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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ゲット・アウト
レビュワー かたゆきさん
点数 7点
投稿日時 2019-01-12 22:43:01
変更日時 2019-01-14 10:33:41
レビュー内容
都会で洗練された生活を送る黒人のカメラマン、クリス。だが、彼には一つの悩みの種があった。それは三か月前から付き合っている白人の美しい彼女ローズとのこと。まだまだ社会に根深く残る人種差別問題は、彼らの関係にも小さくない影を落としていた。そしてそれは、田舎で夫婦水入らずで暮らしているというローズの実家の両親を訪ねることで如実に彼の前に立ちはだかるのだった。表面上は歓迎してくれる両親だったが、言葉の端々に微妙な感情が孕まれているのを敏感に感じ取るクリス。それは帰り着いた次の日に開催されるという友人たちとのパーティーで一気に噴出してくる――。意味ありげな微笑を浮かべる何処か変な実家の黒人使用人、あからさまな敵意を剥き出しにしてくる彼女の弟、そして好奇の目でクリスを見つめてくるパーティの客人たち…。いったいこの家にはどんな秘密が隠されているというのか?まるで別人のようにふるまう不気味な黒人たちの本当の意図とは?そして、クリスが心に抱え込む幼少期のトラウマとは?あくまで良質なホラー映画として制作されながらも、そこに人種差別問題を絶妙に絡めたおかげでまさかのアカデミー賞脚本賞を受賞したという本作、なかなか興味深く鑑賞させていただきました。この監督の観客への不安感の煽り方は凄く巧いです!なんなんですか、このいや~~~な感じの実家の空気感は。こんな実家、たとえ人種が一緒でも絶対に帰りたくない(笑)。この脚本が優れているのは、この黒人と白人の間に未だにわだかまる意識や価値観のずれをホラーのベースとしているところ。今、アメリカ社会の中に歴然と聳え立つ強大な壁の源となるそんな微妙な空気感を巧くホラーとして昇華させている。見事なセンスというしかありません。のみならず、ちゃんと一級のホラー/スリラーとしても最後まで面白く観られるのも素晴らしいですね。難を言えば、ことの真相があまりにも荒唐無稽なSFになってしまったところかな。それまでずっとリアルな物語として構築されてきたのに、ここで少々バランスが崩れてしまったような気がします。とはいえなかなか見応え充分なエンタメ映画の佳品でありました。7点!



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