90.ネタバレ 旧4,5,6の三部作で息子ルークを語り、新1,2,3の三部作では父アナキンを語り、そしてこの最終作で新三部作と旧三部作がパズルのピースのようにしっかりと重なり合うのをこの目で見届けました。アナキンのパドメに対する純粋な愛の強さ、これが暗黒面に落ちてしまった一番の要因でしょう。アナキンは元々歳の行き過ぎた状態でジェダイになった為、暗黒面に繋がる悲しみや不安を多く知り過ぎていた。さらにアナキンは生命体の源であるミディ=クロリアンの集合によって生まれた事によってジェダイの中でもずば抜けた素質をかね揃えていた。その為、2では自身過剰で傲慢な青年になり師であるオビ=ワンを酷く困らせていた。そして今作では自分の力を認めようとしないジェダイ表議会に強い不満を抱き、さらに愛する母シミを失った時の苦しみを二度と味わいたくないというアナキンのパドメに対する想いと、パドメに対する深い愛情がアナキンを一瞬にしてダース・ベイダーへと変えてしまったのでしょう。こんなにも丁寧にアナキンを描き、そして旧三部作へ少し無理矢理っぱさも感じたものの、最終的にしっかりと合致させたあの終わり方にはとても満足しています。今思えば、僕にとってスター・ウォーズを始めて目にしたのは今から丁度6年前、父に連れられて二人で映画館へ行ったのを今でも憶えています。父は旧三部作をリアルタイムで映画館へ行った世代だったので、1を見に行く時にスター・ウォーズを楽しそうに熱く語った父の表情は今も忘れられません。さらに三年が経ち、2を観に行く時もやはり父が楽しそうな表情だったのは言うまでもありません。そしてこのEP3観賞後、六年前ならば興奮気味に僕と感想を言い合っていた父は、今回何も喋ろうとはしませんでした。新スター・ウォーズ世代の僕にとってはたったの6年ですが、旧スター・ウォーズ世代の父にとっては28年が終ってしまったのです。僕も落ち込んではいますが、父の落ち込み様から察するとそれはもう波半端なものではないようです。しかし、このスターウォーズという作品に出会った事で僕と父は共通の楽しさを共感し、それは旧新世代を結び付け、そしてこのスター・ウォーズによって僕と父との間に“友情”が生まれたような気がします。そんなスター・ウォーズに僕は心から感謝しています。そして今、スター・ウォーズが父と子の物語りである事を深く理解しました。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-26 01:28:41) (良:7票) |
89.ネタバレ 中学生の時にリアルタイムでエピソードⅣを映画館で観た世代として,一言感想を言わせてください。あの時ははっきり言って,フォースなんてどうでもよかった。ダースベイダーの過去なんかそれこそどうでもよかった。Xウィング対タイファイターのかっこいい空中戦が見られればそれで満足で、最後に正義の味方が悪党どもをコテンパンにやっつければそれで満足だった。当時の映画評論各誌およびパンフレットにも同じ趣旨のことが書かれていたはずです。まあ当時は続編ができることなんかだれも想定してませんでしたから。1978年当時「私はⅣを観てダースベイダーの過去がとても知りたくなりましたよ。」という方はおそらくいないでしょう。(もしいたらごめんなさい。)ウルトラマンや仮面ライダー・宇宙戦艦ヤマトを観て育った私と同じ世代のおじさんたちは,勧善懲悪のごくごく単純なストーリーで,かっこいいメカがぎっしり満載のこの映画(エピソードⅣのこと)に夢中になったのだと思います。だから,その興奮の後に,「実はベイダーはルークのお父さんで・・・」とか,「ベイダーが暗黒面に落ちた理由はパドメを助けたいからで・・・」とか余計な後日談(ん?この場合は前日談か?)を長々と作られても「いまさらそんな細かいこと言うなよ。」という気分になってしまい,いまいち新3部作の世界観の中にのめりこむことができませんでした。私の中では「主役はあくまでもルーク」「ダースベイダーは悪代官と一緒に悪巧みをする越後屋」という位置づけなのです。まあとにかく,これでとうとうスターウォーズが全6作完成してめでたしめでたし。最後に二つだけ突っ込ませてください。皆さんはⅢからⅣへ見事に繋がったとおっしゃいますが,「Ⅳになった途端R2-D2は飛べなくなる」「Ⅳになった途端ライトセーバーでの殺陣が極端にヘタクソになる。」のはいかがなものか。まあこれを何とかしようと思うと新しくⅣ~Ⅵを撮り直すしかないなあ。 【S.H.A.D.O.】さん [映画館(吹替)] 4点(2005-07-22 14:25:33) (良:6票) |
88.ネタバレ 誰か、サラ・コナーを連れてきてパドメの横っ面を張り飛ばしてやってくれぃっ!鬼気迫る母性を見せつけて、目を覚まさせてやってくれっ!サラの足の爪の垢でも煎じて飲むんだっ、パドメよ!さっさと逝っちゃってどーするよ!壮大な夢とロマンと勇気と希望にあふれた大宇宙冒険活劇ではマタニティ・ブルーなんか認めたくないやいっ!大体、ダースベイダーも、孤高で冷酷で慈悲のかけらもない非情さ、その呼吸音を聞いただけで背筋がゾクゾクくるような、強大な力を持った暗黒世界のダークヒーローなんだから!それ故に惹きつけられずにはいられないキャラクターだったのに、こんなに弱くて不安定で愚かなベイダーなんか見たかないやいっ!「ホントはね、ベイダーはやさしい人でね、つらい過去があってね」なんて楽しみ方はファンの想像の範囲で終わらせればいいのであって、こんなに丁寧に映像化されたのなんかいらないやいっ!美しいアナキンとパドメが草原でウフフフ♪ゴロゴロ♪(ep2)なんてどーでもいいやいっ!サル顔ルーク、フケ顔レイア、粗野なハン・ソロの方が何十倍もワクワクドキドキさせてくれたぞぉっっっっ・・・・・・って、まぁ作品として悪くはないと思うけど、スターウォーズと冠がついているだけに、なんだか釈然としない想いがep1~3までどーしても拭えなかった中年のタワゴトです。 【宝月】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-12 14:21:54) (良:3票)(笑:2票) |
87.ネタバレ かつてジョージ・ルーカスという男はキチンと「人間ドラマ」を描く力量をも備えていた映画監督だった事を我々は「アメリカン・グラフィティ」という作品の存在によって確認できる。が、しかし!こやつは「スターウォーズ」第1作の商業的な大成功を契機に監督修行を怠り、製作総指揮やら作品原案やらラクしてオイシイとこ取りを狙ったプロデュース的なポジションに収まるのを好むようになる。磨かれなければいくら才能があろうと花開くこともなく錆びついてしまうコトに彼は気付かなかったのか?案の定、十数年後にCGブリバリでSWシリーズを復活させた彼には上質な「人間ドラマ」を描く力は全く残っていなかった。で、その総決算が本作というワケ。「クローンの攻撃」に7点つけといて何故コレが5点なのか?ソレは前作の方がジェダイたちがまだ颯爽として勧善懲悪的にカタルシスを感じられたから。本作での旧三部作への辻褄合せにバタバタ死ぬ陰性かつスカッとしない鬱な展開で締め括られても感動なんぞ到底できない。殊にルーク&レイア出産シーンやパドメ臨終シーンは哀しいどころか失笑モノ!もっと情感を!もっと余韻を!何やってんだ、ルーカスゥ!こういう忙しない見せ場と見せ場のパッチワークしか撮れなくなっちまったのか?SWシリーズの版権使用料で老後も安泰ってか??<追記>歴代のジェダイマスターたちを遥かに凌駕するポテンシャルというアナキンの基本設定に全く説得力が無い。まだガキだった「エピソード1」はともかく、前作でライトセーバー二刀流に開眼したのかと思えばドゥークーに片腕チョンパ。本作でフォースの暗黒面に目覚め、爆発的な力をフルに発揮するのかと思いきやオビ・ワンにも長々チャンバラ演じた末にもう片腕チョンパw。その割にそのオビ・ワンをふっ飛ばして気絶させたドゥークーを序盤でアッサリ首チョンパしてたりして一体強いんだか弱いんだかw。黒幕である暗黒卿シスにしてもメイスにやられそうになってみたりヨーダと互角以上に渡り合ったりと描写がちぐはぐで今イチ強さの度合いが不安定。もっと圧倒的な存在感が欲しかったぞ。とにかくこれらの描写の甘さも含め5点マイナスに変更ナシ! 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-28 02:16:50) (良:4票) |
86.ネタバレ 正直、最初のうちはだるかったけど、パルパティーンがダース・シディアスとしての本性を露にし始める頃からは、俄然面白くなりました。アミダラがいう「満場の拍手の中での民主主義の死」という言葉は明らかに今の現実世界に向けてのメッセージですね。 肝心のアナキン暗黒化の過程は、もうこれしか無いだろうという感じで、本当、収まるところによく綺麗に収めてくれました。確かに、これ観るとまたⅣ以降を観たくなります。 けどな~、アナキンは、最愛の妻を何とか助けようと思っての選択が結局裏目に出てしまった訳で、それだけに最後の叫びは観てて痛々しかったですね。あの後、何か言葉が出るとすれば、「こんなに悲しいのなら・・こんなに苦しいのなら・・愛など ・・愛などいらぬ!」という某北○の拳の某サ○ザーの名台詞しかありますまい。 【東京サンダ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-02 21:39:19) (笑:4票) |
85.確かに映画の出来・不出来という点からすると、満点は付けられないでしょうね。シリーズ物でストーリーや設定が限定されるし、最終章なので話をまとめないといけないし、第1作に繋げないといけないというハンデを割り引いても、苦しいなあ。しかーし、SWは映画ではないのです。誤解を覚悟で言えば、行事なんです。つまり、例えが適切ではないかもしれませんが、夏祭りみたいなものなのです。楽しみにしている子供(熱狂的ファン)に付き合って、大人(映画好き)は参加しなければならないイベントみたいなものなのです。ビールでも飲みながら、今年の出来は良くなかったとか、いつもの出店や珍しい花火なんかを批評していればいいのです。そして、やる気が無くなって来て、来年から止めるという町内会長(ルーカス)を説得(10点を付ける)しなければいけないのです。この地域(映画界)のため。 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-07-28 12:12:37) (良:3票)(笑:1票) |
84.ネタバレ 無難でサプライズがない。エピソード4から2まで全部見ている人にとっては、3でどういうことが起こるかすべてわかっています。そういう観客にとっても「ああ、そうだったのか」というような意外感とか、「わかっていても泣けるなあ」というような壮絶な人間性とかを感じさせるのがシリーズ最終作の課題だったと思います。 しかし、本作では戦いに終始した感じで、ドラマの描写が足りてません。アナキンが転んだ理由もパドメが出産で死ぬのを防ぎたいからという点だけで、内心での葛藤や善悪の戦いに説得力がありません。あれだけ強かったジェダイ達のあっけない最期。あんなに簡単に潜入できるなら、オビ=ワンとヨーダの二人で襲えば皇帝は倒せたよなあ。オビ=ワンがアナキンを放置するのも謎。これでは見た人の多くが、「こいつらの、この愚かしさが後年あれだけの悲劇を生んだのか」と思ってしまうことでしょう。3作全体で、シスの暗黒の大きさ、フォースの不安定さ、ジェダイの形骸化をもっと描くべきだったでしょう。 戦闘シーンは確かにすごいんですが、なんのためにこれだけ戦うのかっていう点で腑に落ちていないので、ただただ戦っているだけ。 進歩する映像に反して、イマジネーションは失っていったシリーズだったなあというのが正直な感想です。最終作ということでおまけして6点。 【ポーラスター】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-11 07:30:44) (良:4票) |
83.ネタバレ ついに壮大な叙事詩の輪が閉じました.すべてのピースがぴったりとはまるところに立ち会いました.1,2で感じたお祭り騒ぎの熱狂は消え失せ,ダースベイダーの誕生という悪夢のようなストーリーを完璧に描き切っている最高傑作です.旧3部作が存在する以上予定調和的にストーリーが進むことを運命づけられているのですが,この3は今までのシリーズとは異質の作品です. 3は,今までのSWシリーズでみられる勧善懲悪的なストーリー展開とキャラクターの魅力で押し切る,何年かに一度のお祭り的な楽しみ方から決別した作品です.旧3部作では皇帝は最初から悪でしたし,ダースベイダーも分けもわからず最初から悪者.なぜ良い心が復活したか,復活させることが出来たのか,満足に語られることなく物語は終結します.これで問題なし,そんなことを掘り下げなくても十分傑作で,楽しめた作品でした.Forceの存在,JEDIの精神などは物語の根幹をなす部分ではなかった. 3は,なぜ人間は悪に陥り,他人に害をなす存在になるのかという問いに正面から取り組み,その悪がどのような悲しみをもたらすのかを描き切っています.善悪とはけしてステレオタイプに語られるものばかりではない.幸せを願い人を愛することそのものが大きな悪をなし不幸をもたらすこともある.それゆえ人は皆悪に陥る危険を孕んでおり,善悪,白黒をはっきり色分けし,悪を打ちのめすことで不幸は解決するものではない. 執着,嫉妬,怒り,行き過ぎたそれらの感情が本来望んでいた幸せから大きくその人を引き離してしまう危険が有る,このオリエンタルな発想,思想,主張が旧3部作ではスパイス程度,でも3では物語の根幹をなす大切な思想として語られ,アナキンの苦悩と転落を通じて圧倒的な説得力をもち迫ってきました.人を愛する気持ちがいかにして執着,嫉妬に変化し歪んだ欲望に火をつけ大事な人を苦しめるのか,絶望的な気持ちで見守りました. 従来のSWファンの視点から見ても見所満載,最高の出来映えです.ドゥクゥー伯爵との戦い,皇帝とノーメイクサミュエル・エル・ジャクソンとの戦い,ヨーダ対皇帝!!,オビ・ワンとアナキンとの師弟対決,オビ・ワンの悲痛な叫び「選ばれし者のはずなのに!!」.それに加えて深く心に迫る,人生の真実を語る映画として残る作品でしょう.劇場で鑑賞できたことに感謝します. 【take1】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-29 20:46:46) (良:4票) |
82.ネタバレ EPⅡは渋谷で鑑賞。その時はコスプレ集団がいっぱいいて祭り気分に浸れた。今回は有楽町日劇1(21時30分)で鑑賞。今回もトルーパーがいっぱいいるかと思いきや、ほとんどいなかったのが残念だった。やはり有楽町は大人の町なのだろうか。しかしライトセーバー持ちこんでいる人が多々おり、それなりの独特の祭り気分には浸れる(EPⅠの頃は映画に興味がなくてどういう雰囲気か分からず)。 内容として「①いかにアナキンがダークサイドに陥ったのか」と「②アナキンとオビワンの溶岩での一戦」と「③パルパティーンの真の姿とその強さ」がどのように描かれるのかが興味があった。 ①に関しては、大きな軸としてパドメの死をいかに止めるかがダークサイドに陥る要因に描かれており納得できた。愛に固執してはならないというジェダイの教えが活きている気がする。さらにパルパティーンの策略により、ジェダイ評議会とアナキンをわざと対立させるようにし、アナキンを孤立・反発させるように仕立てており、論理的に脚本はよく出来ていると思う。演出としてもアナキンが一人たたずみ思い悩むシーンが好感的だ。あの「静」があるからこそ、心の内の「動」を感じることができる。また、通商連合を皆殺しした後に涙を流すシーンも効果的だった。パドメの最後の言葉と上手くリンクしている気がする。 ②に関しては、概ね良かったと思われるが、場所を動かすだけでなく、戦闘に何らかのもう一工夫あったら良かったのだが。ラストもちょっとあっけない気がした。「地の利」だけではオビワンにアナキンを倒すだけの戦闘力があるとは思えない。せっかくあの場所にパドメがいるのだからどっかで利用されるのかと思ったのだが。しかしアナキンが燃えあがるところはいい。ダースベイダーになるためにはあの位の激しい演出は必要だろう。 ③に関しては多少不満。動きが他よりもトロいと思う。まあヨーダに反撃食らって慌てるところは良かったが。ウィンドゥとの一戦は良かった。アナキンに引き返せない場所を創るために、わざと追い詰められる演技は最高だ。 さらに評価できる点としてはⅠ~Ⅲに掛けて民主主義の崩壊と独裁的帝国の誕生を描いている。ただのSFとは一線を画す。また、ジェダイの騎士惨殺には感じるものがあるし、ジェダイの子ども達も末路も描く必要はあったと思う。アナキンが更に越えてはならない一線を越えたと感じられる大事な場面だ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-26 01:58:39) (良:4票) |
81.ネタバレ 27年間の感慨に思いっきり耽ろうと思ったのに、えーと、はい終わり終わり、もーいーや、終了、って気分になっちゃいました・・・。マニアを喜ばせる旧3部作へのリンクは、エピソード、メカデザイン等、そりゃもうしっかり網羅されてますけどね、肝心の映画としてはどーなんでしょ?コレ。シーンが多過ぎるために、ブツ切れで流れなんてモノが無視される構成(十数秒ほどのシーン続出)、アナキンが暗黒面に堕ちる過程には時間を割いていても、ちいとも説得力を伴って来ず、そこだけダラけてる感じ、なんの意外性もなく展開する物語・・・。いくら、元々大筋は判っているとは言え、少しは新鮮な驚き、感動が欲しかったんですけどねぇ。殊に中盤以降はエピソード4に繋げるために、物語がどんどん先細りしてゆくような感じで、見た事のない映画なハズなのに、とうの昔に既に見ているような印象。こんな映画?って頭の中に思い描いた通りの映画でどーすんの。ラスト20カットほどに至っては、私が予想したまんまの映像なんで、笑えて、そして激しく萎えました(いや、正確には頭の中ではあの後、もう1カット、夫婦の前から去ってゆくオビ=ワンの後姿、というのが入ってたんですけど)。その後、デススターの設計図を盗み出す作戦が描かれて、外交船内のR2-D2とC-3POが描かれて、スターデストロイヤーがのしかかってくる、なんてラストシーンだったら拍手喝采、点数も3点ほど上がったんですけどね・・・。考えてみれば「帝国の逆襲」を除いて、どれも状況や過程を描いてはいても、ドラマは描いてない、みたいな感じがします。上っ面描くばかりで、ルーカスが「あとは各自脳内補完よろしく」と言ってるようで。暗くてグロくて、なんかもう一度見たいとは思いません・・・。めちゃくちゃガッカリ・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-06-25 22:00:59) (良:4票) |
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80.ネタバレ 途中からのめり込むような面白さでしたがやはり長いのです。エピソード1から順番に製作してほしかったように思うのは稀有ですかね?ダース・ベイダーの造詣がなんともかっこ悪いのですよ。。。もうちょっと何とかならなかったのかな。そして全編を通じて言えることは6部作として観ると壮大なストーリーであるが、単発で観るとやはり弱い。最近は3部作とか前編後編とかが前提で映画が製作されることが多いけど、映画は単発での勝負が一番重要だと思う。 【いっちぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-27 02:13:14) (良:3票) |
79.ネタバレ ぎゃ~っ、戦闘シーンの真っ最中に映画館が揺れたっ!す、すごい臨場感っ!!さすが新しい映画館(しかもTHX)は違うなぁ、と呑気に感動していたら...大きな地震でした。他の方もみなさん半分腰を浮かせながらも目はしっかりとスクリーンに。そうですよね~、STAR WARSという30年近く続いたお祭りの最後を飾る、特大打ち上げ花火を見逃すわけにはいきませんから。たとえ、回を重ねるごとにヨーダがどんどん「別物」になってしまっても(わぁ、ヨーダが演技してるよぉ、なんかキメの台詞やポーズがやたらとキザっちいよぉ)、R2が昔は相当強かったんだということが判明しても(跳んだぁ、なんか吐いたぁ、火ぃつけたぁ)、ダースベイダーのあまりにも痛々しい過去を知ってしまい、これじゃ旧三部作の見方がまるまるっと変わっちゃうじゃないかぁ~、と涙ながらに思っても...とにかく振り落とされずに最後まで楽しんだ者勝ちなのですっ。 【OKKO】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-01 22:22:33) (良:1票)(笑:2票) |
78.そもそもEPⅣといわれる第一作目、それ一本単体で公開されたファンタジーなのだ。それが映画史に残るほどのヒットとインパクトにより「全9作」などという大宇宙叙事詩にふくれあがったが、3作まで制作してとりあえず力尽きた。そしてCG技術などが目まぐるしいスピードで発達した後、いい加減忘れた頃に「Ⅰ」を制作するなんて、暴挙なのだ。先の流れは決まっているし、「悪」であり、最期を知るベーダー卿の話をどう膨らますのか。結果、悲しいかなガチャゴチャとCG満載の映像なのに、最期の対決は相変わらずチャンバラという不自然な戦闘と、暗く爽快感の得られないストーリー。それが結末であるEPⅢだった。私にとっては、身軽なヨーダやスピード感溢れる飛行シーンよりも、ありきたりな中世騎士道物語だったⅣ~Ⅵに繋がっていくラストの2つの太陽、あれだけが胸躍る画だった。やっぱりⅦ~Ⅸを制作すると言ったら、私はその気概を認めて評価も上げてしまうだろう。けれどそれも遠い夢。残念だ。 (2014.11.29追記)9年後に追記することになるとは!だってⅦの予告編が公開されちゃったんで。小さい娘に無理やりスター・ウォーズを見せ続けたらⅠ~Ⅲも繰り返し見たがり、テレビシリーズもレンタルした。来年新作を見るのが楽しみ。なんだかんだこのシリーズが私の人生に彩りを添えてくれている。感謝。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-25 21:28:35) (良:3票) |
77.ネタバレ なんだかファンムービーになっていて、旧3部作のようなロマンも壮大さもなかったです。ファンが観たかった映像をただ作っただけという感じでした。魅力あるキャラクターもいないし、驚愕の展開もない。エピソード4への辻褄合わせになっていて、ぎくしゃくしてました。確かにCGは大幅にレベルアップしていてすごかった。ディテールにこだわりを感じます。ライトセーバーの戦いも最高級。ただ、ヨーダvs.皇帝とか、やっちゃいけない気がします。確かに満足はしたけれど、一気に下品になりました。映画自体が「ファンの期待に応えよう」としてダークサイドに落ちています。残念。 【おしりはばとび】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-17 13:06:58) (良:1票)(笑:2票) |
76.ネタバレ 冒頭のシーンは見事。まるで3D映画を見る立体感でした。でも疑問はものすごくある。まずジェダイというのはいったい何だったのか。あまりに弱い。これじゃ単なる雑魚キャラだよ~。ジェダイはアナキンと壮絶な戦いをして死んでいくのかと思ってたら、ほとんどが暗殺だ。ジェダイのくせに少しの気配も感じられなかったのだろうか。気付いたのはヨーダだけという「ていたらく」。それにしても彼らはアナキンには最初から最後まで冷淡だった。ヨーダは特に冷たかった。冷酷人間だ。ほんとにこいつら人間ができてるんだろうか(笑)瀕死のアナキンを優しく助けたのはなんと暗黒卿のほうだ。オビワンは見殺しにした。私でも優しい暗黒卿側にいってしまうだろう。その後オビワンもヨーダも何十年も隠居してたのはどういうわけなんだろう。ルークが成長するまでチャンスを待ってたというのはおかしい。帝国が更に力をつけてしまうのだから。現に二人のわけのわからん行動のせいで、デススターまで完成してしまい、4ではひとつの星と大勢の命が消えたんじゃないだろうか。ルーカスはプロデューサー業に専念し、5のような人間を描ける監督にやってほしかった。そしたらものすごい名作シリーズになっていた予感。残念。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-07-09 02:36:20) (良:2票)(笑:1票) |
75.ネタバレ 新3部作の最後だけに悲しい結末は想像できたけど、そこに至るまで何を観せてくれるのか?アナキンはどうしてあのマスクを被り、ダースベイダーと名乗るようになったのか?色々な思いを持って劇場に行ったけど、思った以上に悲劇に向かって一直線だった。 序盤のパルパティーン誘拐は、本来のSWらしく楽しく描かれている。コルサント上空での大規模な艦隊戦は当時のCG技術の集大成とも言えるくらい美しく迫力がある。このシリーズのお約束になったR2の活躍や、アナキン「すぐR2が来ますよ」オビ「…プランBは?」ジェダイ2人のやりとりも微笑ましい。逃げる2人とR2と一緒に、場違いなパルパティーンが居るのがなんか可笑しい。…だけど公開当時は悲しい結末に身構えるあまり、ドゥークー伯爵を殺すよう命じたことや、2人のやり取りもどことなくピリピリしているような気がして、素直に楽しめなかったように思う。 あと場面の切り替えが頻繁で、どっかで戦闘が起きたら次コルサント。すぐまた場所が移って次コルサントって感じに。もっと一箇所のストーリーをじっくり見せてほしかったかな。
艦隊戦はクレオパトラやベン・ハー辺り、上陸作戦は史上最大の作戦辺りがモトだろうか。SWと言えば撃たれれば死ぬ。切られたら死ぬ。と単純だったけど、今回の戦闘シーンはパイロットが宙に放り出されるとか、撃たれて苦しむトルーパーとか、SWらしくなく生々しい。でもそれは後の“オーダー66”やジェダイ聖堂虐殺シーンに繋がることになる。 まだ幼いパダワンたちが殺されるのは辛かったが、これをルーカスが撮ったことが凄いことだと思った。ルーカスはSWというドル箱を掴みながら、ボバ・フェットやハン・ソロでなく、イウォークを主役にしたスピンオフを作ってしまうような人。子供が好きで、子供の楽しめるものを作りたかった人だと思う。だからEP1はずっと子供が主人公だし。そんなルーカスが子供を殺すシーンを入れた。前作のサンドピープルのように、言葉の説明だけで済むのに。 ルーカスが大事にしていると思う単語が2つあり、1つは“THX(-1138)”で、もう1つは“スカイウォーカー”。私は、アナキンがあのマスクを付けてからダースベイダーを名乗ると思っていたけど、あら予想外、アナキンの姿のままダースベイダー襲名になった。そうしないとあの聖堂の虐殺のやり切れない悲しさが出せないのと、やはりルーカスは、どうしてもアナキン“スカイウォーカー”に子供殺しはさせられなかったんだと思った。
「嬉しいお知らせよ、妊娠したの…どうしよう」過激な外交も厭わない、気丈な政治家の顔は鳴りを潜め、アナキンに頼る“か弱い女性”になったパドメ。前作では想像出来ない隠居生活を考えるパドメと、マスターとして評議会入りしたいアナキンの将来像のズレ。「子供が暮らしを変えるわ」「子供が幸せを運んでくる」悲しい伏線。ナブーの葬儀の時、パドメの手に幼いアニーからもらった「ジャポーのお守り」。EP2の序盤で再会した時、成長したアニーに気が付かない風なフリをして、パドメもずっとアニーを思っていたことが伺われる。
勝負が付いてアナキンの「I Hate You!」にオビは「I Love You!」と返す。SWで「I Love You」と言えば「I Know」と返すのが定番。きっとアナキンも、オビの気持ちは解っていたんじゃないかな。 マスクを付けられるアナキンとともに流れるダースベイダーのテーマ。離ればなれになる双子。オーガナ王女に抱かれるレイアとともに流れるレイアのテーマ。オーウェンとベルに抱かれるルークとともに流れるフォースのテーマ。新3部作で初登場(だったと思う)の、印象的なタトゥイーンの双子の夕日をココに持ってくるセンス。あまりの美しさに泣きましたよ。 “シスを倒しフォースのバランスを正す選ばれし者”のむかし話から、いまの我々の時代の~A New Hope~新たな希望の物語へ。見事に繋がる終わり方。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 8点(2021-09-04 20:12:55) (良:2票) |
74.ネタバレ どんな小さな窓にも外の無数の船が描き込まれている。信じられないほどの映像の作りこみ。しかし肝心の「人」にはリアルさがまったくない。「汗をかかない」、この壮絶な違和感はこれに尽きる。服も汚れない。思えばEP1はアクションが連続していなかった。前作からその違和感が明らかになり、EP3ではもはや脳内修正不可能なレベルになってしまった。彼らは今戦っていたのではないのか?灼熱の世界から生還したのではないのか?シーンが切り替わるたびに洗い立ての服、仕上がりたての化粧、セットしたての髪・・・。たしかに不満な点は他にも色々ある。正体を明かしたパルパティーンと一瞬対決しようとするのが実に意外だったくらい元から黒すぎるアナキン、無抵抗で惨殺されるジェダイ・マスターズ、質感はリアルでも動きがディズニーアニメなクリーチャー達、シーンを作りたかっただけの無駄なプロットの数々・・・しかしすべてをぶち壊すのはやはりリアルさをまったく欠いた「人」の演出である。「人」を見なければいい映画なのかもしれない。それをいい映画と言ってよいかわからないが。評価点1というのは冷静な評価と言えないかもしれないが、この残念感、がっかりした気持ちを他に表す方法がない。 【tubird】さん [DVD(字幕)] 1点(2009-03-28 20:09:41) (良:2票) |
73.ネタバレ 2025/5/3 劇場公開20周年記念の再上映にて久々に鑑賞。 製作陣の情熱迸る如何にもSTAR WARSらしいシーンの連続を劇場の大スクリーンで観られる事は至福の体験である。 本作は今更言うまでも無く終盤に向けひたすら暗く悲惨な状況に進んでいくので、観終わって明るい気持ちにはなれない。 だけど、やはり映画と言うものは劇場で観るのが本流だと改めて思った次第。 それにしても、やはり思ってしまうのは... アナキン・スカイウォーカーさん、貴方本当はジェダイの騎士になれる器じゃなかったのでは?と言う事。 いつの間にか曖昧になった「ミディ・クロリアン」なる概念も含め、ひたすら壊れていく彼の言動を見ながら、 彼がもっとしっかりした意識の持ち主なら、帝国の隆盛はそもそも無かったのでは?と考えてしまいました。
ラストの二つの太陽。あのシーンで全てが昇華する。 映画館で数回鑑賞し、DVD販売後も数え切れない位に本作を鑑賞しているが、常にセットでエピソードⅣも同時に観てしまう。 その都度、私は初めてスターウォーズを鑑賞した11歳に戻り、映画という素晴らしい世界を初めて体験した感動の原点を思い出す。 これぞ映画の醍醐味。 (R2D2が実は全てを知っていた・・・というオチも最高。 彼、口が堅いなぁ。) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-10-10 18:57:20) (良:2票) |
72.さしてマニアでもないので、見ているうちに野暮な疑問が沸いてきました。あれほどの富と文明を築き、大都市の建設を可能にした経済的基盤はどこにあるのか、ということです。全シリーズを通して戦争ばかりを繰り返し(当たり前ですが)、財政の大半は軍事力増強に注がれているものと推察されます。しかも、政治経済に精通しているとはけっして思えない武闘家が国家(星?)の中枢に座り続けているのですから、なお不思議です。さらに、その発展ぶりは悪役の国家(星)も同じこと。だとすれば、何のために戦争しているのでしょう。少なくとも、貧困問題も領土問題も、資源獲得競争も民族紛争もなさそうです。それぞれの星ごとに棲み分けていれば、それで万事解決するように思えるのですが。それとも単に戦争がしたいだけなのでしょうか。今の米人のように…。野暮ですいません。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-31 15:04:01) (良:2票) |
71.ネタバレ Ⅰ~Ⅲ・・・・無かった事にしてやるから、もう1回作り直せと言いたい・・・。 哀しげな母の思い出とか、破綻しまくりやん 【2円・南】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-26 17:28:01) (良:2票) |