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ウインド・リバー - 戸沢一平さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ウインド・リバー
レビュワー 戸沢一平さん
点数 8点
投稿日時 2023-11-28 20:55:03
変更日時 2023-11-28 20:55:03
レビュー内容
どこか達観している感のある孤高のハンターのコリーは、ピューマの駆除を依頼されて山に入るが、そこで若い女性の変死体を発見する。それは親しいネイティブアメリカンの友人マーティンの娘だった。コリーも過去に娘を亡くしていた。サスペンス風の導入部だが、捜査が進むにつれて事件の背景にあるアメリカが抱える負の側面が顕になり、重い社会派作品としての印象が残った。FBIから派遣されたのは新米の捜査官ジェーン。教科書通りの捜査をするがネイティブアメリカン居留地の複雑な現実には通用しない。コリーらの協力もあり何とか事件は解決するが、犠牲者が出てジェーンも負傷するなど後味は悪い。だが、決して問題点だけを顕にしている描き方ではない。コリーがマーティンを慰める言葉や、そのグレた息子チップを諭す言葉には、我々をも鼓舞するメッセージが込められていると感じた。娘の死を受け入れられずにいるマーティンに、「事実を受け入れ苦しめば、娘と心の中で会える」と言う。また、置かれている環境が悪いと嘆き「怒りが込み上げて世界が敵に見える。この感情がわかるか」というチップに「わかる。だが俺は感情と戦う。世界には勝てない」と言う。誰であれ自分の境遇や不幸を嘆くだけでなく、その現実にしっかりと向き合えば、道は開けるという示唆なのかも知れない。
戸沢一平 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-12-02スティング108.28点
2023-11-28ウインド・リバー86.93点
2023-11-25トーマス・クラウン・アフェアー95.78点
2023-10-30ゴッドファーザー108.55点
2023-10-15クライ・マッチョ86.33点
2023-07-30男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け97.84点
2022-11-05イコライザー76.72点
2022-06-19スタンド・バイ・ミー108.12点
2022-06-08フィールド・オブ・ドリームス107.45点
2020-09-22イエスタデイ(2019)77.06点
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