映画『マシニスト』の口コミ・レビュー

マシニスト

[マシニスト]
The Machinist
(El Maquinista)
2004年スペイン上映時間:102分
平均点:5.77 / 10(Review 111人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-02-12)
ドラマサスペンス
新規登録(2004-11-24)【ボビー】さん
タイトル情報更新(2014-10-07)【+】さん
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監督ブラッド・アンダーソン〔監督〕
キャストクリスチャン・ベール(男優)トレヴァー
ジェニファー・ジェイソン・リー(女優)スティービー
アイタナ・サンチェス=ギヨン(女優)マリア
マイケル・アイアンサイド(男優)ミラー
ラリー・ギリアード・Jr(男優)ジャクソン
アンナ・マッセイ(女優)シュライク夫人
小山力也トレヴァー(日本語吹替)
日野由利加スティービー(日本語吹替)
山像かおりマリア(日本語吹替)
玄田哲章アイバン(日本語吹替)
菅生隆之ミラー(日本語吹替)
脚本スコット・コーサー
音楽ロケ・バニョス
撮影オスカル・ファウラ(第二班の撮影監督)
配給東芝エンタテインメント
あらすじ
機械工のトレバーは365日にわたって不眠に苦しんでいた。人間関係も歪み始める中、彼の周囲に奇妙な出来事が頻発する。謎の人物、原因不明の事故、そして留守中に自室内に張られているメモ… 誰かが自分を陥れようとしている。身の危険を感じた彼は真相究明に走るが、その先には思いもかけない真実が潜んでいた。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

27.ネタバレ 体重増量はよく聞くが、減量はなかなかいない。しかも30キロ!クリスチャン・ベールの役者魂を見せてもらった気がする。あの鶏がらの様な身体つきは罪悪感とストレスからくる疑心暗鬼な心理をよく表していた。映像が常に陰鬱な心理状態のようにブルーがかっていたのは上手かったな。音楽も良い。それにしても人間の三大欲求で一番大事な睡眠が取れないのはキツイわ。【余談】そういえば枕を持っていくと1000円で鑑賞できたらしいが「私の枕で~す」と能天気に彼氏の腕を見せたり、「俺の枕」と彼女の膝を見せるツワモノ(世の中を舐めてる阿呆?)はいなかったのか気になるな。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-15 00:56:45)
26.ネタバレ 主役の痩せっぷりが、映画全体にリアリティを漂わせていた。
それ無くしては成立しない映画だと思う。増量は特撮で表現された事があるけど、
減量は特撮でも難しいだろうから、本気で痩せる役者がいないと撮れなかっただろう。
ラストで1年前の彼が映るが、まるで別人。他の役者か?...と思うほど。
罪の意識にさいなまれる男の苦しみが、痩せこけた身体全体から滲み出ている様だった。
じょるるさん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-24 23:25:07)
25.ネタバレ クリスチャン・ベールのプロ根性には、「太陽の帝国」の時から驚かされていたから、今回の彼の痩せっぷりにも納得がいった。ストーリーそのものは、近頃よくある「真実は主人公本人の中にあり」系。驚いたのが、ジェニファー・ジェイソン・リーとのからみに、何の違和感も無いところ。一回り年上のジェニファーが、クリスチャンと同年代に見えるのは、彼女が若いのか、彼が老成してるのか…。贅沢をいえば、事故を起こす前の、痩せる前の彼をもう少し出してほしかった。
ろこもこ・らいすさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-06 00:54:51)
24.ネタバレ 内容は『-less』と似通っているがこっちの方がサイコミステリー色だけでは無い点が良かったと思います。オチは最初のシーンで何故あれを見せるかを考えると、殆どの人は完全ではなくともこのオチの予感なり可能性については無意識にでも有ったと思います。なので自分は主人公の妄想という点は別に隠していた訳でも無いし、むしろ何故そうなったのかを徐々に明らかになるという感じで最後まで楽しめましたよ。理由が判った時点で主人公の苦悩が全て繋がり、眠りに落ちて行くのは(罪は別として)何故か微笑ましくも感じた。クリスチャン・ベールは良い。この話にのめりこめたのは彼の演技力によるところが大きいと感じました。話は決して面白い話では無いし、ミステリーという面だけを見れば大したミステリーじゃないのに。
森のpoohさんさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-11 01:11:44)
👍 1
23.ネタバレ これは怖いマシニストダイエットでした。あんなんなってもなおお盛ん、というかお盛んすぎてこんな事に、と思ったほどのこけっぷりでしたが、罪の意識とひきかえに睡眠と肉体を捧げてというのが良く表現できてた。もし小ぎれいな地方都市のホワイトカラーとかだったらこんな雰囲気は出せなかったと思いますよ。だんだん思い出しているところで物語が始まっているんだと思うんですが、(一瞬眠れそうな様子とかある)こんなガリガリになれるんだったら率先して忘れた~いなどと思う自分は逝ってよし。
へろりうしオブトイジョイさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-24 08:47:33)
22.ネタバレ あの激痩せっぷりはやばい!私にも是非どんなダイエットをしたのか教えてほしい。。ってのはさて置いて、子どもをひいて殺してしまったという罪悪感とそれを忘れたいという心から、自分の体を代償にすることで自分を保つという表現は本当に素晴らしいと思います。最後の最後まで全貌が見えてこないという緊張感やあのすさまじい雰囲気が個人的には好きでした。あぁ、まじでやせたいなぁ~
キャラメルりんごさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-01 21:04:11)
21.ネタバレ ハリウッドきっての“能面俳優”と言ってもいいクリスチャン・ベイル。彼の映画は近年何本か観ているが、なかなか本当の風貌が掴めない。そして、今作でのゲキ痩せっぷり。なんなんだこの痩せ方は。ファーストカットからその尋常のなさが画面から放たれる。凄い。
一年間眠ることが出来ない人間なんてものは、現実に有り得ることはないだろうが、もしそれが起こりえたなら、人間の風貌はこうなるに違いないと疑わない。あらゆる意味で蝕まれていく人間を表現しきったベイルの怪演を観るだけでも、この映画は価値がある。
ストーリー的にも決して悪くはなく、全編を通して主人公を陥れていくものの正体が、自らの“良心”であったというのは、面白い設定だと思う。ただ、この手の「自分とはまるで風貌の違う人物が自分の精神の姿だった」というアイデアは、もはや近年使い古され気味で、パッと見では目新しさを感じることができないのは、難しいところだろう。
しかし、映像的感覚も素晴らしく、総合的に見て非常に完成された映画であることは間違いない。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 13:00:30)
20.真新しさはない話なのかもしれませんが、主人公の生活や住む町の様子がよく分かるので引き込まれました。また美術が綺麗で抑え目の音楽も効果的だったと思います。大袈裟に風呂敷を広げるサスペンスが多い最近の映画の中で、地味ながら丁寧な作りの本作は好感が持てました。いい映画だと思います。
5454さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-21 02:04:42)
19.けっして浅くはなかったけど、ちょっと理にかなってなかったのでこの点数です。
タゴールさん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 03:48:27)
18.ネタバレ 現実と非現実(妄想)が混じりあう不安感や酩酊感を煽る演出のさじ加減は絶妙。そこだけ見れば、「メメント」や「ジェイコブズ・ラダー」、「マルホランド・ドライブ」等と言った先行作品にも比肩する出来。

その演出の上手さもあって、途中までは食い入るように見てしまったが、残念ながら「何か新しい事をやってくれそうだ」という期待はやはり叶えられなかった。

少しは何か工夫があるだろうと思っていたが、結局と言うか、やっぱりと言うか、「罪の意識に苛まれていた男の脳内妄想」と言うところで、「ま、これしかないな」と妥協しちゃった感じ。

「妄想オチ」というだけでは、さすがに今となってはありがちだし、何より辻褄が合わない部分や無理が出てしまっているのが問題。遊園地でのデートすら「全部妄想でした」で片付けてしまうのはさすがに無理があるし、それを許してしまうと、作中で起こる出来事のほとんどが何でもアリになっちゃう。

遊園地の乗り物「ルート666」の不気味さや、事故を示唆する意味深な演出の数々が良く出来ているだけに、オチの弱さが際立ってしまっているのが残念。

確かに後になるほど、特にこの手のジャンルはアイデアが先取りされていくので、どうしても模倣になってしまうのも分かるが、もう少し工夫と冒険をして欲しかった。

「セッション9」もそうだったけど、恐怖面の演出は上手い監督だけに、今後に期待する意味も込めて7点献上。
FSSさん [DVD(吹替)] 7点(2006-01-03 02:56:05)
👍 1
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17.なんで生きてるのか不思議なくらいの痩せっぷり。にしても365日間も一体なにしてたんですか。独特の世界観の映像でした。
ネフェルタリさん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-13 17:22:22)
16.ネタバレ 世界観が素晴らしい!暗く冷たいトーン、陰鬱な機械工場の描写、不気味な登場人物におどろおどろしい遊園地のアトラクションと、主人公が抱える心の闇を見事に反映した精神病的世界を作り上げています。勿論クリスチャン・ベールの驚異的な役作りは言うまでもないが、更にそれを物語の空気にマッチさせ完璧に使いこなした演出力は偏に監督の才能と言えるでしょう。しかしながらベールの異常なまでの演技に対する執着心には言及せねばなるまい。まず30キロも減量して大丈夫なのか?というか、どうやってそこまで体重を落としたのかということが気になります。監督も撮影中彼が死ぬのではないかとヒヤヒヤしたことでしょう。見た目から言えば2003年にオスカーを受賞した『モンスター』のシャーリーズ・セロンに匹敵する、若しくはそれ以上の凄みがあります。ただこの映画、残念ながらストーリーに何の目新しさも感じられないんですよねぇ。本編に散りばめられた謎を解く鍵を拾い集めながら、頭の中で捏ね繰り回して、最終的に提示された答えに妥協して「まあ、こんなものか…」と納得する。大した驚きも無く、残されたのただ悪夢から目覚めた後のような開放感だけ。悲しくて、虚しい…。でも不思議なのは終始同じことの繰り返しで前進していないように見えて、最後の最後まで飽きさせないことですかね。ついつい見入ってしまうパワーがあります。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-30 21:36:11)
👍 1
15.ネタバレ クリスチャン・ベールがいったいどうやってあんなにまで痩せることができたのか?それがこの映画の最大の謎ですね~一度観てしまうと二度は観れないタイプの映画(シックスセンス、エンゼルハート、などなど)ではあるけれども、暗いというだけでは説明のできない映像が素晴らしくて、わたしはまた観ちゃうかもと思いました。ストーリーは今ひとつではあるけれど、クリスチャン・ベールの演技には本当に鬼気迫るものがあり一気に観てしまった。ただあの冷蔵庫をなんで開けないの?いったいいつになったら開けるの?とそればかりが気になってイライラしました。それも演出なんでしょうね。
はちかつぎひめさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-11 09:38:00)
14.ネタバレ 役者と監督のやる気が伝わる、いい映画だったと思う。
ただ、妄想ならばなんでもありというわけにはいかないのではないか。
デイビッドリンチの世界とかなり近い感じがするけど、リンチの描く世界は、混乱しているようにみえて実はきちんと調和が取れているのに対して、本作は辻褄を合わせるために綺麗にまとまりすぎている感じがする。
だからオチが分かるとちょっとガッカリという気がする。
でも、消したい記憶と消えない記憶という都合のいい人間の記憶のプラグラムに対して、「良心」という計り知れないものを掛け合せた世界を描いたという点は評価できる。この監督には注目したい。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-09 17:18:52)
13.ネタバレ クリスチャン・ベールは本当に素晴らしい役者さんですね~。
「アメリカンサイコ」を見てスマートな彼にホレてましたが、
今回はあの時のスマートさとは別の意味で本当にスマートすぎて怖い。
『ひたすら絶食』のおかげで超不健康な人になった彼に何より拍手したいです。


映画のストーリーには最後のオチにちょっと消化不良気味。
雰囲気や見せ方がとても良かっただけに、本当に残念でなりません。
例えば、トレバーやスティービーのような影を持つ人間を撮る時には
部屋や工場などをどことなく暗くて歪んだ「負の空気」の漂わせ、
逆にそれ以外の人物が絡む街中や刑務所の白さなどはまさに正反対だと思います。
『見せ方・撮り方』が秀逸だったおかげで、ストーリーにもメリハリが出来て
目が放せない状態になっていたことは間違いないと思います。

「メメント」を超える作品という前評判を聞いていたのですが、
ストーリー的には私の中でメメントを越えるほどではありませんでした。
ただ、役者魂の面ではクリスチャン・ベールに余裕の軍配です。
彼によって完成された映画と言って過言ではないと思います。
港のリョーコ横浜横須賀さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-23 00:54:43)
12.ネタバレ やられた!が正直な感想ですかね。なかなか面白かったと思います。6点と言いたいところクリスチャン・ベールの激痩せに1点追加。しかし、あそこまで痩せれるなんて凄いですね背中の骨なんか浮き出てましたよね。
SITH LORDさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-17 08:15:01)
11.ネタバレ 宣伝文句の通り、確かにルール破り。しかし大した前知識もなく見た割には、「この映画はどれが現実でどれが妄想なのか、予想しながら楽しむ映画なんだろう」とすぐに気付いたので、すんなり楽しめました。で、思ってた以上に騙された。妄想含めて好感の持てる人物ばかりだし、後味も悪くありません。繰り返し見たくなる映画です。
にしきのさん [DVD(吹替)] 7点(2008-09-07 05:19:09)
10.ネタバレ 面白かった。
5,60年代の映画を意識したような雰囲気作りが昔気質のサスペンスをうまく作っていたように思う。
派手に伏線を張って最後の5分で回収するような作りではなく、最初から虚実入り交じっていてどう収束するかという直球勝負の映画だった。

クリスチャンベールの激痩せに話題がいっているようだが、相当に練られている一本であると思う。

一見幻想や幻覚という、サイコサスペンスもののように作られているが、実は主人公が全く寝ていないのではなく「居眠りをしている(ことに本人が全く気づいていない)」というところがよりリアルで秀逸ではないか。
本編で起きる事件すべてが居眠りをしているときみている夢で、罪悪感とその疲労が作り出した願望であったというプロットはよく考えられている。一見夢オチな訳だが、それまでの筋をなかったことにして見かけ上のどんでん返し感を出す手法として、手を変え品を変え使われる最悪の手法と同じ材料を使っている。しかし実際は夢を使ったオチであるが、夢オチとは明らかに違うという技法は幻覚や精神障害で物語を作るよりもかなり難易度が高いと思うしかなり挑戦的ともいえそう。

DVDのおまけに入っている削除シーンだけでも話が変わってくるが、全く筋も雰囲気も違う映画を何本も作れるような、切り貼りでいくらでも構成できるよう脚本に分岐があるように感じた。
確かに没シーンで作られるような筋の映画はよく12チャンの昼とか夜にやってる。
その分岐の中で最良のものが選ばれているんだと思う。

それから台詞やメモにも役割があるようなので、字幕より吹き替えの方がいい。
肝心なときに関係ない文字を読んでいると上の空になって雰囲気が元の作品からかなり離れてしまうと思う。
吹き替えの方が集中でき、雰囲気に大差は出ないのではないかとも思う。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-05-10 03:00:28)
9.ネタバレ 映画全体に漂う湿った雰囲気が好き。クリスチャンベールの演技に対する体の張り具合はデ・ニーロに匹敵する。まぁそこで頑張りすぎた分、映画の印象が激痩せ一点に絞られがちだが、実は脚本も悪くない。まぁ結局は妄想オチなんだが、罪悪感や孤独感が異常に強い人間の感情を上手く表現してると思う。
関白宣言さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-10 14:15:48)
8.ネタバレ この手の映画って、もうたくさんあるんですね。ここ数年、映画から離れていて、最近また見始めてるので、知らなかった。なので、すご~く面白かった!冒頭の死体遺棄シーンが、不眠の理由ってずっと思わされて、うまく騙されました。妄想と現実が入り乱れていることにも、なかなか気が付けなかったし。ただ、腕を切断された同僚とか、急に車に飛び込まれちゃったママとか、主人公の言葉に傷ついた彼女は、現実の方だった(合ってる?)のがつらい。
おおるいこるいさん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-09 13:09:06)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 111人
平均点数 5.77点
000.00%
110.90%
221.80%
354.50%
41412.61%
52623.42%
62421.62%
72724.32%
887.21%
932.70%
1010.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.90点 Review11人
2 ストーリー評価 6.47点 Review21人
3 鑑賞後の後味 6.47点 Review21人
4 音楽評価 6.00点 Review10人
5 感泣評価 4.00点 Review8人

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