4.本作で最大の”謎”は、インディペンデントでアバンギャルドなリンクレーター監督が、何故こんな題材で、それもイケメンなスター俳優を揃えて作ったのかということか…。とにかく、純粋なエンタテインメントとしてはいささかユル~イ出来映えだし(もっとも、そのズレた調子こそが面白いと言えるのかもしれないんだけど…)、一度も殺人を犯さなかった強盗一味の「伝記(?)」自体が、そんなに映画的だとは思えないし。ただ、20世紀初頭にもこんな”まったり’と生きていた野郎たちがいたこと、そんな面々への親近感を隠さない眼差しは、常に「悲劇」へと突っ走っていった1970年代前後のアメリカン・ニューシネマへの「反歌」と受け取れなくもない。どなたかも書かれていたように、ここでのマシュー・マコノヒーは『明日に向かって撃て』のポール・ニューマンこそを意識したものだろうと、ぼくも思いましたし。そんな角度から見たなら、なかなかに興味深い作品ではありますよ。エンドタイトルの”趣向”も、ゴキゲンだし。 【やましんの巻】さん 7点(2003-11-17 14:26:20)
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3.米国史上最大の列車強盗という「偉業」を成した四兄弟を憎めないのは、誰も殺さなかったということと、やっている本人たちに後ろめたさがないというか、妙に堂々としているからかね。しかし、世に免罪の多いことを考えると、これは不公平だよなあと感じなくもない。マコノヘー、あんまりかっくいい役より、これくらいの方が好き。おお、それからイーサン・ホーク、楽しそう!案外お笑いもいけるんではないかい。 【ぶんばぐん】さん 7点(2001-05-28 05:01:22)
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2.俺もびびった!最後じじーが出てくるんだもの。出なければ5点くらいだった。つまり最後まで実在のって気付かなかった。このマシューってあんまり好きじゃないな。 【あまぬま】さん 7点(2000-11-06 22:31:59)
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1.思ってたよりもコミカルでテンポがいい。強盗の美学もかいまのぞけた気がした。四兄弟はあまり似てないけど、やたらテンションが高いE・ホークが不気味(笑)。「ER」のJ・マルグリースは意外としっとりした演技で好感。ラストの兄弟本人の映像にはビックリさせられた。 【びでおや】さん 7点(2000-08-25 03:25:21)
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