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タイトル名 |
がんばれ!ベアーズ |
レビュワー |
にしきのさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2021-01-17 02:24:43 |
変更日時 |
2021-01-17 14:56:45 |
レビュー内容 |
内容に関しては7点くらいでいい。しかしこれだけの高得点を与えてしまえるのは、テイタム・オニールの絶頂期が見れるという貴重な作品だからだ。これだけの魅力を放っていながら意外にも出演作は少なく、現在はほぼ別人である。…ごめんなさい。今も十分綺麗だとは思いますが、本作出演当時とは判別が付かないくらい顔立ちは変わってしまっております。 アカデミー史上最年少受賞記録(助演女優賞)が未だ破られていない9歳当時の「ペーパームーン」も確かに良い。演技も可愛らしさも素晴らしい。世界的大ヒットを記録した「エクソシスト」のリンダ・ブレアを抑えての堂々の受賞であった。しかし本作でさらにその美貌が磨かれ、身長も体型も完全に子供であるにもかかわらず若干12歳にして完成してしまっている。さらに美少女+ショートカット+スポーツという完璧なトライアングルがその魅力をより一層引き立てている。マウンドでの躍動感、肘を痛めても投げ切ろうとする健気な姿勢、レオタードで拙いバレエを披露し、思い切ってバターメーカーに胸の内を打ち明けるも受け入れて貰えず涙する。全日程を消化し終幕を迎えるかと思いきや、さらなる成長を期して笑顔でバターメーカーにコーチングを依頼。まだ終わっていないという希望を持たせてくれる。何から何まで美しい。いかにテイタムの魅力を引き出すかに全力を傾けた作品と言い切れる。今更絶賛し過ぎだろキモいと突っ込まれそうだが、映画好きを自称する自分が不覚にもこの女優を全く認識しておらず初見であるからこその新鮮な感動があったのだ。自分にとっての「がんばれ!ベアーズ」はテレビ版、しかもそんなに夢中になった訳でもなく、映画版は完全にノーマークであった。40年以上も前にこれほどの輝きを放っていた女優に、悠久の時を経て会わせてくれたこの作品への感謝と感動は計り知れず。よってこの得点である。 余談だが、吹き替えはラピュタのシータ等でお馴染みの横沢啓子であった。これはずるい。本人の声も負けじと劣らず可愛いので吹替字幕甲乙つけ難い。 |
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