映画『柳川堀割物語』の口コミ・レビュー

柳川堀割物語

[ヤナガワホリワリモノガタリ]
1987年上映時間:165分
平均点:8.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-08-15)
ドキュメンタリー
新規登録(2006-10-25)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-06-07)【イニシャルK】さん
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監督高畑勲
加賀美幸子ナレーション
国井雅比古ナレーション
脚本高畑勲
音楽間宮芳生(テーマ音楽)
製作宮崎駿
スタジオジブリ(二馬力)
作画田中敦子〔作画〕(アニメーション原画)
美術山本二三
保田道世(色指定)
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

1.映画の冒頭、緩やかに進む平底舩の船首低位置に据えられたカメラが
掘割の景観を映し出していく。
木々から漏れた陽光が水面で反射し、
水路沿いの民家の軒下に光の揺れを作り出している。
子供たちが戯れ、ご老人が寛いでいる。
また夕焼けの水田では、逆光の中で一人の男性が足踏み水車を回し続けている。
かつては映画の最初期にも撮影されたそれらの風物は、柳川の景観として以上に
映画の被写体として、動的かつリズミカルで尚且つ美しい。

古くから培われた掘割の合理的なシステムが、アニメーション・図版を活用して
解説されるのも勿論アニメーション監督の特色だろうが、
大半を占める実写部分のレイアウト、動きの捉え方にその資質が表れている。

高度成長期の危機に瀕した掘割。その汚れきった死相は、静止した一枚写真の
数々で提示されるのも高畑流の演出だろう。

流れ、巡ってこそ生きる水が、動きあってのフィルムを通しての生として語られる。




ユーカラさん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-24 15:51:08)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.67点
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