《改行表示》 35.ネタバレ 【Capricorn One】邦題まま。無理っくり訳すと《やぎ座計画 第一弾》みたいな感じ?NASAは有人宇宙飛行計画に、神話や星座に関する名前(マーキュリー→ジェミニ→アポロ)を付けていたため、それに則って名付けたんでしょうね。 中学生の頃かな?テレビで流れたとき見逃したんですよ。学校で結構話題になっていて、なんでも「有人探索が実はスタジオで撮影されていた」そうで、「月面着陸もひょっとすると?」なんて、当時流行っていた陰謀論(ケネディ暗殺やエリア51)同様に、想像が膨らむサスペンスだったようで、見逃したことを後悔しました。 序盤は期待通りのミステリー・サスペンス。ロケット発射直前に降ろされて撮影スタジオへ…何もこのタイミングでなくてもって思いますが、それだけ時間がない中での緊急プランだったんでしょう。スロー再生での着陸撮影や、人質に取られている家族とのビデオ通話に、宇宙飛行士たちの無念さと隠されたメッセージの緊張感が感じられました。ロケットの事故により、自分たちが生きていてはいけない存在になる恐怖感も見事です。 後半はサバイバル・アクション要素が強くなってくるのも、なんか'80年代のアクション映画らしくて不思議な味わいがありますね。追跡のヘリ2機が、まるで会話をするように顔を向き合わせたり、無機質な不気味さがあります。複翼機で逃げる場面は、今までの作品の質を変えてしまう急展開だけど、ここの空撮が思いのほか力が入っていて迫力があります。 NASA職員が通信波の異変に気が付いて、あんな消され方をするのは、政府の巨大な闇を感じさせます。更にwikiを信じるなら、捕まった2人は抹殺されたそうで、政府の容赦無さが感じられますね。そう考えると再突入の事故自体が疑わしく思えます。最初は無人なんだからトラブルの際のプランも考えておけよ!とも思いましたが、実はこの事故も最初から想定内だったんじゃないか?パイロットは消される運命だったんじゃないか?とも思えました。NASAはパイロットたちを悲劇のヒーローにすることで、宇宙開発の更なる予算を維持しようと…怖いですね。 ラストのあの後、どうなるんでしょう?あれだけ多くの人の前で、揺るぎようのない登場をしたとしても、その気になれば家族・関係者ごと消せてしまいそう。ブルーベイカーに似た愉快犯が乱入したとかって事にして、家族やコールフィールドはNASA職員の時のように入れ替えさせてしまう…とか?ケラウェイ博士の単独犯にして収めるかなぁ?あまりに終始リアルだったら、陰謀論を深掘りするマニアもいるだろうから、サバイバル・アクション要素入れて中和したような印象を受けました。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 7点(2025-05-18 16:56:59)
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34.ネタバレ シナリオだけでもう7点分くらいの面白さがある。前半の必要無さそうな記者のシーンが後半で活きて来たりと話の展開も良い。ツッコミ所もあるが、約半世紀前の作品なのだからそこには目を瞑ろう。ただ、最後の終わり方が頂けなかった。あの後飛行士が政府の陰謀をぶちまけるのか、それとも奇跡的に火星から生還出来た体で切り抜けるのか、どちらにしても見所のあるシーンになったであろうだけに残念。 【alian】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-05-07 11:59:20)
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《改行表示》 33.ツメが甘いとか、作りが雑だとかということを通り越して、本物のサスペンスとして魅せる映画。 アクションシーンはもちろん、登場人物のなにげない言動が抑制が効いていてつい引き込まれてしまう。 いまから40年も前に作られたなんて想像もできないほど、着想が素晴らしく面白い。 現代に多い、やたら大袈裟でドンパチCGをやっている薄っぺらい映画にくらべたら、なんて味わい深いことか。8点にちかい7点献上 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-22 08:24:32)
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32.設定はいろいろ雑でツッコミどころ満載なんだけどそれでもハラハラするし三人の会話もジョークが効いてて面白い。今ならCGでちょちょいと作ってしまうシーンも当時としてはかなり頑張って作り込んだ作品だったんだろうなと今回あらためて思った。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-16 17:04:34)
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31.ネタバレ 20年以上ぶりに再鑑賞。前に観たときは、まだネットが発達する前でしたが、「月面着陸はNASAの捏造」みたいな陰謀論が流行っていて、本作もそのスジでは有名な作品でした。改めて観ると、ディテールの作り込みの甘さを感じますが、ストーリーは古びていないというか、エライ人が繰り返す「みんなのためなんだ」という言葉に翻弄される登場人物たちの姿に、今もって訴えかけてくるものがあります。あと当時は終盤のチェイスシーンは別になんとも思いませんでしたが、CG全盛の今観ると、これは凄い!ちょいと古めかしいところやツッコミどころもあるものの、今でも十分に観る価値のある作品だと思います。 【すらりん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-16 16:43:00)
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30.ネタバレ 設定が面白い。ちゃちいスタジオには笑えた。前半と後半でテイストが変わる映画。ただこの終わり方はあんまり好きではない。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-25 15:34:28)
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《改行表示》 29.ネタバレ 公開当時に劇場で観たのですが、その時から複雑な想いでした。久しぶりの再見でもやはり同じように感じました。 サスペンスとしては高質です。印象に残る絵が多く、ストーリーと動感が上手く噛み合っています。終わらせ方も味わい深い。 なぜ複雑なのかは、ほとんど余談です。大気圏突入の失敗によって隠蔽側を追い込み、パイロットを亡き者にしようとするシナリオ。こうなると計画推進派は完全な悪役です。製作側の真意は分かりませんが、見かけはNASAの活動に否定的なスタンスです。非生産的な事業より福祉に金を回せというのは、当時の(今でも?)彼の国の世論でした。私はいわゆる天文ファンで、アポロ計画などに心を躍らせた少年でした。その少年の目から見た本作は「宇宙開発の意義の否定」と映りました。鑑賞者に夢を与える媒体であるべき「映画」で、宇宙開発を貶すなんてひどい、と思いました。でも、面白かったのです。だから「複雑」でした。 現在の私はエンタテイメントと割り切って鑑賞できますが、感受性が豊かな頃に覚えた印象はなかなか拭えないものです。「はやぶさ」を扱った邦画諸作でも、予算の捻出は頭の痛い問題として扱われていましたが、概念でしかない未来へ投資できるとしたら、経済大国と言われる国以外にはないと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-01-31 02:25:26)
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《改行表示》 28.ネタバレ 宇宙飛行士のひとり、サム・ウォーターストンの逃亡中のひとりごとがすばらしい。「屋根の上」が「崖の上」につながるというオチ。‥‥意外とカメラとかがんばっていて、思いもかけない長回しとかクローズアップに惹き付けられてしまった。むかしのハリウッドは意欲的だったんだなあという感慨。ヘリコプターのオペレーションとかも、観ていても「そりゃあ危険だろうが」というギリギリのところをやってる感じで、この「ヤル気」には感銘を受けた。カレン・ブラック、ブレンダ・バッカロ、そしてテリー・サラバスらの客演もみごと。脚本でいえば、エリオット・グールドは(本来ならば)もっとかんたんに抹殺されちゃうことが想像できるからアレだけれども、皆さんに不評のラストは、コレでいいんだと思ってます。 【keiji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-17 16:55:11)
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27.ネタバレ 国家の陰謀が非常に恐ろしく表現されており、緊迫感があります。セットや模型など、古臭いのは仕方ないし、設定に無理も感じるが映画として考えると良作。ブレーキの利かない車のシーンなんかはゲームセンターにいるような感覚でしかないが、スピード感があります。エアチェイスは本作の見所で、ギリギリの攻防を楽しめました。気に食わないのはラスト。黒幕の正体がばれて、追いつめられていく過程を10分程度で良いので加えて欲しかったです。どうも消化不良でスッキリしません。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 7点(2014-01-15 19:10:24)
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《改行表示》 26.ネタバレ これ実話ですか? エンターテイメントとは思えない真実味があります。 ここまで陰謀の姿を浮き彫りにした映画はなかなかないと思います。 っていうか陰謀ふざけるな。 読解力のない自分に字幕映画は向かないです。 この映画はシリアスで、前半ではけっこう話が長かったので吹き替え版がほしかったです。恥ずかしい話ですが。 宇宙とか政治の話って字幕で読むにはちょっと難しいところがありますし。 お話自体は真実味があっておもしろかったです。 逃亡のサバイバルとか飛行機アクションとか、暴走した車のシーンとか断片的に面白かったです。 てか陰謀こえええ。ほんとに実話じゃないんですか? 「陰謀はこうして起こされる」ということを的確に伝えていると思います。 ま、これがもしホントにあった陰謀を事実のまま映画化したなら この映画は制作の段階で陰謀によって消されていたでしょうけど。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 00:49:43)
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25.ネタバレ 某レンタルショップの発掘良品のコーナーで見つけました。面白い。観て損はないですね。ただ、ラストがあっさり過ぎるので先に捕まった2人の生死が気になって夜も眠れません…、昼寝することにします。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-02-23 00:37:18)
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24.ネタバレ なかなかよかった。基地からの脱出が意外と簡単だったのが-1 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-14 03:14:02)
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《改行表示》 23.ネタバレ これって映画自体のできは時代的に真っ当なんだが、インターネット普及後に粗がびっくりするほど大きくなるタイプの映画だと思う。 アイデアや設定は非常に優れていたし、出す時期も逸していなかったと思われる。 月面着陸自体は69年で、この映画が77年。今の8年とは科学や技術での意味合いが異なるスパン。置き換えるとすると3,4年程度前っていう感じの科学的な出来事が映画化された的な位置づけではないだろうか。 そういうことを頭の片隅に置いて観ると、必ずしも陳腐ではない。観客にどの程度まで嘘や粗さが許されるかという駆け引きは、格闘技の過去の戦術のような現在では通用しないやり方が垣間見えるけどそれも含めて77年という時代にしっかりと作られている映画だった。いろいろな見所があるが、そこに興味があるか無いかになってしまうのは仕方がない。 【黒猫クック】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-03-31 15:20:40)
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《改行表示》 22.前半はとても面白く、後半が普通。 しかも本当にありそうなお話。 【虎王】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-06-03 14:16:32)
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21.ネタバレ 今でこそよく話題になる「月面着陸は捏造」ですが、これを30年以上前に映画化したわけですから衝撃的だったのではないでしょうか。物語の前半は火星着陸捏造が粛々と進み、陰謀の大きさを感じさせます。後半は絶望を感じるには十分の逃走劇が展開します。農薬ごときで岸壁を見失うかどうかはさておき、翼にしがみつく主人公は大迫力! 物語のその後が気になる、アメリカを揺さぶる映画でした。ゴールドスミスの音楽も◎ 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-01 01:45:56)
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20.ネタバレ かなり以前に観ていたつもりだったが勘違い。未見でした。アポロの月面着陸が偽装という噂もあるが、それをモチーフとした映画か。ストーリーは主人公たちが砂漠に入ったあたりから緊張感が薄れ眠たくなる場面が続くが、前半はかなり面白かった。現代版ならばもっとCG満載でグラマラスな映像になると思うが、これは当時のチープな特撮感がいい味を出している。それにしても登場人物がタバコを吸う場面が結構あり、現代のアメリカでは考えられない「時代」を感じさせます。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-03 22:12:35)
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《改行表示》 19.火星着陸をでっちあげるというコメディのような設定のシリアスSF陰謀サスペンスサバイバルアクション映画。一生懸命訓練して、火星へ行くことで英雄になれるはずだった男たちが上の都合で散々な目にあうことに凄く悲哀を感じます。大体こんなもんすぐにバレるに決まってるじゃねーか、とか言ってると消されますよ…。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-11 21:49:38)
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18.ネタバレ おもしろい。数千億円、いやそれ以上の予算を投じた火星着陸が実はウソだったというだけで面白くないはずがない。更に映画の中での飛行機とヘリの追跡劇、これもすばらしい。ただ、宇宙飛行士3人にあまり魅力を感じられなかったのが残念。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-22 19:58:27)
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《改行表示》 17.ネタバレ やっぱりスカイチェイスだな。 「んんん、あれは人形だよね?」「いやこのシーンはスタントだろ?」「やっぱりチャールズは足が動いてないから人形だよ!」「でもこのシーンは実写だな。どうやって撮影したんだ?」「での無理だろ!飛行機に捕まるのは!」「チャールズは宇宙飛行士だ。これくらい朝飯前だ!」「でも疲れきってるんだぜ?」「宇宙飛行士だから出来る!」・・・そんな事言ってるウチにセスナが一回転!!「そりゃ無茶苦茶だろ!」 そんなこんなでラストのスローモーション、「やったー!バンザーイ!スローモーションにバンザーイ!」みんなで一緒に、「カプリコン・1バンザーイ!」 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-01 17:56:12)
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16.ネタバレ ご都合主義的展開も散見されるし、宇宙飛行士の逃避行の部分は冗長の嫌いはあるが、サスペンス・アクションとしては許容範囲内と思われる。アメリカの国家的プロジェクトである火星行きがでっちあげという導入部からして、ストーリーに引き込まれてしまった。特にラストのスカイアクションのシーンは他のレビュワーさんが褒めておられるとおり、素晴らしい出来である。キャストの中では、冷静なマッド・サイエンティストを演じきったハル・ホルブルックの怪演が特に光っていた。長いことしゃべっても、観てる側を全然飽きさせない。また、緊迫感あふれる音楽もGOOD!ヘルメットやヘリコプター、あるいはカプリコン1の放送など、人間の顔が見えない「組織」のもつ恐怖を暗示した小物使いもいい味を出している。ただし、もっと登場人物の心理面に焦点を当てた展開だと、もっと面白かったかもしれない。ということで、7点献上。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-09 00:55:26)
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