101.チャップリンの映画は好きなのだけれども、時々冗長に感じることがある.ところが、この映画は冗長さを感じなかった。ラストの演説は一介の映画人にはできないものでしょう。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 15:03:44)
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100.ラストの演説は言うまでもなく映画史における名場面の一つでありチャップリンの魂の叫びがストレートに心に響いてくる。独裁者・ファシズムを痛烈に批判すると同時に彼の作品に一貫して含まれているメッセージも忘れていない。それは人間に対する愛情であり生きる希望、自由であり、決して説教染みた軽薄なものではない。彼のあらゆる作品は一般庶民を土台に成り立っている。視線の先には常に大衆がある。チャップリン映画の素晴らしさはここにあると思う。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-31 08:31:28)
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99.まぎれもなく来世へ受けつぐ価値ある偉大な映画、すばらしいものを観せてもらいました。さすが世界を舞台とする男の作品は違います。各シーンの意味の深さ、そしてなによりあの最後の演説ですね。『チャップリン』という人物が俳優という枠組みを越えて私の心に直接訴えかけてきます、ストレートに映画の力というやつを感じることができました。 【PPOSSTU】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-03 15:40:35)
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98.ここ10年以上観てないのでラストの素晴らしい演説くらいしか覚えていないのだけど、地球人類が平和共存していく上で必要な思想を強烈に訴えている点で本作は人類の宝と言っていいと思います。 ↓以下で書いておられますが、映画館でラストに拍手が起きたのはすごい納得。私もその場に居たかった! 【じゃん++】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-08-18 12:38:15)
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97.こんな事言うと誤解されちゃいそうだけど、チャップリンはホントはこんな映画作りたくなかったんじゃないかと思う。もしナチスの台頭→第二次世界大戦という歴史の悲劇がなければ、彼は多分この作品や「殺人狂時代」は撮らずに、ずっと涙と笑いで溢れた呑気で素敵な作品だけを作り続けた筈だ。この、映画史上最も勇敢な作品によってチャップリンは英雄視(偶像視)されるようになったけれど、それは彼の本意ではなかったと思う。彼は立派な英雄になんてなりたくはなかった。ただ単に彼の愛するもの―ささやかな平和や人々の笑顔―を守りたかっただけなんじゃないだろうか。「独裁者」というとどうしてもナチスに対する風刺やラストの「世紀の六分間」の事ばかり大きく取り上げられ過ぎて、ともすれば他の場面はどうでも良いかの様に思われがちだ。しかし、例えばヒンケルの一時的なユダヤ人迫害緩和政策によって訪れた束の間の平和のある日、床屋とアンナとの初デートを皆が祝福しているシーン。アンナに「彼の様子を見て来て」と言われた女の子が仕事中の床屋を見に行って、アンナに叫ぶ。「まだ、はげあたまをみがいてるわよ!」。僕はこの作品の、こんな何気ないシーンも大好きだ。そもそもチャップリンが好んで描いたのは、偉人でも英雄でもない、しかし善良で愛すべき市井の人々ではなかったか。冷静に「映画」としての出来を見れば、この作品は特に優れているとは言えない。何人の方が指摘されているように全体的なバランスが悪いように思う。しかしそれは、彼の「止むに止まれぬ衝動」によって生まれた「作らざるを得なかった」作品だからだ。僕はチャップリンも、この作品も大好きだ。でもそれは決して彼が英雄だからでも「喜劇王」だからでもない。彼の数々の映画が、僕のようなボンクラにも「夢を見ることの大切さ」を(少し恥ずかしそうな笑顔で)語りかけてくれるからだ。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-15 17:30:44)
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96.この時代にこういう映画を作ったチャップリンはやっぱりすばらしいなーって正直思いました。今見るとやや退屈するとこもあったけど時代背景やどれほど戦争は愚かかとかヒットラーの素顔をうまく表現していたりといろいろ考えたらこうなっちゃいました 【ヴァッハ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-26 13:03:16)
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95.独裁者と入れ替わるって発想は良かったのに、最後の演説が長くてちょっとうんざりです。チャップリンの出自からして必死だったんでしょう 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-12 06:56:07)
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94.意外と物静かな床屋とぺちゃくちゃ喋る女ハンナの恋。ポーレット・ゴダードはモダン・タイムスの時からすると、ちょっとオバチャン化してしまってた事実に少し哀しい思いはありますが、やはり彼女は見ていて素晴らしいです。彼女の存在価値ってものすごいものがあると思うのです。その薄汚れた顔やら身すぼらしい格好からはとてもひまわりには見えないんですが、明らかに雑草系の役柄やってるんですが、彼女からはとても伝わってくるものがあるのです 例え雑草のような身分であっても精一杯生きていくんだって事がその生き生きとした目やら動きやらその元気さから伝わってくるのです。そしてユダヤ人である上の厳しさや緊迫感だってひしひしと伝わってくるのです。そんな意味からやっぱ素晴らしいのです、彼女って。 って、あれっ?独裁者については?ヒンケルについては? 感想は?^^; 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-09 22:02:04)
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93.いつの世も争いごとは尽きることが無い。大きなところではそれが国と国との戦争となり、小さなところでは”ここ”でさえも争いの場となる。序盤にハンナがSSのような奴らに向かって文句を言ったらやり返されてトマトを投げつけられるシーンがある。よく見ると彼らには顔が無い。というより顔というものの必要性が無い。集団でありかつそれを攻撃する目標が同じならそれでいいだけなのだ。それらは自分達が気に食わないものを排除していく。名も無き同志達と同じゅうして潰していく。時世にあった時世に則った集団がいろんなところを食いつぶしていく。時世だから仕方が無い? それに従ったほうが楽に生きられる? 果たしてそうだろうか? ぶん殴られて叩きのめされようが立ちあがってきた人の方が格好良いし、後世もその人達を評価するはずだ。頑固者はいつの時代も損をするし憎たらしく思えてくる場合もそりゃある。だけど、私はいくら嫌でもそんな人間を尊敬したい。 --- ”頑固者”にこのレビューを捧げる。 --- 2005/5/26 tetsu78 【tetsu78】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-26 01:31:56)
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92.演説に尽きる。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-06 12:27:53)
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91.いままでチャップリン映画はほとんど娯楽としてみていたけど、この作品は実際の時代背景とあわせたとき、それだけでは見方を囲えなかった。笑えるところもあったけど、やっぱり最後の演説はいつになく真剣さが伝わってなんだか心が動かされた。みんなに見てもらいたい作品の一つにいつも挙げておこうと思っています。 【ノス】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-02 15:14:26)
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90.演説シーンは1000年後に残っていてもおかしくない。チャップリンはお茶目で、やさしくて、偉大な人物だ。 【マイアミバイス】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-30 00:30:06)
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89.ギャグも命がけ、ここでのチャップリンは明らかにキートンよりも危険なことをしています。ここまで完璧な映画はそうそう無いと思いますが、逆に完璧すぎてちょっと入り込み難いところがあるような気がします。何を喋っているのか分からないにも関わらず笑えるヒンケルの演説。愛と自由、そして正義について訴えたチャップリンの言葉は 果たして今の人々の耳に届いているのでしょうか…? 【かんたーた】さん 8点(2005-03-16 16:00:53)
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88.世界でヒットラーを基にした唯一無二な映画。チャップリン、やってくれますねぇ。現在映画界で活躍するジム・キャリー、ローワン・アトキンソン、ジャッキー・チェン、テリー・ギリアム含むモンティ・パイソンなど数々の俳優が尊敬、ミッキーマウスの動きのモデルとなったチャップリンが初めて言葉という言葉を発するのがある意味ドキドキ。今まで見たチャップリン映画はほっとんどサイレントだったのでむか~~~~しに聞いた声はもう忘れてましたな。ラストの演説なんかはもう伝説以上の伝説にも感じる。この映画の中で二人のチャップリンが出てくるもその演説で二人のチャップリンが一つになり、善人なチャップリンが生き残ったという印ではないのかなぁと感じます。演説の台詞にヒトラーはブチ切れたそうですが、何度も見たという伝説も残ってます。トーキーではパントマイムは通用しないし動きもコマ数が標準になったのであの考えられない動きはもう見れない・・・うう・・・残念。
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87.チャップリンの映画を見たのはこれが初めてですが、微妙。ドラマとしてはそこそこ楽しめたが、コメディとしては全ッ然笑えない。笑いは当時の人は爆笑だったのかもしれないが、現代人(一部を除いて)には全く分からない笑いです。それと、最後の演説ですが、これがないと作品がうまくまとまらないとは思うけど、内容が「あ~そうきちゃったか~」と思わず口走ってしまうくらい内容が普通でした。まぁ当時の情勢から見ると、作品のテーマも、最後の演説の内容も凄いのかもしれないが、今見る分には演説の内容に関しては全然ピンとこない。 【A.O.D】さん 5点(2004-12-23 20:14:04)
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86.多くの人に見てもらいたい。あの時代に作った作品だからこそ、それだけで価値がある。今後もきっと永遠の作品となるだろう。チャップリンが生きた時代。この作品と共に事実が風化しないことを祈る。 【西川家】さん 8点(2004-12-01 16:54:50)
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85.チャップリンはやっぱりすごい。 【すごろく】さん 8点(2004-11-07 13:45:19)
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84.ごめん、実はこの映画、めちゃめちゃ苦手やねん。なんでか、ゆーたら、最後の演説シーンを頭に思い出すだけで、人前でも涙目になってまうから。嘘ちゃうって。これ、ほんまの話。淀川さんがこの映画の話してるだけで、俺、おお泣きしてもーたもん。メッセージ性とかヒトラーとか映画としてどう?とかもうそんなことはどーでもえーねん。役としてじゃなくチャップリンとして、天国の母へ平和を願って語りかけるあの演説には、ほんと俺の涙を誘う、この世界で、単純だけど大切な思いを感じるねん。もうそれだけ。それだけで、これ書いてる今も涙目やねん。やっぱりちょっと俺おかしーかな。 【なにわ君】さん 10点(2004-08-25 16:17:03)
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83.有名なラストの演説なんかはなるほどなぁと感心しました。単に温かいコメディ映画ではないんだなと思いました。みなさんの評価通り、時代背景を考えたら凄まじい映画だなぁと思います。チャップリンの映画人生ってのはホント感動します。良い映画ですね。 【たにっち】さん 7点(2004-07-17 22:17:15)
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82.「よくこの時期に作ったなぁ」とビビりながら観た、チャップリン作品です。 【axion】さん 10点(2004-07-01 03:10:47)
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