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大怪獣ガメラ - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 大怪獣ガメラ
レビュワー S&Sさん
点数 4点
投稿日時 2015-12-12 22:11:56
変更日時 2015-12-12 22:14:41
レビュー内容
そもそもガメラのアイデアは、大映社長の永田雅一が旅客機の中で観た空を飛ぶ亀の夢なんだそうです。まあそれを映画にしちゃうところがワンマン社長の面目躍如なんですが、いくら怪獣とはいっても生物としてのリアリティを決定的に欠いたキャラが、大映という会社自体が消滅してしまったのになんと21世紀まで生き残るとは驚きですね。松竹のギララや日活のガッパはあえなく一作で消滅ですからねえ。 昭和の各社の怪獣映画の中でも大映のは脚本のいい加減さではやはりピカイチですね。その割には妙に凝ったところもあって、たとえば本作では原爆搭載機を撃墜するのは明らかに米空軍機ですし、船越英二と浜村純は東京大学と北海道大学の教授という風にかなり現実社会にリンクしています。東宝特撮では絶対考えられないことで、あっちでは“ロリシカ国”“東都大学”“毎朝新聞”が定番ですからねえ。でもそれとストーリーにリアリティがあるかは全く別問題でして、東大と北大の学者さんが考えた対ガメラ作戦が「カメはひっくり返ると自力では起き上がれないので、餓死させる」と来るんですから、それも大真面目に。そしてガメラが火を吹いて回転しながら逃げてしまうと、「カメが空を飛ぶとは…」と北大の先生、もうそれは観てるこっちがいうセリフじゃ(笑)。 特撮技術自体は同じ大映でも京都撮影所が製作した『大魔神』には足元にも及びませんが、当時としては頑張っていた方でしょう。ガメラの吐く火炎は口にバーナーを仕込んで本物の火を出したそうで、いやはや何とも凄いアナログ撮影ですがスタッフの熱意というか根性は伝わってきます。そしてガメラ映画にはお約束の子供はこの第一作目から始まってますが、このガキがまたとことんウザいんです。いろんなところに勝手に潜り込んできて危うく助けようとした大人ともどもガメラに殺されそうになり迷惑このうえなしです。でもあれだけガメラ・ガメラと執心だったくせに、大島のロケット基地を観たら途端に「僕も大人になったら立派な科学者になるんだ」と宗旨替えしちゃうんです。もういいから、お前早く死ね!(怒)
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