5.国連本部内での初めてのロケや空撮を駆使した映像、主演二人の存在感等で重厚な映画にはなってますが、サスペンス色は薄い仕上がり。それは、物語が「暗殺計画」と「通訳の過去」に二分されてしまう為。これなら暗殺計画を偶然聞いてしまうシーンはカットして、最後までニコール・キッドマンの証言の真偽を伏せておいた方が良かった。それに、私には本作のキッドマンの人物設定が凄くご都合主義的に見えた。てか、そもそもこんな人間を国連が雇うか? 物語の背景となる国際政治情勢の描き方も中途半端なので、社会派作品としても今一な印象。それでも最後まで飽きさせずに観せる所が名匠の実力なんでしょうか。ところで、バスのシーンはロンドン同時爆破テロを思い出させて、少しゾッとしましたね、6点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-09-09 00:08:21)
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4.手堅い作品。といえば聞こえはいいけど、もうちょっと、なんか、ねえ。 【馬飼庄蔵】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-06 13:04:57)
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3.テンポ良く進み、適度に頭を使う、良質なサスペンス。主人公の背景が少しずつ明かされていく過程で次々と起こる出来事にハラハラさせられ、飽きなかった。ただ、国連を舞台にしながらなんとなく話が小さくまとまってしまっていて、しかも頭使わせるわりにストーリーにメッセージがあるんだかないんだかわからないところに、小さな苛立ちを感じないこともない。娯楽作というには、主人公の背景は重すぎた。そういう意味では、少し中途半端な作品。 【ぽん太】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-01 18:10:32)
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2.ショーン・ペンとニコール・キッドマン2人のオスカー俳優による社会派のサスペンスドラマとしてそれなりに面白かったです。ただ、それでもそれほどの大した映画でもない気が時間が経つに連れ、思うようになりました。あと、個人的にはニコール・キッドマンはこういう雰囲気の作品の方が「ムーラン・ルージュ」よりは好きです。 【青観】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-30 22:33:01)
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1.ネタバレ 物語そのものにはド派手なエンディングもないのだが、伏線が凝っていてスリルがある。様々な伏線が全て種明かしにつながっている訳でもないが、暗殺の対象が悪名高い独裁者、通訳者の複雑な出身と背景、この二つの設定がサスペンスをグッと魅力的な物語にしている。何より主役のショーン・ペンとニコール・キッドマン、二人の絶妙な距離感の表現は素晴らしい。特に警護中、道路向かいの建物の窓越しに行われるやりとりがいい。安直なベッドインではなく、素晴らしい表情の演技で心に傷を持つ二人の微妙な距離感が変化していく様子を表現したふたりの名優には大拍手である。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-05-22 02:59:36)
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