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タイトル名 |
おつむて・ん・て・ん・クリニック |
レビュワー |
Y-300さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2016-05-21 10:09:56 |
変更日時 |
2016-05-22 11:48:43 |
レビュー内容 |
鑑賞中、マーヴィン医師がだんだん可哀想に見えてくるが、これも当然の結果だと思う。彼はクソ野郎なのだ。 映画の中では描かれていないが、おそらく以前から精神的に病んでいる人々に自分の本を売りつけて、高い診察料を巻き上げていたのだろう。彼は患者を食い物にしていて、自分の成功のことしか考えていない。自身の患者が自殺したという電話を受けたときも「ま、僕らの休暇には関係ないことだから」とこれっぽっちも気に留めずに眠りについていた。
そんな金のことしか頭にない医者を討伐するために現れたのが、ボブ・ワイリーである。病気を持った人間から金をむしり取る心無い医療界にメスを入れるために立ち上がった彼は正義の味方なのだ。そう、この映画、実はヒーローものでもあるのだ。
マーヴィンは「ボブのせいで何もかもがメチャクチャだ!」と嘆くが、ボブが登場してから彼の家族は明らかに以前より幸せそうだし、ボブと揃って出演したテレビ番組はクルーからも視聴者からも好評だった。マーヴィンと違ってボブは周りの人間を笑顔にできる力を持っている。 これまでの悪行の罰として、マーヴィンが病人から巻き上げてきた金で建てた豪華な別荘は派手に爆破される。そもそも爆弾でボブを殺そうとしたわけだし、全てマーヴィンが悪い。 |
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