75.数年前に見たけど、結構鬱になる映画やった事と、ミュージカルやった場面はめっちゃ印象的で、こういったバットエンドは嫌いではない。セルマに本間エエ事起きてへんし、落ちて落ちて、自分の気持ちも一緒になって落ちていきました。 【ymmt】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-24 04:27:10)
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74.この作品を正月に見たのは間違いだった。けど、インパクトは半端じゃなかった。終わったあとしばらく動けなかったもんね。賛否両論あるだろうけど、記憶に残る作品であることは間違いないです。 【tonao】さん 8点(2004-11-27 16:35:32)
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73.ネタバレ アメリカの抱える暗の部分、移民差別、労働者階級の貧困、身障者の問題ありとあらゆるものが重く暗い画面と共にのしかかってきます。その現実と向き合いながらも空想の中でミュージカルに耽る主人公の姿がとても健気でした。本当に救いのない話で見ていて辛いのですが、不思議とビヨークの醸し出す雰囲気が全てをオブラートのように包み込み、辛い現実を中和していました。多分他の女優さんなら成り立たない映画だと思います。 【SWORD】さん 8点(2004-07-27 10:31:41)
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72.本作タイトル「ダンサー・イン・ザ・ダーク」とは、「ビョーク演じる盲目の主人公」のことだと思っている人が多いようですが、実は本作を見た皆さんも「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なのです。つまり、
①カンヌ受賞の評判に踊らされ、映画館の暗闇に足を運んだもののハンディカメラ映像と後味の悪さに翻弄された人
②映画を見て陰鬱(dark)になりつつも感動で心を揺さぶられた人
③何も感じなかったので、仕方なく夜中のクラブで踊り狂った人
のいずれかに該当するはずです。あなたはどれですか? 【STYX21】さん 8点(2004-07-18 07:38:23)
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71.美しい映像、音楽すばらしかった。セルマは良き友人に恵まれてはいたが孤独であった。そして悲劇をうむのだがミュージカルシーンは生き生きとしていた。心に残る映画になった。 【ビンセント】さん 8点(2004-06-28 23:45:31)
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70.ネタバレ これは今までに類を見ないミュージカル。あえてカメラを固定せず、手持ちでしかもセピア色で描き出される映像はまるでドキュメンタリー映像を見せられているような気分になる。ミュージカル部分はそれとは対象に色が付き、導入部分が楽器ではなくプレス機の音や列車の通る音が徐々にリズムを刻み、それから様々な人々が歌い踊るというこれまた幻想的な映像である。あの裁判で、セルマは秘密を打ち明けて、真実を語っていれば、刑は減刑されたかもしれない。しかし、例えそうだとしても、“移民”である彼女には不利な立場であった事に変わりはない。信じた隣人に裏切られ、全てを失い、そして犯罪者の汚名を着せられる…なんと過酷な事だろうか。そかし、そこまでして彼女は息子の目を治すため、自らを犠牲にした。これは確かに後味が悪い。いや、それどころか冒頭からして暗い。しかし、それだけで切り捨てるには、あまりにも勿体無い映画だ。
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69.重く暗いストーリーそしてラスト・・・。泣きました。 感動とは違う涙が溢れてきました。やりきれません。 テーマは違いますが「火垂るの墓」を思い出しました。 【ジム】さん 8点(2004-04-26 12:53:17)
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68.うわー悲しすぎや、そして救いがなさすぎやー。。でもずっと心に残ると思う。。 【ヒロヒロ】さん 8点(2004-03-24 01:14:43)
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67.ネタバレ ひたすらにやりきれない方へ、あぁやりきれない方へといざなわれてゆき、最終的にどん底のボーゼンに突き落とされてしまっても、何だかえもいわれぬ感動が残ってしまって私はこの作品をキライになれない。ビョークの歌声が脳みその芯に響く。時にボーゼンとしてみたい欲求というのがあるのかもしれない。人によっては、であろうけれど。 【HAR】さん 8点(2004-02-09 18:04:32)
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66.ネタバレ 見終わってからもじわじわと心の奥底に問いかけてくる映画。「目が見えないのか」の問いに、「What is expected to see?(見るべきものがある?)」と答えた後、列車と線路で踊るミュージカルシーン以降からのめり込んだ。セルマはほとんど目が見えないがために、音楽などに対する感性も常人とは異なるのだろう。現実シーンは素人のように手ブレで撮影し、空想シーンでは逆に固定した映像で見せるという、なんともいえない切り替えのバランスが一言でいって素晴らしい。この作品には「Mercy(慈悲)」「forgiveness(許し)」などの宗教用語が絡んでおり、そういった西洋人のキリスト教的考え方を考慮に入れながら見るとますます評価は高くなるだろう。最後のシーンは残酷に過ぎるという意見が多いが、執行延長を却下した時点で分かっていたことであり驚きには値しなかった。自分自身、そういった場面について何度も噂に聞いていたせいかもしれない。ショーシャンクのように救いがある終わり方ではないので、ショーシャンクよりマイナス1点。非常に重い映画なので、「白夜を旅する人々(三浦哲郎著)」と同じく四年に一度ぐらいの間隔でみたい作品。ミュージカルの場面だけは毎日でも観たい。 【mhiro】さん 8点(2004-02-01 17:08:08)
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65.現実はドグマ、非現実をミュージカル。一見とても安易。ラース・フォン・トリアーだからこそ究極となりえた。あまりにもあからさまな星条旗のショット、これほどストレートに己の思想を伝えようとする監督が他にどれだけいるだろう。「オレの映画は芸術だから。分かる人に分かってもらえればいい」というのでは決してない。映画はファンタジー、休日をお手軽に過ごす単なる手段、そんな映画に対して完璧に受身な全ての観客に対して覚醒を、半ば強制するような、いわば挑戦状だ。この作品を単なるメロドラマとして消化できたとしても、それはそれで幸せだろう。これは交通事故に遭ったようなものだと。映画は変わらずファンタジーだと。どちらにしろトリアーは本作の姿勢を、続けるどころかますます増大させていくのだろう。皆こっちをみてくれ!と。つーか変態。ラースはど変態。 【ドレミダーン】さん 8点(2004-01-25 23:13:13)
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64.この映画でトリアー監督が見せたかったのはビョークという歌姫であり、脚本から救済の要素を(不自然なくらいに)排してしまったのは、彼女を浮かび上がらせるための仕掛けの一つだと私は受け取りました。映画はフィクションであるからこそ楽しめる側面があり、観客には場面に応じて主観と客観を行き来する自由がある。私はこの映画を観ている間、ビョークのステージを堪能するためにずっと引いた視点で通しました。 全てが悪い方向へ転がり落ちていく現実のシナリオ。対比するのは、ジーン・ケリーやアステアが見せてくれた幸せなミュージカル映画の世界。くっきりした明暗、だからこそビョークの歌声に何かが宿るのを感じられた。しかしメジャーな興行にのせたために多くの純粋な観客を傷つけたことを思うと、手放しに賞賛することが憚られる。手持ちカメラで撮られた現実は三半規管への刺激を蓄積。追い討ちをかける生理的にショッキングな結末。現実のシナリオはひたすらに嘔吐を誘発する。監督が意図して人体の錯覚を利用しているような気がしないでもない。 観る人を選ぶ大人の童話。支持も不支持も、間違いなんかじゃない。 ただ一つ、ミュージカルとしてはダンスのスキルが物足りなかった。 【337】さん 8点(2004-01-15 12:45:26)
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63.元々こういう映画が好きです。そしてミュージカルも好きなので非常に楽しめました。映像を綺麗でしたし、音や感情がリアルに伝わってきました。『なんでだよ!』『違うだろ、それは!』って思うもどかしさが1杯詰まっていますが、それはそれで彼女の生き方だし、彼女の子をおもう意思だから尊重したいなぁ~と(笑)皆さんの言うように、最後は言葉を失い、かなり凹みました・・。 【エルビス】さん 8点(2004-01-05 19:43:48)
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62.ネタバレ 「頭の中は自由」、アンネの日記にこんな一文があった。 こんなにも深い深い暗闇の中で、押しつぶされる恐怖に身を浸していても、彼女は歌うことが出来た。 どんな不幸からも、人は喜びを拾い上げることが出来る。 どんな暗闇も、それを暗闇と認めてしまわなければ暗闇ではない。 そして最後の歌も、認めてしまはなければそれは最後の歌にはならないのだ。 セルマ、あなたは強いよ。 光だけを見つめて生きていくことだって、光だけを見つめて死んでいくことだって決して不可能ではなかった。 あぁ、希望に満ち溢れた映画。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-01-03 13:25:51)
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61.ネタバレ ミュージカルの部分が作品の暗い部分を多少カバーしてくれてる感じがした。話的には真っ暗なストーリーで、理不尽なセルマの死を辛く思うけれど。。子供への一心の愛に最後にはセルマに違う意味での希望の光を感じた。ミュージカル部分が凄く強いからミュージカルは絶対だめ!って人には良くないかもしれないけど★個人的にデビッド・モース大好きだけど、こんな役でゲンナリしました★ 【civi】さん 8点(2004-01-01 23:19:44)
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60.作品の出来としてはこの点数をつけざるを得ない。しかし、もう二度と観たくない。こんな悲しみややるせなさを何度も何度も味わうのは自分の人生だけで充分だ。 【しゃらら】さん 8点(2003-12-24 15:44:11)
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59.世界観には禿同。しかし映画でこれをいう必要があるのかな?とも思った。デンマークでは映画はそういうものなのかも。日本ではエンタテインメントだけどね。ただ、予備知識ぜろで見た私はしばらく立ち直れなかったっす。
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58.最初の方を観た段階で(やけに演技が凝ってるけど)大長編PVだと割り切って見続けようとした。だけどビョークがどん底まで落ちていく描写は正直キツくつらかった。そしてそのまま自分なりの楽しみ方をどこに見出すか迷いながら最後まで観た。 ただ、歌うことの良さを再認識させてくれたし、ビョークが歌姫と名乗るにふさわしい実力を持った人であることはわかった。また、こういう作品に違和感覚えてしまうのは、アメリカ映画&文化に慣らされてしまっているからなのかな?と漠然と考えさせられたりもした。 てなわけで観た時はそれほどいいと思わなかったけど、だいぶ時が経った今でも自分でも驚くくらい鮮烈な印象は残っているので『影響を与えてくれた作品』ということで評価してプラス1=8点。 余談だけど、ストーリーに無関係なダンスシーンは「ムトゥ踊るマハラジャ」の方が断然好き。で、地味な作品なのに何故こんなにコメント多いの?不思議だ・・・(少なくとも私はこのサイトの投稿数の多さで初めて本作を知った) 【じゃん++】さん 8点(2003-12-09 00:18:06)
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57.この手の暗い映画は 自分の気分次第でおもしろくもなってくる。ビョークの素晴らしさを感じました。この映画を見た後ビョークのCD購入しました。 子供を守るために自分を犠牲にする謙虚さ。見終わった後いろいろ考えさせられインパクトのある映画ですね。
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56.手ぶれの激しいハンディカメラの画像と一転鮮やかなミュージカルシーン。セルマの厳しい現実と空想世界のコントラストを映し出すための考え抜かれた演出だってことはよくわかるんだけど、ハンディカメラは、そこに撮影者の存在を強く感じすぎて、私などは全く感情移入できなかった。ミュージカルシーンもコマ切れの印象しか残らず、もっと全体像を写してよ!とイラついた。しかしビョークの存在感と、この映画の持つパワーは圧倒的。何の感動もせずイラついたっていうのに、彼女の歌う「マイ・フェイバリット・シングス」が頭から離れず、なんと3回以上も観るハメになった。良くも悪くも、観るものに強烈な印象を与える映画だ。 【poppo】さん 8点(2003-11-23 20:08:01)
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