う印象的な場面を描き出した。

その「エイリアン2」は「エイリアン」の続編として(たいがい2は1より劣りやすいものだが)見事に興行成績は1を上回り、2009年、イギリスの雑誌『エンパイア』が発表した「史上最高の続編映画」でも1位に輝いた。

”人間との接触を通して学習し、人間ぽさを増したエイリアン”

”小さい子供を守るリプリー”

”立ち上る蒸気と灼熱の中、赤と青いライトで照らし出され繰り広げられる最後の死闘場面”

実は、この設定がそのまま

”ジョンとの触れ合いで学習し、人間ぽさを増したT-800”

”ジョンを守るT-800”

”立ち上る蒸気と灼熱の中、赤と青いライトで照らし出され繰り広げられる最後の死闘場面”

…のように、「ターミネーター2」に盛り込まれてると言えるのではないか?

そして案の定、1をしのぐ大ヒットとなった。

ヒットの理由は、アクションだの、トロトロ液体ターミネーターだの、いろいろあるかもしれない。

でも実は、人の心に染みやすいテッパン設定と、キャメロンが「エイリアン2」で使った<安定の設定>をそのまま「ターミネーター2」に移植した結果だともいえよう。

「1」みたいにもっと無慈悲なT-800を期待する声もあると思うが、キャメロンの「1と同じ路線で行かない」という勇気を称えたい。

だからこそ、T-800が溶鉱炉に消える直前の、親指を突き立てる名場面が生まれたのだから。
フィンセント さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2022-01-12パワー・オブ・ザ・ドッグ66.58点
2021-11-11THE GUILTY ギルティ(2018)17.20点
2021-10-10007/カジノ・ロワイヤル(2006)77.14点
2021-10-01エスター26.91点
2021-09-30ゲット・アウト26.51点
2021-06-24アナイアレイション -全滅領域-45.47点
2021-06-22嵐の中で76.00点
2021-06-17ホテル・ムンバイ67.16点
2021-06-14ノウイング15.14点
2021-06-07グリーンブック87.97点
ターミネーター2のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS