映画『ロード・オブ・ウォー』の口コミ・レビュー

ロード・オブ・ウォー

[ロードオブウォー]
Lord of War
2005年上映時間:122分
平均点:6.96 / 10(Review 99人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-12-17)
公開終了日(2006-04-28)
ドラマサスペンス犯罪もの
新規登録(2005-11-28)【4th Officer Boxhall】さん
タイトル情報更新(2011-03-02)【S&S】さん
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監督アンドリュー・ニコル
キャストニコラス・ケイジ(男優)ユーリー・オーロフ
ブリジット・モイナハン(女優)エヴァ・フォンテーン
ジャレッド・レト(男優)ウィタリー・オーロフ
イアン・ホルム(男優)シメオン・ワイス
イーサン・ホーク(男優)ジャック・バレンタイン
ドナルド・サザーランド
脚本アンドリュー・ニコル
音楽アントニオ・ピント
撮影アミール・モクリ
製作ニコラス・ケイジ
アンドリュー・ニコル
配給ギャガ・コミュニケーションズ
衣装エリザベッタ・ベラルド
編集ザック・ステーンバーグ
録音ポール・マッシー[録音]
その他日活(ビデオ・DVD発売)
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

31.実在の武器商人をモデルにしたという、シニカルな「ブロウ」風の実録ドラマ。モノローグが多すぎるのと、序盤の事業拡大がとんとん拍子に進みすぎる(一体「仕入れ」の元手はどっから来たんだ?)のが玉に瑕ですけど、各登場人物が要所要所で喋る台詞も一々考えさせるものがありますし、国際情勢と武器拡散の非情な現実を巧みに娯楽映画に仕上げてあると思います。特に、生産・流通した武器がどういう結果をもたらすのかを、一発の銃弾の視点で追った「チャーリーとチョコレート工場」も真っ青のタイトル・バックが素晴らしい。ラストで主人公は、自分の商売を「必要悪」だと言いますが、悪を必要としなければならない社会システムを憂えずにはおれません。しかし、我々は正にこういう世界に生きているのです、7点献上。
sayzinさん [試写会(字幕)] 7点(2005-12-02 00:04:39)
30.ネタバレ お正月公開映画とは思えぬ激シブ問題作、でも見応え充分。秀作「ニューオーリンズ・トライアル」とはまた違った切り口でアメリカ銃社会を痛烈に批判しています。この内容ならメジャーの映画会社が躊躇して、アメリカ国内では製作出来なかったっていう経緯も解ります。ケイジは型にはまってきた感じで貫禄さえ感じさせてくれる好演技。イーサン・ホークはちょっと役不足かな。むしろケイジのヤク中の弟の役者の方がインパクト強し!自分もオープニングシーンは「チャーリー~」を連想してしまいました。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-18 10:35:44)
29.ネタバレ 思っていたより重いテーマの映画だった。ラストのひねりも良かった。最初の場面からAKの銃弾工場へ、物語が進み、そして一番最後のシーンへとつながる(戻っていく?)場面は人類と戦争のエンドレスな関係を揶揄してるみたいで滑稽で悲しい。結局、誰も戦争を止めないし、止められない。だから金が儲かる。そんなこと、とっくにみんな知ってるはずなのに、きれい事言って目をそらしてるんじゃないよ。そんなメッセージを感じた。日本だって、世界最大の武器商人から毎年せっせと買い物してるものなあ。まあ、それでも映画の中の国よりずっと平和な日本だって、年間3万人が自殺で、1万人が交通事故で死んでいく。まったくこの世界というのは残酷なんですね。そんなことを感じました。
しまうまさん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-20 00:38:17)
28.あかん、あかん。ケイジ演じる“死の商人”に、思いっきり感情移入してもうた。イーサン・ホーク捜査官が悪役に見えてきちゃったくらいだもんなぁ。ストーリーテリングは、ケイジが一人称で淡々と進むベタなパターンなんだけど、主役の一本スジの通った生き方に妙に惹かれて、飽きることなく観られました。観る前は気づかなかったんだけど、監督は『ガタカ』の人だったのね。そういえば、カメラワークのセンスが良かったな。あと特筆すべきはオープニング。銃弾の製造過程を追ったものは、ワクワクさせられた。
ダブルエイチさん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-05 12:23:00)
👍 1
27.実在の武器商人の半生をシニカルに描きつつ、根本として示されたテーマは、もはや「悪」ではなく、この世界の「常識」となってしまった武器流通の実情だった。
“戦争王”と呼ばれた彼の生き方は、決して肯定されるべきものではない。だが、この世界の現状を示されれば、彼の言い分に対して一方的に否定はできない。それが、世界の現実であり、絡みついた蜘蛛の糸のように決して容易に逃れることができない人間全体の問題だと思う。
絶対に否定すべきだが安易に否定できないものを、ひとりの男の人生を通して、彼自信に肯定させることで、強く否定してみせた挑戦的な映画だった。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-02 19:09:41)
26.乾いたユーモアはさすがだなぁ。って感じでした。
あまりに重いテーマで観終わって、ドッと疲れた。でも、嫌いじゃない。
静葵さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-17 12:38:57)
25.ネタバレ 重いテーマだけれども、重過ぎない感じでよかったです。
次々と場所や時代が変わっていくけれども、それをちっともせわしないと感じさせない点が秀逸だと思います。

武器商人は「必要悪」なのか。
今のシステム上、確かにそうなのかもしれない。
そんな風に感じさせられる説得力がありました。
何が善で、何が悪なのか。
戦争、戦闘の環を断ち切るためにはどうすればいいのか。
個人レベルではどうしようもない話なのかもしれないけど、考えさせられる映画でした。
さっくさん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-25 01:12:44)
24.社会派の映画であるが、ニコラス・ケイジが主役ということもあり重くなり過ぎず、娯楽映画としても最後まで楽しめる。銃問題を鋭く突いた内容であるが、結局犠牲になるのは一番貧しい人達で、その悲壮な様がブラックな描写で描かれている。流石に個人で武器商売というのは無理があるように見えるが。売るのは仕方が無いとしても、原住民にタダで配るのはゾッとする。子供もいるのだから誤って起こる大事故ぐらいは配慮して欲しい。
まさサイトーさん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-29 07:01:30)
23.重いテーマを含みつつも、娯楽映画として立派に成立している点に好感が持てました。我々日本人にとっては「戦争」も「銃火器」も馴染みが薄いですが、それを差し引いても色々考えさせられる重みがこの映画にはあります。
Kさん [DVD(吹替)] 7点(2006-08-17 22:04:58)
22.ネタバレ 銃弾の目線でのオープニングに一人一丁が手に入る時代・・・完全にアクション映画と勘違いしてしまいました(焦)ただ、見たことは後悔していないです。むしろ娯楽というより社会勉強になりました。お金=戦争で成り立っている。そして、「我々は必要悪なんだ」という重いセリフ!!見終わった後に考えさせられる映画でした。自分は重い映画は非常に苦手ですが、この作品は感情移入出来やすく好印象。お勧めできます。
マーク・ハントさん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-27 19:24:38)
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21.まずはテーマの勝利でしょう。こういう職業にスポットライトを当てた段階で、成功はほぼ約束されたと思います(興業成績は知りませんが)。ただ、きわめて興味深い話なのに、特に前半は駆け足でポイントだけをまとめた感じでした。主人公の“語り”の多さが、その証左です。おかげで、ずっと予告編を観ているようでした。一つ一つの話を、もっとじっくり観たかった気がします。
眉山さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-29 17:42:58)
20.お気に入りのアンドリュー・ニコル監督作品なので期待して観たが面白かった。必要悪ってなんだろうと人の善悪について考えて悶々としてしまいました。こういう社会派で重く考えさせられる映画は好きです。ニコル監督次作も期待してます。
srprayerさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-17 16:37:46)
19.面白いんだけどなぁ…
misoさん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-04 23:55:01)
18.日本でも武器作ってたり、売ってる人やその家族が居るわけで、その人達には罪悪感なんてものはないでしょうね。それが仕事だし合法だし。そもそも戦争自体が合法的な殺人だしね。それがいいとは思わないけど。ちなみに射幸心でパチンコやってる人や性欲満たすためにソープランド行く人や虚栄心で偽ブランド品買う人やソフトの海賊版買う人に罪悪感はあるのかな?これらは違法だし、反社会勢力の資金源になって犠牲者を出してるんだけどね。そういう日本の現実を一切無視すれば、この作品は左の自分としてはそれなりに楽しめるんですが、主人公を悪人だとするのはあまりに安易かと・・・
東京50km圏道路地図さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-08 04:31:19)
17.普通に面白い。テーマを考えるよりも娯楽作品として単純に楽しむ映画。そう割切れば面白い。
東京ロッキーさん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-17 16:10:50)
16.ネタバレ ユダヤ人のふりをしてソ連から移住してきたというオルロフ一家は、家名からして偽名、最初からウソを背負っているわけだ。ユーリの父は、ウソと事実の隙間を少しでも埋めようと、熱心なユダヤ教徒になる。ウソの量の多さに耐え切れないということだ。
しかしユーリは違った。ウソを空気のように吸って育った彼には、ウソに対するアレルギーなど全くない。誰もがウソをつくのが当たり前で、自分もウソをつくわけだから、他人にウソをつかれても本心からは怒らない。彼は長じてシニシズムの権化のような人間となり、ウソの上に築かれた関係こそうまくいく、という信念を持つに至る。本作では、これが死の商人ユーリを成立させた背景とされている。
当然女を落とすのもウソを利用するわけだから、妻に対してもウソをつきつづけ、貧乏移民の子としての本当のユーリの姿をさらすことができるのは、弟の前だけだ。それが「戦友」という弟との呼び交わしの意味である。
いついかなるときもシニカルなユーリは、判断を誤ることがない。それで銃弾が飛び交う現場へ行っても、余計なトラブルに巻き込まれず常に生き延びる。そんなユーリの負の部分を引き受けてしまったかのように、弟ヴィタリーの精神状態はおかしくなっていく。
妻エヴァに「なぜ商売をするのか」と問われたユーリの答えは、「俺には才能があるからだ」というものだ。ウソに対する抵抗がなく、ウソとウソの間を自由自在に泳いでいくことができる、それが非合法な武器商売に必要な「才能」であり、自分にはそれがある、ということだ。「才能」があるから、それを生かしたくなる、それが「ネイチャー」というものだ、とユーリはいう。
しかし、さしものユーリも妻のウソだけは見破ることができなかった。これで万事休す、と思ったら間違いで、監督アンドリュー・ニコルは、薄っぺらい勧善懲悪ドラマなどは排している。
ニコラス・ケイジは好演していて、ラストのイーサン・ホークとのやりとりでは寒気がするほど鬼気迫る。逆にイーサン・ホークは単なる正義派の刑事の枠を超えず、人物に幅がない。
もともとそういう目的で作られたとはいえ、ラストで常任理事国の国名を並べて非難するなどは、映画としての出来を損ねる気がして残念だ。政治的メッセージをあからさまに出すのはいつでも逆効果と思うのだが。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-24 15:58:46)
👍 3
15.ネタバレ 我々はただ見て見ぬ振りをしているだけだ。
どうしようもない地獄、だが抜け出せないジレンマ。
それを悪と呼び、蔑むのは簡単だがそう単純な世界ではない。
弟を失い、親には絶縁され妻子も去る。
それでも武器商売をやめられない、それが天賦の才であり彼が信じない運命でもある。
業深き宿命を背負った彼の心には強い感動を覚える。
しかし、どうしようもないモヤモヤが残るのもまた事実。
重いテーマでありながら、それを感じさせない軽快さが魅力的ではある。
HIGEニズムさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-18 07:21:22)
14.ニコラス刑事の作品ではこれが一番良かったです。映画なのでシリアスになりすぎずエンターテイメントに徹してして楽しめました。どうなんですかね?やはり罪悪感は全くないんですかね?家族を失ってまで武器を売りたいという部分があまり共感できなかったです。
たかちゃんさん [DVD(吹替)] 7点(2007-05-22 12:25:09)
13.オープニングが印象的。製造から出荷、そして相手に撃ち込まれるまでを弾丸の視点から撮っている。日本で生まれ、日本で暮らしていると想像できない世界であるが、これが事実を基に作っているということで、受け止めなければならない現実である。重いテーマの作品だが色々考えさせられるものがある。
茶畑さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-15 21:05:26)
12.自分勝手な武器商人のはなし。需要があれば銃器・麻薬でも売り金を得る動物より劣る人間の物語。好みのストーリーではない。
2012.01/26 2回目鑑賞。吹き替え版で観る。さすが理解は楽だがイメージ損ねる。
大いなる偽善者、武器商人こんな世界があるとは・・。印象は強烈+1点。印象は強烈。ソ連崩壊時にそれらしき報道は知ってたが。

ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-03 21:18:43)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 99人
平均点数 6.96点
000.00%
111.01%
200.00%
300.00%
433.03%
544.04%
62424.24%
73131.31%
83030.30%
955.05%
1011.01%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review12人
2 ストーリー評価 6.66点 Review18人
3 鑑賞後の後味 5.52点 Review17人
4 音楽評価 6.33点 Review12人
5 感泣評価 3.87点 Review8人

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