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愛しのローズマリー - フィンセントさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 愛しのローズマリー
レビュワー フィンセントさん
点数 2点
投稿日時 2020-09-01 15:04:54
変更日時 2020-10-17 09:44:26
レビュー内容
ジャック・ブラック目当てで鑑賞。


ネットであらすじを軽く把握して「見た目より内面が大事」っていうテーマだと思って見ていた。

ところがビックリ!

その見た目っていうのは、一般的なスタイルの良さとか顔のデキを越えて、

「顔面ヤケドや、肢体不自由等、身体障害者も受け入れて下さい」的な、すんごいハードルの高い価値観を押し付けてきた。

え?そうくる?

だったらそれはもう、性格イケメンのエレファントマンを彼氏にしないような人は人間じゃないというようなもの。

私も見た目では男は選びませんが、四つん這いで歩いてるあの男性は、結婚を見据えた真剣な交際ができるかと言われたら、仲良しの男友達にだったらなれても、それはさすがに…ですよ。


ていうか、身体的な問題を問題とせず愛せよというならば、じゃぁ知的障害者はどうなんですか?と。


うちの長女が知的障害で、成人していますが、正直、知的障碍者の恋愛や結婚は本当に不可能に近いものがあります。
(障害レベルにもよりますが)

娘が障害があっても仲良くしてくれていた女友達でさえ、人前で普通なら恥ずかしい行動に分類される”奇行”に耐えられず、LINEをブロックされてしまったくらいですから。



同じ障害でも、就職率は身体障碍者のほうが圧倒的に高く、知的障害が雇ってもらえるのはほんのわずか。


障碍者でも愛せよと説いて、良い作品に仕上げたつもりだろうけれど、知的な障害者は一切登場させず、その置き去り感すごい。


障碍者まで話を広げず、単に見た目のスタイルや顔の良しあしで判断しちゃだめだよっていうラブコメで留めておけばよかったものを。


ヘタに正義ぶったメッセージ性を持たせようとして、かえって失敗している作品。


(ジャックブラックは、相手の容姿は気にしないって成長したことになってますけど、
彼の男友達は、自分の障害を受け入れてくれる女性を求めながらも、結局”ただし見た目のいい女性に限る”っていうオチになっちゃってるのも失敗。)


見終わって気分が悪くなった。
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投稿日付邦題コメント平均点
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2021-06-24アナイアレイション -全滅領域-45.47点
2021-06-22嵐の中で76.00点
2021-06-17ホテル・ムンバイ67.16点
2021-06-14ノウイング15.14点
2021-06-07グリーンブック87.97点
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