7.この映画を観た当時、私は小学生。私はこの映画の影響を強く受け、夏休みの宿題の図画工作で粘土細工の『豚』を作る。見事、『犬』として校内コンクール金賞獲得。なんか違うなあと思いつつも天狗になった。 【ブン】さん 8点(2003-10-22 17:35:08)
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《改行表示》 6.ネタバレ じつはちゃんと見たのは初めてです。宮崎駿の価値観がもっともシンプルかつストレートに表現されてるのかもしれません。久石譲の音楽は「ハウル」と「紅の豚」がもっとも美しいと感じます。 おそらく「風立ちぬ」の堀越二郎が飛行機に託したのも《自由》という夢だったのでしょうが、それはあっという間に近代国家の戦争や全体主義の道具になってしまったわけですね。この「紅の豚」では、国を捨ててお尋ね者(盗賊)になった男の姿をとおして、本来の飛行機乗りの素朴なロマンティシズムを描いてるわけですが、それとは逆に「風立ちぬ」では、戦争の現実のなかで近代国家の道具にならざるを得なかった男の姿を描いてる。そういう意味で、2つの作品はちょうど対照をなしてるといえます。 資本主義に適合しやすいゲルマン民族のプロテスタンティズムとか、日本人やドイツ人のような勤勉さに比べると、イタリア人のラテン的な特質は欠点に見えたりもするわけですが、裏を返せば、近代国家に適合しきれない自由な精神こそがラテン民族の美点でもあるわけよね。たとえばベルトルッチやビクトル・エリセの映画などを見ていると、イタリア人やスペイン人にとっての《ファシズム》は一種の病気だったと感じられるのですが、その一方で日本人やドイツ人の場合は、もともとの民族性がかなり全体主義的だし、それは戦後になっても変わってないように見えるし、ファシズムの捉え方がちょっと違うんじゃないかと感じます。 そう考えると、「紅の豚」の舞台がイタリアであり、「風立ちぬ」の舞台が日本であるのは必然かもしれません。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 8点(2025-05-10 01:00:44)
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5.ネタバレ 個人的にはジブリ映画で一番好きな作品。この作品に出てくるバカな男達。男から見てかっこいいと思える男。彼らに男のロマンを見るのは私だけではないはずだ。女性から見れば「男ってバカよね」って思うかもしれないが、男はバカなんですよ。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-11-15 00:05:27)
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4.ネタバレ 豚が格好良いのではなく、登場人物皆が格好良い。肩の力が抜け、物語を俯瞰して眺めることが出来るようになり初めて解る紅の豚の良さ。初見の中学生のときは退屈で最後まで見るのも辛かった。そのときにはこれほど好きになれるとは思いませんでした。年齢を経るごとにじわじわと良さが解ってくる文句なしの名作です。 【kirie】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-05-21 00:03:16)
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3.なんてカッコいい豚なの。まるで渋い実写映画のような面白さ。あの景色というか、世界に行ってみたい。あの世界に生きてみたいです。 【鉄男】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-02-16 10:34:55)
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2.空や飛行機へのあこがれは人一倍強いつもり。なので宮崎作品といえばこれ。この映画のどこか遠くを見ている感じ、腹八分目なところも好きです。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-27 01:29:35)
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1.マンマユート団が面白すぎですね。ちなみにマンマユート(Mamma Aiuto)とはイタリア語で「ママ、助けて」って意味です。
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