28.ゴォ~~ッという風の音とともに姿を現したミフネが宿場に着くと、その町にもゴォ~ッという風が不穏な空気と戯れています。望遠レンズで圧縮された空間が暑苦しく人や物や背景の距離を埋め、緊迫した濃密なフィルムを造形しておりますが、このゴォ~ッという風が、暑苦しさを静めながら緊迫感を増幅させております。そしてラストの対決シーンで舞い上がる砂煙、何度も何度も舞い上がる砂煙に、苦労して撮影したであろう作り手の楽しさが伺えました。棺桶作りに精を出す桶屋がコンコンと釘を打ちながらも、血生臭さを感じさせない作品となっているのは、ミフネの脇を固める役者のキャラクターの豊かさでしょうね~。前歯が一本欠けている加東大介のその通りの抜け具合に前金で三十両差し上げたいと思います。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-05-01 23:50:39)
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27.これはいいですね。ヒーローもので、強くてかっこよくて、セリフも気が利いている。話がわかりやすいし、駆け引きがあるので話に引き込まれる。話を変に広げないで、シンプルかつ大胆に。面白かったです。 【るいるい】さん 9点(2004-12-05 17:46:51)
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26.面白い。三船敏郎かっこよすぎる。男も惚れるっちゅうやつですよ。 羽織から腕を抜いてアゴをなでる仕草なんかたまらんね。 【ぱぴんぐ】さん 9点(2004-11-16 15:12:56)
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25.三船の格好良さもさることながら登場人物全般に粋な台詞回しがとてもニクイ作品ですね。刀を極力抜かない強くて優しい男がとにかく素敵。風が効果的に使われているがこれが物語りの殺伐とした雰囲気をとてもあらわしています。 【たにっち】さん 9点(2004-11-14 19:11:53)
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24.ネタバレ きっとこなれた脚本というのはこういうことなんだ。何度見てもセリフが残る。最後の決闘シーン、毎回ゾクッと来てしまう三十郎がにやりと笑うところから、またまた毎回ゾクッと来る「あばよ」までがちょっと長いかなと思う点が無理矢理引く減点対象。
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23.面白い。見ていて全く飽きない。 色々と監督や評論家が御託を並べる面白くも無い映画を ありがたがって見る人たちがいるが、まず面白くなくっちゃ、映画は。 ストーリーやキャラクター、セリフなど全てが最上のエンターテイメント。 【amicky】さん 9点(2004-09-26 13:16:35)
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22.三船は存在感がありますね。ジャイアント・馬場が出る予定だったんですけど流れたそうです。 【ロカホリ】さん 9点(2004-09-21 00:12:22)
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21.映像に圧迫感があります。三十郎は肩を揺する癖や、失敗するシーン等で、愛すべきキャラに仕上がってると思いました。 【デューク】さん 9点(2004-06-27 02:15:58)
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20.日本で今これだけの力作を作れる監督はいるのか? 【アルカポネ】さん 9点(2004-06-04 14:38:02)
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19.駆け引きが満載の屋外密室劇という感じ。とにかく面白かった。人がここ一番でとる行動の理由は、やはり損得抜きの情なのだな、と。優しくて不器用な三十郎に男を見た。 【ラーション】さん 9点(2004-05-13 00:43:45)
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18.世界の三船が魅力を十分に発揮している。これは、黒澤作品と言うより三船の作品という印象だ。表情と台詞の一つ一つに男の心意気が感じられる。悪いやつらに対する嫌悪、弱い者への気遣い、ちょとした照れやユーモアまで、見事に演じている。浪人の人間性が観るものへはっきり伝わってくる。そして、言葉がいらない刀さばきの完璧さ。全編を通した知的な戦略が、少ない斬り合いのシーンをより引き立たせている。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-26 23:17:35)
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17.桑畑三十朗の肩の揺らし方、刀の使い方、そして台詞の言い方、 どれをとっても一級品!やはり、桑畑三十朗を演じれるのは三船敏郎 だけだと思う。素晴らしい演技だった!ストーリーは、 小さな村の縄張り争いなのにとても範囲の広いスケールが大きな 映画のように思えた。こんな風に思えるのも黒澤明監督の 素晴らしい演出からだと思う。 【ボビー】さん 9点(2004-03-22 09:57:32)
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16.刀1本腰に差し、どこへ行くかは気分次第。剣の腕は滅法強く、悪いやつらを叩っ斬る。う~ん、カッコイイゼっ! 「とにかく面白い映画をつくる」という黒澤監督の心意気が素晴らしい。そうだよ、娯楽映画はこういもんだよ。説明くさい台詞が一切無いのに、いつの間にか宿場の情勢が頭に入ってしまう導入部から一気に魅せてくれる。そして「あばよ」と言い残し、肩をクイッと去っていくのだ。こんなに面白い映画は日本人として誇りっ! 【紅蓮天国】さん 9点(2004-02-08 13:57:07)
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15.七人の侍は別格として、黒澤作品の中でも最も「楽しい」作品です。デフォルメの極致。外界をすべて遮断して、この街の中だけでの対比構造をクッキリと見せ、観客を釘付けにしているよかのようです。三十郎が去った後は、いつまでもこの街に取り残されたような感覚を感じました。東野英二郎達と同じように。佐藤勝のテーマ曲は、もともと記録映画のブルドーザーにつけていた曲だとか。まさに三十郎はブルドーザーです。 【神谷玄次郎】さん 9点(2003-12-16 21:41:40)
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14.ジョージ・ルーカスやらハリウッド知名人が誉めているので見てみました。黒澤作品は「生きる」(泣きました。。)をむかーし見たことあっただけ。白黒だし~ってあまり期待しないで見たんだけど、なんと、面白かった!これこそエンターテインメント!!この頃の日本の俳優さんって個性的な人が多かったのね。三船敏郎が海外で大人気の理由がやっとわかりました。ほんと、スターウォーズのオビワン役、やればよかったのにねぇ~。 【kithy】さん 9点(2003-12-06 01:01:24)
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13.とにかく面白い。今なお、その面白さはぜんぜん色あせるということが無い。このような時代劇が日本にあることを誇りに思う。 【カズゥー柔術】さん 9点(2003-10-21 03:06:42)
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12.クロサワというと最初に出てくるのがこの映画だわ。七人の侍じゃないところが、ちっとおかしいところなのかなぁ。 【DeVante】さん 9点(2003-09-06 18:01:45)
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11.黒澤&三船コンビは永遠に不滅です。三船敏郎の圧倒的な存在感カッコよすぎです。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-06-08 11:21:30)
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10.この映画の面白い所は、観客をも惑わす三十朗の言動と、その揺ぎ無いカッコ良さにある。これを観た世の男は必ず、三船敏郎演ずる三十朗に憧れを抱くことだろう。 【コバルト】さん 9点(2003-03-22 10:42:21)
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9.映像としての力も充分だし、愛すべきキャラクターを演ずる加藤大介もイイ!実は「ダーティハリー」に小さな影響を与えていたりもする。 【るーす】さん 9点(2003-02-15 23:34:58)
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