8.原作未読であるという事がある意味苦痛に感じられる程、 状況説明・人物説明を限りなく省いた展開には少々戸惑いを覚えるだろう。 【ザ・ロック】【ダイ・ハード】【沈黙の戦艦】【ホワイトアウト】 【機動警察パトレイバー2】等々、テーマとしての既出作品を挙げれば キリがないがアクション作品としてはわりと卆なく纏めている。 あくまでアクション作品としてはだが・・。 では何がこの作品の短所として挙げられるのか。 やはり決定的なのが動機が不純であるという事に尽きる。 国の現状を憂えた防大生の論文を弾き金として これだけのクーデターを画策し実行に至るものか? まぁクーデターを起こす事自体は黙して已まんが、 其れを起こす真の理由というのが語られた時に (私怨に駆られ前後不覚に陥った親があらん事か 某国の工作員と手を組み練り上げた謀略)ハッキリ言って興醒めした。 クーデターという右傾化したプロットを用いるのであれば 個人の感情など徹底的に排し完全なる悪を創造すべきだ。 そうした観点を基に見直してみるとやはり粗が目立つ。 豪華俳優陣の一人々々のキャラは立っているのに 脚本の拙さ故にスポイルされてしまったのには残念。 道化役(世俗的国民代表)である梶本総理のボヤキ発言(独り言)が面白い。 「長く掛かりそうか!?」 「今日中に選挙区に帰らなきゃならんのに・・ったく・・。」 「なんで俺ん時に・・・。」 国家の危機なんかまるで蚊帳の外。 つくづく平和な国で愚鈍な国家であると感じてしまうが、 泥沼の戦争よりは100倍いや1000倍マシだ。 たとえそれが平和を金で買う行為だとしても・・・。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 00:25:02) (良:1票) |
7.日本での軍がらみのアクション映画って雰囲気を楽しむ感じでした。そーゆう臨場感が好きなら悪くないです。悪くないんですが、なぜ中井貴一演じる某国の隊長は、敵にトドメをささないのか?この点を見逃すことはやっぱり無理っす。だってただでさえ、優しいお兄さん的な雰囲気の中井貴一が、おかげで、まったく脅威に思えないんですもん。これをビートたけしがやってたなら、例えば、副長は確実に頭をぶち抜きますし、ラストの真田広之のもみ合いも即、頭か胸打って殺すでしょう(足を打つほうが難しい)。多分、真田広之が好きなんでしょうね~。ただ吉田栄作だけは致命傷を負わせてましたな~。嫌いなんでしょうか?まー、普段なら見逃す突っ込みですが、中井貴一を観てるとどーしても突っ込みたくなったんで。多分、好きだからイジリたくなったんだと思います。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-16 00:53:01) |
6.メッセージはある程度、伝わってきたけど、、、原作未見じゃ辛かった。 皆さんおっしゃっているように、演者は豪華でしたね。 ちょい、もったいないぐらいでした。 【静葵】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-31 08:28:51) |
5.原作は未読だが、原作やパンフを見ないと 理解できないっぽい複線が多数あるのはいかがなものか。 重たい雰囲気を美味く醸し出してるとは思うが、 いかんせん説明不足です。消化不良気味。 【ふくちゃん】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-21 07:00:24) |
4.原作既読の立場から言わせて貰うと、う~ん、これは勿体無い。映像化すれば絶対オイシイに違いないシークエンスがことごとくカットされている。自衛隊の護衛艦同士の戦闘も、最後の描写はあんなだし。原因としては、1.予算不足 2.たとえフィクションと言えど、自衛隊員同士が殺しあうシーンは極力カットして欲しいと、本物の船使わせてもらってるところから頼まれた。3.監督のポリシー。さあ、どれなのでしょうね。 確かに、「亡国の・・・」というタイトルに魅かれ、日本の国防問題を考えるため、映画館に足を運ぶ人もいるでしょう。しかし、この映画のあらすじを聞けば、大半の人は、「ダイハード」や「ザ・ロック」や「沈黙の戦艦」を思い浮かべるはず。この作品に関しては、そうした人々の期待に応えて欲しかったなあ、というのが正直な感想です。 もし、非アクション化を徹底して追及するなら、態々本物の護衛艦借りる必要などない。その代わり、「事件は会議室で起きている」政府関係者の不毛な議論とか、マスコミや東京都民の反応とかの部分をもっと膨らませて欲しかった。どっちにしても中途半端、という印象が否めませんでした。 それと最後に、アクションシーンの肝心なところでスローモーション使うのは・・・もう止めにしませんか? 【東京サンダ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-09-04 02:09:59) |
3.以前NHKの番組で原作者が、好きな日本映画は?という質問で「日本沈没」「新幹線大爆破」「太陽を盗んだ男」をあげていた。ローレライの樋口監督も同じ3つだという。で、意気投合したとの事。小学校低学年時代に「新幹線大爆破」を見て映画好きになった私にとって、この原作者はイッキに親近感の持てる人となりました。で、この原作者は「ダイハード」を見て、「日本でもこういうのできないか?」との思いがあったらしく、そういう原作者の心象・背景を念頭にいれるとナルホドなあ、と感じます。イージス艦が爆弾積んで、東京に突っ込むのは、新幹線が爆弾積んで博多に突き進む状況で、いつどこで爆破させるのか?という設定と全く同じだし、中井貴一=高倉健(犯人)、寺尾聡=千葉真一(運転手)、佐藤浩市=宇津井健(司令官)、原田芳雄=国鉄総裁とも考えられるし、そこにブルース・ウィルス=真田広之を追加したのかなあと。難点は皆さんご指摘の通りの突っ込みどころ満載なのと、アカデミー4大俳優の豪華布陣で散漫になってしまったのと、東京都民がパニックに陥るわけでもなく緊迫感がないのと、犯人役には共感できないし、死に方も無様だし。原作者はたまたま軍事モノの映画化が続いてますが、私はこの人はイデオロギー云々よりも単純にアクション・パニック・サスペンスものをやりたいんじゃないのかなあと思います。よって作中で語られる政治的思想ははっきり言ってどうでもいいというか突っ込む気にもならないです。私の友人に防衛大卒で任官拒否した人がいるのですが、彼曰く「入学時に国を守ろうなんて考えて入学するのはごく少数。他校に落ちて、ただの国立大のひとつとして入学してくるのが殆ど。そういう連中をどうにか教育して幹部にしていくのが防衛大だ」と。本作品で白い服着ているのが、そういう人々だと思うのですが、彼らが皆、従順な寺尾(上官)信奉者で、飼いならされた軟弱で単純な思考回路の人間であるのもうなづけます。一方、都立城東高校卒で、離婚暦があり、団地住まいで、土下座も平気でしてしまう真田が孤軍奮闘し、使命感から国を救う?という選定に、ある種の皮肉(コンプレックス???)を感じるのは私だけでしょうか?リメイクもどきのイマイチな作品が続いてますが、原作者の「なんかやってやろう」という意気込みは感じるので、今後に期待です。 |
2.かなりの説明不足だと思う。原作を読んでないので理解できない箇所が多かった。久しぶりに邦画を映画館で見たが、あれだけ話題になってもやはりこの程度なのか。「ザ・ロック」を頭に浮かばずにはいられない。総理大臣の初登場シーンでの一言はおもしろかった。 【アルテマ温泉】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-06 20:18:06) |
1.モーニングで連載されている漫画の方が面白いですね。 【たま】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-08-01 23:46:15) |