23.正直驚きました。裁判で勝利を勝ち取ることがこれほどまでに困難なことだとは。巷にはたくさんの裁判ドラマや映画がありますが、これほど考えさせられた映画はありません。おそらく観た人全員が日本の裁判制度に対して不信感を持つことでしょう。でもこれが現実なんですね。被害者の女の子が悪いわけでもないので、なんだか救いようがない… とにかくガッカリ感だけだ募る。 そういや、お金目当てで罪もないサラリーマンに対して「この人痴漢しました!」なんてことを平気でやってる女子高生がいるらしいので、女子高とかだったら学校でこの映画見せた方がいいね! 【ライトニングボルト】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-03 19:03:39) |
22.もう怖くて満員電車には乗れません。無実でも逮捕、送検されればほぼ有罪になってしまうなんて・・・。刑事裁判って本当に怖いですね。また、裁判官が無罪判決を出すと左遷されたり、不利益を被るという件には改めて衝撃を受けました。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-03 16:16:51) |
21.自分の意志・感情・思惑と関係なく、淡々と進行していく裁判。それぞれの人間がそれぞれの勝利のためだけに発する言動・行動。一人の人間として、裁判というものに関わらずに一生を全うしたい、と素直に思った。 【ハラミ定食】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 18:25:51) |
20.6000万人超の全男性諸君は、電車内での行動を常に気をつけないといけないと警鐘を鳴らしてくれただけでも十分存在意義のある作品になったと思う。正しい証言をしても再現ビデオで立ち位置等を立証しても、目撃者に証言してもらっても「男性の痴漢容疑=原則クロ」という風潮があるので、奇跡でも起きない限りは無罪放免にならない。勿論その裏には本当に卑劣な犯罪を起こしてる男性、その被害に遭われて辛い思いをされた女性も多くいると思う。
内容が内容なだけに、女性の方の中には不快に思われた方もいると思う。しかし「男女平等、法の下の平等」という側面で考えた時、少なくとも現在痴漢犯罪は、被害者女性の証言が圧倒的に有利であり、それは必ずしも法の下で平等では無く執り行われているという現実を見せたという意味で、周防監督の10年ぶりの本作は、裁判制度、検察の姿勢、警察の取調べ方、裁判官、被害者容疑者の存在、そしてなにより世間の風潮に何かを問いかけるきっかけを作ってくれたと思う。
勿論痴漢は許されない。しかし無罪の人間が誤って処罰される事も決して許されてはならない。主役を演じた加瀬亮さんが、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞クラスの素晴らしい演技をしているのも見所だと思う。 |
19. 電車に乗るのが怖くなりましたが、よく考えてみると電車だけじゃないですもんね。うーん、大丈夫なんでしょうか、この国は。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 12:46:09) |
18.丁寧に作ってあって、完成度が高い作品だと思います。内容のことを言えば、裁判官や検察官をちょっと悪者っぽく描きすぎでしょうか。彼らの立場を想像すれば、この映画の中で語られていること(証拠や証言)から、あの結論は仕方なかったように思います。観客は事実を知らされているから、奇妙な結論のように見えてしまうのも理解できますけど。映画の中で「無罪にしておいて後で引っくり返ると左遷」みたいな背景が説明されているけど、逆もまたしかりで、「有罪」にしておいて後で引っくり返って「無罪」になったって、今度は第3者やメディアに叩かれるのだから、裁判官が「無罪」にしたがらないという説明も、ちょっと一方的だったと思います。結局、犯罪を公平に裁くためにはそれなりの証拠が必要だという、ギリギリの方法が「裁判」なのだということでしょうか。 【かねたたき】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 02:49:10) (良:1票) |
17.映画館で観なくてよかったよ。コレって、映画ちゃうやーん。ドキュメンタリーってやつに近いな。裁判のこと知らない方は是非1度、ちゃんと観ておいて損はないヘビーな作品。この作品が名作か?と言うと、そうとも言えない。だってほぼドキュメンタリーなんですもん。教材ですよ、コレは。 【Keicy】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-03 02:38:55) |
16.現在の裁判の矛盾点が理解できた。不公平な裁判官の態度はショックだった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-03 19:18:44) |
15.若干消化不良の感もあるがさまざまなエピソードをよくここまで纏めたもんだなと思う。ハリウッドもどきのスペクタクル大作などという邦画ジャンルには合わないスペクタクソ作品を乱発するよりもこういう映画にこそ邦画の存在意義と生き残る道があるんだと思う。シドニー・ルメットを最後にハリウッドでは途絶えて久しいエンターテイメント性を排除した社会派映画。こういうものの告発という役割も映画にはあったはずだ 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-13 12:28:28) |
14.「裁判所ってのはこんなものなのか!」と憤りを感じさせつつも、主人公側としの主張だけでなく、「本当にやってないのか?」と考えさせられる、いい映画でした。 【きままな狐】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-12 19:34:44) |
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13.約143分と長めの映画だけれど、つまらない場面は一つもなかった。 日本の痴漢裁判に対する問題点が凝縮されていて目が離せない。 役者の演技も良く、特に主人公はノンフィクションを見ているようなリアリティがあった。 ただ、「タメになる」タイプの面白さなので何度も繰り返し楽しめないようにも思った。 【邦画好き】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-17 18:50:45) |
12.まず電車に乗る可能性のあるすべての男性はこの作品を見ておくべきだろう。 もしかしたら、女性も被害者側の立場から見ておくべきかも知れない。 あと、自分自身は電車に乗らないとしても、親類や知人に乗る可能性のある人が居る場合も見ておいた方がいい。 面白いといった作品ではないけど、痴漢という犯罪について色々と考えさせられる作品だと思う。 たぶんこの作品が世間に広まったとしても、日本の司法制度やそれに携わる人々の意識が大きく変わることはないだろう。 でも、この作品を見た人なら電車の乗り方に注意するようになるだろうとは思う。 それにしても、この作品はよく出来ていて、僕が逮捕されたわけでもないのに物凄くドキドキさせられた。 有罪になったらどうしようとか、いっそのこと認めちゃった方がいいかなとか、エッチなビデオや雑誌は早めに処分しておくべきかなとか、その日が来ても慌てないように色々と心構えしておかないといけないようです。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-10-03 05:10:35) |
11.自分だったらどうするかということを考えながら見ていたら終わりまであっという間だった。とりあえず、なるべく満員電車には乗らないようにしよう、乗らないですむような職場を選ぼうと思った。実際のところ、裁判官が法廷で出会う人たちは、本当に罪を犯した人たちが多いのだろうが、その中に少数いるやってない人たちを公正な目で見抜く力を持ち続けることはきっと難しいのだろうと感じた。 【HK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-08 15:25:22) |
10.見終わった感想は「しゃれにならないなぁ」という感じでした。 こんな事あったらたまらないですね。 映画が楽しかったというより、考えさせられる映画でした。 |
9.しかし、アダルトビデオ持ち出されるのは、ものすごくつらかったろうなぁ(後ろには昔の彼女もいるんだし・・・)。裁判官も(検察官に)「あなたが読みなさい」って・・・。そういう問題じゃないだろう! 加瀬さんの演技がリアルすぎて余計に悲惨。 |
8.おもしろかったです。痴漢冤罪ってテーマがどこか身近に感じられて良かったですね。素直に主人公に感情移入できました。冤罪被害者を中心にずさんな司法制度の問題点を描いているんだけど、検察官や裁判官を完全な悪者にするわけではなく、それぞれに事情があることもきちんと描いています。そういう意味では客観的でリアリティのある良質な映画だと思いました。何気に主人公を信じる友達の友情に感動しました。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-15 01:20:29) |
7.裁判の怖さ、社会の矛盾がすごく印象に残った映画でした。疑わしきは有罪なのか無罪なのか、いろいろ考えさせられる作品です。裁判って怖い!! 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-05 10:52:44) |
6.主演男優より有名な周防正行の久しぶりの作品。 見終わってこれからも周防監督には1本1本丁寧に 作品を作り続けてもらいたいと思いました。そう思わせるいい作品です。 エンドロールが流れると、普通バラバラと客が席を立つところが、この映画の後では 私を含め他のお客さんも暫く席に座ったまま余韻に浸っていたようでした。
痴漢冤罪をテーマに拘留所、警察、検察官、裁判官、裁判マニア、 被害者、被告とその家族・友人をリズミカルに映し出しています。 言い方は悪いかもしれませんが、映画を見ているだけで いろんな角度から裁判にまつわる情報が入ってくる優れた教育映画のようでした。
後半の裁判シーンでの各役者の演技はよかったです。 感情的になる場面や、相手の嫌がるところを突いていく裁判のやりとりは 他の映画でもありますが、例えば被害者の中学生の問いかけに対する答えまでの微妙な間。普通の人なら一生に一回あるかないかの 裁判で答弁するという緊張感がリアルに伝わってきました。 減点ポイントは小太りのおせっかいな目撃者のキャラクター。 本田博太郎のオカマ役も竹中直人の変な管理人も前半はまだ笑えてよかったのですが、 リアルな裁判シーンが続く後半では、あざとく狙ったような 役作りは余計な演出に感じました。でもこのような映画は邦画の良心です。ぜひヒットして欲しいと思います。これからもがんばれ!周防監督。 【仏向】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-31 21:32:23) |
5.監督の主張が重く、しっかりと突き刺さる秀作。題材として冤罪を扱う作品は少なくないが、本作ほど身近で、現実味を帯び、理不尽で、考えさせられ、かつ印象深い一本にはなかなか出会えない。周防監督が本作に込めたメッセージに対して、やはり我々観客には少なからず思考が求められる。が、もし自分が今彼の立場に置かれていたら・・・やはり無罪を証明するために全力で闘うことしか思いつけない。例えそれが無駄な闘いだと解っていても。 【wood】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-30 19:09:49) |
4.んなぁアホな!これでいいのか裁判官?どこかの社会の世界じゃん!「俺が黒って言ったもんは白でも黒なんじゃいっ」って言ってるようなもんでしょ! 【Dr.Tea】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-21 04:58:18) |