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アメリカン・ハッスル - フィンセントさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アメリカン・ハッスル
レビュワー フィンセントさん
点数 7点
投稿日時 2020-10-30 11:49:26
変更日時 2020-10-30 17:46:48
レビュー内容
2013年にこの映画の存在を知った時から、エイミーアダムスの”ノーブラおっぱい半見えブラウス”が気になる作品でした。

あれから7年、ようやく鑑賞。(ノーブラおっぱい半見えブラウスも)


この作品の中で胸糞悪いキャラナンバー1は、ジェニファー・ローレンス。

ベイルの電話を盗み聞きするは、出しゃばってベイルの仕事を計画していない方へ持ってくは、子供を人質にしてベイルを縛りつけて離婚にも応じないは(この子供を利用して自分の立場を守るあたりが特に胸糞悪い)、エイミーアダムスに勝ち組アピールするは、(そのくせ完全な勝ち組でもないことを分かっているから浮気するは)、浮気相手に大事な情報もらして夫の命を危険にさらすは…とんでもないアバズレ女。



それに対して、エイミーアダムスの純粋なこと…。

ダメダメ男のベイルに尽くし、計画的にクーパーに惚れてる演技して再三体を求められたって、どんなに演技のためとはいえそこだけは絶対断るほど貞節だし(強引に襲われたときは出生の秘密を明かすみたいな形で相手を興ざめにさせて操を守ったし)。

おとり作戦に参加するにあたっては、何かあったら一緒に逃げるBプランも用意しようと、二人の未来もしっかり想定する賢さも相当だけれど、「でも息子ガー」とウジウジするベイルに「息子さんも一緒で逃げるのよ」と、会ったこともない彼氏の子供も愛する覚悟ができているその愛情と包容力たるや、もう女神。


(まぁその二人にはさまれて、息子可愛さになかなかハッキリすっきり(離婚に応じない妻には別居しかないのに普通に帰宅しちゃう)してくれないベイルも結構イライラしますが。)


でも最終的には、ジェニファーがマフィア男に惚れこまれて離婚に応じてくれたので、泥沼にならずに非常に良い展開。
(浮気相手の女性に嫉妬して、離婚して二人を幸せにさせてなるものかと意地でも離婚に応じないたちの悪い妻には、他の男を与えないと話が進みませんよねやっぱり。)


そしてベイルとエイミーは一緒に暮らしてめでたしめでたし…
(どうやら息子とも暮らせてるようで、元妻は2週に1度の面会権って感じのようです)

ぶっちゃけ、品も聡明さもなく着飾ることしか能のない口の悪い出来損ないのゲスな実の母より、賢くて誠実で愛情あふれるエイミーのほうが、息子にとっても生育環境はずっと良いので、めでたし要素がいっぱいなのが痛快!!


その他のキャラを見ても、ブラッドリー演じる身勝手な刑事は、手柄をほめてもらえず、
善人だけど州民のためならルール違反も犯すことウッカリ罠にはまっちゃったジェレミーは逮捕されても減刑。
それぞれ相応なオチになっていたと思います。

(200万が警察から振り込まれた先がデニーロの口座じゃなくてベイルの口座だったことは、エイミーがあの送金係の女性を仲間にしていたおかげだと思うと、ジェレミーに禊を済ませることができたのもエイミーのおかげなわけで、ホント、エイミー、女神。



関係を公にしづらい男女の話は、バッドエンドが多いので個人的に貴重な八ッピーエンドの作品リストを作っているのですが
(たとえば「〇〇〇・〇ッ〇〇」とか「ヴェ〇〇〇〇の〇〇〇〇」とか)この作品も新規追加にします。



ちなみに、実話をもとにした作品とはいえ、ジェニファー演じた妻は実際は当時50歳で、マスコミに詐欺で稼いだ金で暮らす女として報道されて翌年自殺したとか。

聡明なビジネスパートナーのエイミー演じた女性も、詐欺のことは知らなかったとか。

それだとドラマ性がないので、大胆に脚色してハッピーエンドにしたのは大成功だと思います。
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