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タイトル名 |
映画 聲の形 |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2019-07-29 00:17:57 |
変更日時 |
2019-07-29 00:17:57 |
レビュー内容 |
子供ってのは残酷で、こういう話は世の中にゴロゴロしているだろうと思う。その後、自責の念に囚われるか否かは自分が被害者にならないと自覚できないものだろう。結果、心を閉ざし、他者や社会を信用できなくなる。この辺にも違和感はない。全体的にはスッキリしないし、それが現実ではあるし、所詮他者なんて理解できないものだ。そういう「どうしようもなさ」をそのままストレートに作品にする事は、ある意味作りが雑であり、ひとつの作品として成立していないので当然モヤモヤは残る。が、他者とは何か?どう付き合って、コミュニケーションすればよいのか?という問題提起をし、それを巡って様々な考察がなされているのであれば、作品としては成功していると言えるのではないだろうか?顔にXを付けるのは少々クドイような気もしたが、この辺はレヴィナスの「顔」を意識しているのであれば、中々哲学的でもあるし、あらためて「顔」とは何か?について考えてみようという気にはなったが。 |
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