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怒り - Y-300さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 怒り
レビュワー Y-300さん
点数 9点
投稿日時 2016-09-27 00:43:27
変更日時 2016-09-28 00:15:34
レビュー内容
その人を信じているから、信じていたいから、疑ってしまう・・・ということなのだろうか。

冒頭に紹介される殺人事件の犯人が、本作の登場人物の誰かだということを仄めかす演出をしているので、観ている側の緊張感も高まり、グイグイと引き込まれた。本作はジャンルとしてはドラマに分類されるのだろうが、『犯人探し』というサスペンスが加わることによって、よりスリリングな映画になっている。
全貌をヴェールに包んだ状態から少しずつそれを剥がしなら観客に見せていく、美しいストーリーテリングだ。

千葉、東京、沖縄。3つの場所で別々のストーリーが展開されるのだが、その結末のコントラストも興味深い。
洋平と愛子は信じることを諦めかけたものの、田代をもう一度迎え入れることができた。
直人への疑いが晴れないまま時が過ぎた結果、優馬は予期もしなかった永遠の別れに涙することとなった。
そして、田中を信用していた辰哉は、完全に裏切られることになってしまった。

しかし、こうして見ると実はあまりコントラストにもなっていないような気もする。その人を信じていたかどうかなんて関係なく、裏のありそうな人間を勝手に信じたり疑ったりしていただけで、他の人間が知らなかった現実がただそこにあるって感じ・・・かな?

「辰哉は山神容疑者の顔写真を見ていないから何も疑っていなかっただけなんじゃないか」とも思ったが、例えば洋平は初めから田代に不信感を抱いていたから、彼を八王子の事件の犯人だと疑ったのかもしれない。田代のことを信用していたら、山神に似てるとすら思わなかったんじゃないかな?優馬に関してもそうで、知り合いの多くが空き巣に遭っているということと、若い女性と一緒にいる直人を目撃したことが重なって、直人に不信感を抱いていた。だから、テレビに映った山神の顔が直人に見えてしまっていた、なんてことはないだろうか?

いずれにせよ!良い映画だ。役者たちの熱演ぶりにはただただ感動するしかない。
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