映画『バグダッド・カフェ』の口コミ・レビュー(3ページ目)

バグダッド・カフェ

[バグダッドカフェ]
Out Of Rosenheim
(BAGDAD CAFE)
1987年西独上映時間:91分
平均点:7.01 / 10(Review 202人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-03-03)【ESPERANZA】さん
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監督パーシー・アドロン
キャストマリアンネ・ゼーゲブレヒト(女優)ジャスミン
ジャック・パランス(男優)ルーディ
CCH・パウンダー(女優)ブレンダ
クリスティーネ・カウフマン(女優)デビー
脚本パーシー・アドロン
エレオノール・アドロン
音楽ボブ・ティルソン
主題歌ジェヴェッタ・スティール「コーリング・ユー」
撮影ベルント・ハインル
製作パーシー・アドロン
エレオノール・アドロン
あらすじ
旅行中、ラスヴェガスへ向う砂漠の真ん中で夫婦喧嘩をしたジャスミンは怒って車を降りてしまう。夫のほうも怒ってジャスミンもおいて行ってしまう。途方もなく砂漠を歩き続けるジャスミンがやっとの思いでたどり着いた場所は、古びたモーテルとカフェとガソリンスタンドが一体となった「バグダット・カフェ」であった─。
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5.ネタバレ 凝ったカメラワークや演出がどうにもいただけない。凝ってるだけであまり効果がない。音楽の使い方はなかなかよかった。
この映画の見どころはありそうやけどちょい異様なバクダットカフェという「場」が主人公なんやろうね。
ゆるい展開でなんとなくバクダットカフェにいる気分に。
異文化同士の融和とか色々テーマあるのかもしれないけど、それはちょっと弱かった。
CBパークビューさん [DVD(字幕)] 7点(2018-02-10 21:01:37)
4.ネタバレ 毎年1~2回、温泉目的で通る国道の、何の用事もない通過点の、いつもそこにある古いドライブイン。何度も通るから存在は知っているんだけど、一度も入ったことはない。『そういやあの店、昔からあるよな…潰れもしないで』『どんな客が使って、いったい何が食べられるんだろう…』『あの場所で暮らす人って、どんな人生歩んでるのかな?…まぁ、私には一生関係ないか』なんて、お店に立ち寄ったり、入る気なんてさらさら無いんだけど、ふとそこに住む人の人生が気になる事がある。バグダッド・カフェもそんな存在なのかな。どこかからどこかに向かう道にあって、殆どの車が前を素通りするだけ。ただ通過点に存在するだけで、それ以上の関心を惹かない店。

-Out Of Rosenheim- “ローゼンハイムから離れて”。 実在の地名だけど、なぜ劇中一度も出てこないジャスミンの故郷がタイトルなのか?
原題からこの映画は“ただ通過される側”の視点から描かれた異色のロードムービーなのかな?って思った。
そしてエンドロールで最初に出てくるのが、監督でもキャストでもなく、挿入歌“コーリング・ユー”。この映画を象徴するジェヴェッタ・スティールの幻想的な歌。この映画は映像より先に歌から出来た作品なのかもしれない。

舞台はカリフォルニア州のバグダッド(これも実在の地名)。ピカピカなお揃いの旅行バッグから、この中年夫婦は新婚旅行の最中だったのかもしれない。
道に迷ったか、行き先で揉めたんだろうか?アッサリと喧嘩別れしてしまう夫婦。
“コーリング・ユー”から生まれた映画だとすると、目的地のラスベガスとは逆方向に向かうジャスミン。本来は通過するだけだったモーテルに泊まることで観えてくる、触れ合う予定のなかった人々。何年もそのまま、そこにある建物。ただ車が流れ行くだけの国道。何の変化も起きないような、ずっと変わらないようでいて、ゆっくり流れていく時間。だけどたまたまそこに住み着いた人たちにも、それぞれの人生がある。

ジャスミンの手品が評判になり“ただ通過される店”が“立ち寄る価値のある人気スポット”に。彼女の手品とみんなの調和が生んだ大きな変化。
「Too much harmony(調和とれ過ぎなんじゃ!)」と去っていくデビー。みんな仲良く調和するよりも、些細な揉め事が絶えない、徐々に退廃していくギスギスしたカフェが良かった人もいる。
ローゼンハイム(薔薇の家庭)から始まったジャスミンの旅。目的地ベガスに行くこともなく、前夫もドイツ国籍も捨てて、アメリカ人と結婚という想定外の終着点を迎える。私には一生関係のない通過点のお店で、そんな人生を過ごしている人達が居るのかもしれない。…なんて考えさせられた一本。
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2022-03-24 00:39:13)
3.ネタバレ 序盤は殺伐としていて何が面白いのかさっぱりわからなかった。
でも、勝手に断捨離始めた辺りから、なんだかよくわからないけど面白くなってきた。
主演のおばちゃんもだんだん愛らしく思えてくるのが不思議。
カフェも次第に賑わってくるし、おばちゃんの魅力が際立ってくのが良かった。
ラストでプロポーズし始めたとき、この作品って恋愛物語だっけ?って違和感があったけど、返答を聞いてやっぱり友情物語だったんだなって納得した。
もとやさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-07 15:10:10)
2.好きな映画。

ゆっくりとした時間の流れにまったりした。

人は誰も自分の居場所がある。
突然自分の居場所がなくなり無力感を感じるヤスミン。
空虚な砂漠の空が無力感を増幅する。

嫌になるのが人だけれど癒されるのも人。別れと出会い。大切なものは気づかないだけ。きっとすぐ近くにあるはず。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-05 16:42:49)
1.ネタバレ 昔からタイトルと給水タンクのイメ―ジは有名です。もちろん主題歌「Calling You」も有名ですが、でもなぜか全く見る気がしないまま2023年になりました。TV録画されていたのでついに重たい腰を上げて見ることにしました。序盤油断してると、主題歌の素晴らしさと凝った映像で一気に引き込まれそうになりますが、30分くらいまではほとんど意味が判らなくてもう見るのを止めようかと思うレベルです。ただ、掃除をし始めてからがぜん面白くなってきて、ジャスミン・ムンシュテットナー(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は何者なのか?急に彼女が魅力的な人物に見え始めてきます。

絵のモデルになってから徐々に気持ちを許して脱いでいくのは笑えます。また、やたらと美人のタトゥー彫り師も気になりますが、なかなか全容が映りません。正面から映ったと思ったらまさかの退場(笑)窓越しからの夕陽のシーン、感度を上げてワザと粗い映像で見せる幹線道路の先の距離感も素敵です。あと、カラーシートを当てたようなブーメランのシーンも素敵でオシャレ。
ただし、現実的な事を書くと最高級の主題歌から連想されるイメージはやはりイケてる刹那的な若いカップルだったと思うし、フィルム感度を上げた粗い映像もスマートな若者カップルを被写体とした方が絵になるような気がします。おそらくこの監督さんは絵にならない被写体をあえて絵の中に納めたかったのかもしれません。ヤスミンのビーチクや変な果物などからもそう感じました。

原題「Out Of Rosenheim」を「バグダッド・カフェ」とした配給会社のセンスは素晴らしかったです。原題のままだと多分ヒットしなかったかも。個人的にはラストのパーティは全カットで静かに求婚する流れでしたら9点でしたので非常に惜しい作品。何度も見たくはなりませんが印象深くて素晴らしい映画でした。ミニシアターブームも納得の、まるで小さな宝石のような作品です。
アラジン2014さん [地上波(字幕)] 7点(2023-11-09 12:50:15)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 202人
平均点数 7.01点
010.50%
110.50%
220.99%
362.97%
473.47%
5209.90%
63316.34%
74522.28%
84421.78%
92914.36%
10146.93%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.87点 Review8人
2 ストーリー評価 6.57点 Review14人
3 鑑賞後の後味 8.05点 Review17人
4 音楽評価 8.20点 Review24人
5 感泣評価 5.83点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

1988年 61回
オリジナル主題歌ボブ・ティルソン候補(ノミネート)"Calling You"

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