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タイトル名 |
アントマン |
レビュワー |
にしきのさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-10-09 14:02:03 |
変更日時 |
2017-01-22 02:31:20 |
レビュー内容 |
主人公は離婚し、元妻は既に再婚。親権も取られてしまい、愛娘の誕生日に出向いても元妻と新旦那に邪険にされる。これ系の映画は数あれど、この映画ほどこうした微妙な人間関係を綺麗にまとめたパターンは珍しい。主人公スコットは元妻の新しい旦那パクストンとは娘を巡って反りが合わず、さらにスコットは犯罪者、パクストンは警官という困った関係。だが二人は友人であり、娘を救ったスコットを見直したパクストンがさりげに逃亡の手助けをしてしまう。最後は娘と妻と四人で食卓を囲い、友情が健在である事も確認された。感涙ポイントである。蟻と協力し自ら蟻のように縮小化して戦うという新しいヒーローのアクションも見所だが、悪役であるはずのダレンが恩師ハンクを始末しようとして躊躇してしまう等、登場人物達の人間臭さがなかなかにしていい味を出している。アベンジャーズのファルコンがゲスト出演し、スポット参戦かと思ったらきっちり続編への含みを持たせて締めくくり期待させてくれる。終始上手い構成。全体的にコメディタッチで、胃もたれしないのも良い。マイナスポイントとしてホープの声。どうも違和感あると思ったら内田有紀らしい。話題作りに役者を声優に抜擢するパターンは成功例も多いので決して反対はしないが、これは失敗。パワフルな役なのに声へろへろ。もうちょっと修行させてから本番に臨ませようね。 |
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