映画『サイコ(1960)』の口コミ・レビュー(4ページ目)

サイコ(1960)

[サイコ]
Psycho
1960年上映時間:109分
平均点:7.77 / 10(Review 273人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-09-04)
ホラーサスペンスシリーズものモノクロ映画ミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-08)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督アルフレッド・ヒッチコック
演出山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ/TBS】)
キャストアンソニー・パーキンス(男優)ノーマン・ベイツ
ジャネット・リー(女優)マリオン・クレイン
ジョン・ギャヴィン(男優)マリオンの恋人 サム・ルーミス
ヴェラ・マイルズ(女優)マリオンの妹 ライラ・クレイン
マーティン・バルサム(男優)私立探偵 ミルトン・アーボガスト
ジョン・マッキンタイア(男優)保安官 アル・チェンバース
サイモン・オークランド(男優)フレッド・リッチモンド
パトリシア・ヒッチコック(女優)キャロライン
ジョン・アンダーソン(男優)チャーリー
アルフレッド・ヒッチコック(男優)マリオンが事務所に戻った際、その窓越しに姿を見せる男(ノンクレジット)
ヴァージニア・グレッグノーマ・ベイツ(ノンクレジット)
ジャネット・ノーランノーマ・ベイツ(ノンクレジット)
辻谷耕史ノーマン・ベイツ(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木優子マリオン・クレイン(日本語吹き替え版【ソフト】)
小山力也マリオンの恋人 サム・ルーミス(日本語吹き替え版【ソフト】)
相沢恵子マリオンの妹 ライラ・クレイン(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆私立探偵 ミルトン・アーボガスト(日本語吹き替え版【ソフト】)
飯塚昭三保安官 アル・チェンバース(日本語吹き替え版【ソフト】)
磯辺万沙子ノーマ・ベイツ(日本語吹き替え版【ソフト】)
伊藤和晃(日本語吹き替え版【ソフト】)
掛川裕彦(日本語吹き替え版【ソフト】)
長克巳(日本語吹き替え版【ソフト】)
西沢利明ノーマン・ベイツ(日本語吹き替え版【テレビ東京/フジテレビ/TBS】)
山東昭子マリオン・クレイン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
広川太一郎マリオンの恋人 サム・ルーミス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
武藤礼子マリオン・クレイン(日本語吹き替え版【フジテレビ/TBS】)
川合伸旺マリオンの恋人 サム・ルーミス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木弘子マリオンの妹 ライラ・クレイン(日本語吹き替え版【フジテレビ/TBS】)
島宇志夫私立探偵 ミルトン・アーボガスト(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
雨森雅司保安官 アル・チェンバース(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
岡部政明フレッド・リッチモンド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
京田尚子ノーマ・ベイツ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木れい子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
吉田理保子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
木原正二郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
渡部猛私立探偵 ミルトン・アーボガスト(日本語吹き替え版【TBS】)
八奈見乗児保安官 アル・チェンバース(日本語吹き替え版【TBS】)
加藤正之フレッド・リッチモンド(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子(日本語吹き替え版【TBS】)
郷里大輔(日本語吹き替え版【TBS】)
屋良有作(日本語吹き替え版【TBS】)
西川幾雄(日本語吹き替え版【TBS】)
大方斐紗子(日本語吹き替え版【TBS】)
原作ロバート・ブロック「サイコ」(早川書房)
脚本ジョセフ・ステファノ
音楽バーナード・ハーマン
撮影ジョン・L・ラッセル・Jr
製作アルフレッド・ヒッチコック(ノンクレジット)
配給パラマウント・ピクチャーズ
美術ソウル・バス(タイトル・デザイン)(ストーリーボード・アーティスト)(ノンクレジット)
ロバート・クラットワージー
編集ジョージ・トマシニ
録音ウォールドン・O・ワトソン
その他ジョン・“バッド”・カードスbird handler(ノンクレジット)
ソウル・バス(pictorial consultant)
あらすじ
不動産会社で働くマリオンは、金に困った恋人と結婚したいがため、突発的に会社の金4万ドルを横領。車で逃走する際に豪雨に会い、旧道沿いにあるさびれたモーテルに飛び込んだ。そこは人の良さそうな青年が経営するベイツ・モーテル。経営者のノーマン・ベイツは日が暮れてからやってきたマリオンを夕食に誘う。が、彼の母親は彼女を自宅に呼ぶのは嫌だと言う。結局モーテルの応接室で食事をとることになった。しかし、その応接室は鳥の剥製が並ぶ不気味なところであった・・・。
スポンサーリンク

💬口コミ一覧(9点検索) [全部]

8.ネタバレ 50年以上前の映画ですが、さすがのデキですね。
あまりにも有名なバスカーテン越しの刺殺シーンは圧巻でした。
それにしても『お母さん』ご立派な歯をされてましたね。
豪傑ブリがうかがえました。
ろにまささん [DVD(字幕)] 9点(2012-11-12 10:43:18)
👍 1
7.ネタバレ オープニングのヴァイオリンのストリング!バーナード・ハーマンの神BGM、ソウル・バスの演出。ヒッチコック映画のオープニングでも1、2を争うワクワクするOPだ。
ヒロインの心理描写も良かったぜ。
ハイウェイを走らせる車。闇、土砂降りの雨の中を難しい表情で走り続ける。頭の中で色んな男の野次や考えがグルグル聞こえる。これだけで不安になる。
ただ後半の展開は何だよ?気をてらったとかそんなレベルじゃねえぞ?あれだけヒロインの心理掘り下げといて何だよ?オマケにロングが可愛いジャネットをショートカットにした挙句途中下車…「何が巨匠だふざけんな」というのが俺が「サイコ」を初めて見た時の第1印象だ。
この作品を見直したのも他の作品で感動したのがキッカケだったし、そうじゃなかったら二度と再評価しようだなんて思わなかった。
まあもう1回見たらやっぱり面白かった。
でもさ、大体本作の主人公は誰だよ?現生盗んだヒロイン?それともホテルの異常な管理人か?後者が最初からメインだったら俺はこの映画に100点やるぜ。
むしろホテルの場面から始めてくれたらな~とずっと思っていた。
しかし今回はしばらく彼女のドラマが続いただろう?だから予想外の展開でビックリするのは確かだが、逆にそういう事をされる大いにガッカリしてしまうのだ俺は。
でも二重人格の異常者を演じたアンソニー・パーキンスの演技は素晴らしい。
普段は大人しい青年、だが心の中には「同居人」を匿っている。絵に隠してあった覗き穴、鳥の剥製の不気味さ、手にべったり付いた血、それに殺人の時のえぐさも凄いね。
一撃じゃなく、何回も裂くようにナイフを突き立てる。
有名なシャワーシーンだが、イマイチ迫力にかける。音楽でごまかしてんだろ。
ヒッチコックの演出かと思ったら、ソウル・バスの演出だった。それでも無残に見開いた瞳は怖い。
二度目の「ナイフ」は迫力があったぜ。ソウル・バスの演出はシャワーシーンよりも階段の場面を評価したい。
終盤のヒロインの夫や姉が殺人鬼の謎を探っていく時の緊迫感。
女の服をまとった「同居人」が怖いこと怖いこと。
ノーマンの肉体を支配したのは「同居人」だった。
愛情、嫉妬、憎悪、狂気・・・最後の笑みはノーマンか「同居人」か。
殺される側の恐怖、殺す側の狂気…沼底から引き上げられる車が印象的なラストだった。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-30 10:17:28)
6.ネタバレ すげえ面白い。こんなに面白いサスペンス映画初めて見た!前半は金を持って逃げる女の捕まるのではないか?という恐怖感と不気味な男の存在自体の恐ろしさで見事に引っ張り、前半だけでも映画として成立するレベルのクオリティだと思います。さらに有名なシャワーシーンもあり、後半の導入部として優れているだけでなく、見どころに溢れていて感心します。後半は私立探偵が活躍するのかと思いきやミスリードで不安を煽り、男の本性が明らかになるにつれ恐怖が増していくホラー・サスペンスとして完璧な流れを経て精神科医の種明かし。こちらもただの解説にとどまらない恐ろしさがあり、ラストショットがより恐ろしく感じられるようになっています。女が車内で想像していた被害者たちの声が演出上の伏線になっているのも凄いんですよね。完璧な映画じゃないか。俳優の演技も良いし、大満足です。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-30 19:32:06)
5.ネタバレ 他人の金を横領してしまった女性の逃避行?→まさかの惨殺!→足跡を追う探偵。これも殺害!犯人はノーマンの母親か?→母親は既に死亡。一体どうなっている?・・・と観客を振り回してくれる素晴らしいプロット。二名の殺害や母親が振り向くシーンの構図もすごい。サスペンス映画の教科書などと称されるのも分かる出来です。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 9点(2016-02-07 11:46:33)
4.ネタバレ 第一に、やはり最大のウリはその「真相」の異常性であり、ソコは確実に世紀の優良アイデアで、ソレがもたらす特大の衝撃度とゆーのは半世紀を経た現在でも全く色褪せていない。その分、そのアイデアを生かすべく組み立てられたお話それ自体はワリとシンプルな様に見えるし、そもそも1960年の作品でありながらモノクロなのも含めて質感は確実にもう少し古い映画のモノでもあると言える(それこそ往年のヒッチコック的な)。その意味では、これも典型的な「古典的」名作という作品だなあ、と改めて観ても感じるのである。

ただ、何度観てもやはり実に面白い、そしてそれは一重に、色々な要素がどれも高度に考え抜かれて全体として完成度が極めて高い、というコトに尽きるとも感じる。序盤から連続する秀逸なサスペンス的演出には毎度惚れ惚れしますね。憂鬱な情事に始まり、不気味な警官だとか、マリオンとノーマンの食事シーンなんかも大好きです(ノーマンの垣間見せる狂気の奥ゆかしさが)。中盤はアーボガストが実にイイ味を出してます。彼がノーマンを問い詰めるシーンも好きですね(よく見るとここもカメラ構図とか照明とか実に凝っていて出来が抜群ですよね)。

そして終盤は…初めて観たときには人生で最大に度胆を抜かれましたね(とは言えワタシ、実はリメイクを先に観てしまったのですケドね)。ただその瞬間、母親の椅子をこちらに回したシーンの衝撃は今でも忘れられません。その後は確かにオーラスの「解説」はこれが無い方が望ましいのでしょうが、時代を考えればこれも仕方の無いことで、それがオミットされているからと言ってリメイク版をオススメするよーなコトも絶対にありませんし(私の様な犠牲者は他には必要ありませんから)。

BSで放送されても、アマプラに出て来てもつい観てしまいますね。少なくとも一生に一度は観るべき伝説のスリラー、でありましょう。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 9点(2019-11-20 21:35:53)
3.ネタバレ ワンスアポンアタイムインハリウッドで、とても魅力的にノスタルジックに描かれた、60年代のアメリカの光景が、この映画にはそのまんま収められている。何気なく道を走る車とか、衣装とか、街並、こういうのは今後一層価値を増すだろう。
映画の内容も、2020年にもなりゃ、目新しく感じるのはない(いやいや、これが一番新しいんじゃ)。ただ、ラストのラスト、車のドアップは、虫唾が走るほどグロかった。
no_the_warさん [DVD(字幕)] 9点(2020-03-23 22:34:32)
2.超久しぶりに再見。有名なシャワーのシーン以外、結末も含めてまったく覚えていませんでしたが、やはり傑作だと思います。これまでヒッチコックの映画をそれなりにいくつか見てきましたが、個人的にはこの作品がベストかなと。
前半は〝女の性と浅知恵〟(今どきこんな表現をするとアウトですかね)を感じさせる息詰まる逃亡劇、そして後半は一転して猟奇の世界。最後に脅かす気満々の〝人形〟まで登場して、バリエーション豊かなハラハラを楽しませてもらいました。
しかしこれだけ衝撃的な結末なのに、まったく覚えていない自分にも衝撃。人間は忘れる動物であるということを、あらためて実感させてもらいました。だから平気で生きていられるとも言えます。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-06-18 02:48:52)
1.ネタバレ “Psycho”『精神病質者』。'60年の日本で“サイコ”って言葉がどれだけ通じたか知らないけれど、原題をそのまま使うとは思い切った決断だったと思います。憶測だけど、この映画の影響で“サイコ”という言葉が日本で浸透したんじゃないでしょうか?
私が小さい頃、テレビで放送される映画はカラー作品ばかりで、これだけ有名な作品でも放送されることはなく、高校に入ってから、レンタルで観たんだと思います。でも観る前からテレビの『ホラー映画特集』とかで、この映画のハイライトシーンは観ていました。

サイコのハイライトといえば『女の悲鳴』シーンと『母親登場』シーン。
DVD特典の当時の予告編から『シャワー中に女性が悲鳴を上げる』シーンがあることは、当時の観客も知っていたと思います。
だけど有名な『母親登場』は、御存知の通りこの映画の最高機密となっていて、きっとリアルタイムで観た人は、意外な犯人に驚いたことでしょう。物言えぬ母親の画。女装したノーマン。最後の精神科医の説明が、一般人の疑問の隙間を埋めてくれます。そしてリアルな母親の死体のショックからクールダウンする時間を与えてくれます。素晴らしい。

映画を観る前から結末を知っている私が、この映画で驚いたのは、序盤からノーマンではなくマリオンが主役で、彼女の突発的な犯罪を、映画のおよそ半分を使って、しっかり追いかけたことです。こんな映画だったなんて知りませんでした。
だけどクライム・サスペンスだとしたら、マリオンの犯罪はあまりに愚図愚図です。具合が悪いと会社を早退したのに路上で会った社長に笑顔。仮眠のつもりが寝過ごして警官に起こされる。逃走の車を買い替えるところをその警官に見られ、試乗もしないで700$もの大金をキャッシュで出す。宿帳に偽名で書いたのに、うっかり実名を伝えてしまう。成功の見込み無しの犯罪。

私にとって予想外だったクライム・サスペンスは、有名な『女の悲鳴』を境に主役が入れ替わり、殺人映画に。そして当時の人にとって予想外だったであろう、サイコ・スリラーに様変わりします。
つまりこの映画の本当に凄いところは、『母親登場』の最後ではなく、その最後に至るまでの過程の方にあるのでしょう。愚図愚図なマリオンの犯行と、4万$の行方にヒヤヒヤし、今度は異常な母親の犯行を隠すノーマンの気持ちになって、マリオンの死がバレないかとハラハラします。だからこその、そして最後は…。になるんですね。
沼から引き上げられる車のトランクには、序盤のキーアイテムの4万$と、後半のキーアイテムのマリオンの死体が一緒に入っています。そのトランクのアップで終わるのもまた、一本の映画としてのパッケージングの上手さ爆発です。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 9点(2023-07-04 22:21:03)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 273人
平均点数 7.77点
000.00%
110.37%
210.37%
320.73%
420.73%
5145.13%
63111.36%
75520.15%
86925.27%
96824.91%
103010.99%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.72点 Review11人
2 ストーリー評価 8.80点 Review20人
3 鑑賞後の後味 8.05点 Review19人
4 音楽評価 9.00点 Review22人
5 感泣評価 4.42点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1960年 33回
助演女優賞ジャネット・リー候補(ノミネート) 
監督賞アルフレッド・ヒッチコック候補(ノミネート) 
撮影賞ジョン・L・ラッセル・Jr候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ロバート・クラットワージー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1960年 18回
助演女優賞ジャネット・リー受賞 

■ ヘルプ