映画『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』の口コミ・レビュー

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

[エリエリレマサバクタニ]
Eli, Eli, Lema Sabachthani?
2005年上映時間:107分
平均点:5.65 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-01-28)
ドラマ
新規登録(2006-02-17)【彦馬】さん
タイトル情報更新(2015-06-18)【イニシャルK】さん
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監督青山真治
キャスト浅野忠信(男優)ミズイ
宮﨑あおい(女優)ハナ
中原昌也(男優)アスハラ
筒井康隆(男優)ミヤギ
戸田昌宏(男優)ナツイシ
鶴見辰吾(男優)カゼモト
エリカ(女優)エリコ
内田春菊(女優)
眞野裕子(女優)
川津祐介(男優)ミヤザワ
岡田茉莉子(女優)ナビ
斉藤陽一郎ラジオの声
脚本青山真治
音楽長嶌寛幸
撮影たむらまさき
プロデューサー仙頭武則
佐藤公美(ラインプロデューサー)
配給ファントム・フィルム
特撮浅野秀二(VFXプロデューサー)
美術清水剛
録音菊池信之
照明中村裕樹
その他江角英明(献辞)
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💬口コミ一覧(9点検索) [全部]

2.大地にドカンと据えられたスピーカーから流れる<音>、マイクスタンドには友の死を弔う黒い帯が喪章として風に揺れており、その黒い帯が目隠しとして少女に装着される。ここで黒い帯は、少女から視覚を奪うと同時に我々観客に<音>が主題であることを駄目押しのように分からせるのですが、さらに喪章という死者への鎮魂機能が目隠し→<音>により死者との再会機能に反転し、またそこに生者でありながら死者である少女の蘇生機能が重なることを悟った時、浅野忠信によって掻き鳴らされる<音>が身体に裕福に沁みていったのであります。 ♪パイノパイノパイ~・・・「東京節」を口ずさみながら劇場を出ましょう。
彦馬さん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-17 23:25:10)
1.ネタバレ 冒頭から「ジェリー」のような横移動。この雰囲気で一気に引き込まれる(でも本当は「風の谷のナウシカ」の冒頭っぽいと思った。ガスマスクもしてるし)。レミング病という死の病、それを薄っぺらく語るラジオの声、何気ない風景に突然出てくる死体など、終末観の語り方が魅力的である。「レミング病という人類に絶滅をもたらす病気が蔓延していて、この病気を防止する為にはある音楽を聴かなければならない。そして、レミング病に感染してしまったある少女がその音楽を演奏するミュージシャンのもとへと向かう」という、この図式も興味深い。主人公が世界を救うという、物語が世界の中心にあるような感覚がこの映画にはある。いや、もちろん正確には違っていて、浅野忠信と中原昌也の音楽は病気を防止するだけで治す事も出来ないし、彼らは救世主というよりは隠遁者で、音を奏でる事だけしか興味がない。でもそういう所が逆に救世主的だったりする。使い古され枯渇したはずのこの構図を再び作り直すようにして、さらにこの映画では爆音という飛び道具を用いる。あの爆音の強度があるから、この映画で規定した中心は揺るがないのだと思った。そしてこの強度と対をなすような中原昌也の微笑や探偵役の戸田昌弘の陰、これがとてもいい。冒頭の砂嵐と対照的な雪のラストシーンも良かった。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-20 12:52:25)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 5.65点
000.00%
115.88%
200.00%
3211.76%
4317.65%
5317.65%
6211.76%
7211.76%
815.88%
9211.76%
1015.88%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 4.33点 Review3人
4 音楽評価 2.75点 Review4人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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