40.ネタバレ 映画音楽史上、最高傑作との呼び声も高くは無いけど低くも無い、007のテーマ曲。さすが第一作だけあって、フンダンに聞くことができるのがナントモ嬉しい。ボンドが何かする度にテーマ曲が流れる。いや、何もしなくても流れる。めっちゃカッコイイぞ。この第一作を観て、この音楽を聴いてると、「実はジェームズ・ボンドはとても優秀なヒトなのかもしれない」という気がしてきちゃいます(後の作品からはその片鱗も感じられない、こともある。あはは)。常にクール、そして非情。敵を殺すことに何の躊躇もしない。いたいけな蜘蛛まで徹底的に叩きのめす。非情だ。クルマを運転していれば敵の襲撃、カーチェイス。ボンドの見事なハンドルさばきを見よ。背景が合成映像なので、ボンドのハンドル操作はクルマの動きとズレまくっちゃってます。こんな危険な自動車でこんな危険なカーブを乗りこなすとは、何というドライビングテクニック。やっぱり一流のスパイは違うね。また、一流のスパイは「水とんの術」も使えちゃったりするのだ(ただし、「水とんの術」しか使えないのであった。とほほ)。そんなこんなのうちに、敵の基地に乗り込むボンド。敵の基地は例によって、無意味に豪華。ついに登場する謎の怪人、ドクターノオ。ノオと言っても、キュッキュッと言いながら頭突きでタイガーマスクを苦しめたあのボーリング球野郎ではなくって、こちらのドクターノオは、何と、両手が何だかスゴイ事になっていて、とてもスゴイのである。ついに囚われの身となるボンド、危うし! しかし気が付いたらナゼか楽勝で脱出してしまい、気が付いたら大爆発している敵の基地。まさに007映画の原点に相応しいクライマックスと言えましょう。これが、今にいたるまでレンメンと続くあの大ヒットシリーズの第一作、なんですね。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-24 22:55:28)
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《改行表示》 39.ネタバレ 40年以上前の作品だから、古くさくて鑑賞に堪え得るものではないだろうと高をくくっていたら、意外や意外。結構しっかりとした作品で、カーアクション以外は言われているほどの「古さ」は感じられなかった。アジトに潜入して捕まって、逃亡して、ボスと対決するという展開もほとんどマンネリ化しているはずなのに、本作では先が読めそうであまり読み切れない手に汗握る展開となっている。40年前にこれを観せられれば、確かに人々は熱狂するのも分かる気がした。 驚かされるのは、40年も前にすでにボンドの人間像は完全に固まっていることだ。近年の作品と比べても、ボンドの人間像には変化は感じられない。 女にもてて、敵・味方構わず抱きまくる。ギャンブルは連戦連勝、タイマンでの喧嘩や格闘ならまず負けない。射撃もドライビングテクニックはトッププロ級で、高級スーツを着こなし、料理や酒にも精通している。クールで冷酷でありながら、情熱的な部分もあり、ウィットにも富んでいる男である。男性からみると、まさに理想的な男性像がジェームズボンドなのだろう。ボンドが人々から愛される理由としては、夢のような完璧な男性像であるボンドに自分自身を投影して、一時の間、自分が憧れの存在になりきれるからではないか。 また、本作から近年の作品まで、脈脈と受け継がれるもう一つの魅力は、多国籍感だろう。 イギリスの諜報部員が主人公ではあるものの、舞台はジャマイカで、敵のボスはドイツと中国人のハーフ、アメリカのCIAも絡んでくる。冷静にみれば、一つの島で繰り広げられる、こじんまりとしたスケールの話でも、登場人物や舞台や設定だけで、かなりスケールの大きな話になってくる。世界規模で活躍するボンドの姿も、先ほど述べた彼の魅力に磨きがかけられるのだろう。 適役のドクターノウは鋼鉄の義手でボンドをぶん殴り、ちょっとはボンドを追い詰めていたようにも見えたが、確かにハラハラとさせる演出としてはイマイチだったようにも感じる。彼の重要性としては、スペクターの存在を語らせることに意味があったのかもしれない。 一応ストーリーの重要な核である「ロケットの打ち上げ」がほとんど無視されてしまったのも、勿体無いかもしれない。上手くリンクさせればさらにハラハラ感を増せただろう。 冒頭の三人組、途中でも一回出てきたけど、その後出てきたかな?中ボスとして出せばよかったかもしれない。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-14 23:25:08)
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《改行表示》 38.ネタバレ 時代からいってあまり期待はしていなかったのですが、 やはり古いです(苦笑) 「北北西に進路を取れ」といいとこ勝負かも・・ しかしいきなりテーマ音楽がかかりますとちょっとした感動。 ああ聴いたことはあると。 このはじまり方はすごい・・ 「マルホランド・ドライブ」のオープニングと同じじゃないですか! 3人の盲目の杖をついた黒人が影絵から動き出しはじまると・・ このアイデアだけでも感心。 内容は本当にいい時代のSFの入ったアクション。 SFというのも変ですが悪いやつがDrノオという科学者で、 怪しい実験をある島で行っていて、 アメリカのロケット発射を妨害しようと企んでいるなんて、 SFじゃあないですか!? 話が大掛かりでしかも派手でどちらかといえば、 「インディ・ジョーンズ」の世界なんです。 スパイものときいていたので「MIP」みたいなのかなぁと思っていたんですが、 これはテンガロンをかぶっていないインディです。 スピルバーグはインディシリーズをルーカスと制作したときに、 007のような冒険活劇を作ろうと意見が一致したそうですから・・ 全く007と同じではいけないから西部劇のスタイルで職業も考古学者にしようかと。 しかも「JAWS」では007というナンバープレートがサメのおなかから出てきたり・・ シリーズを全部順番に観ていこうと思います。 アクション・ヒーローものは苦手ですがこのシリーズは観てみよう。 そして今回ショーン・コネリーがボンド役で一番人気なのがなぜかがわかった。 まだ1作しか観ていないけれどなんとなく・・ もちろん年を重ねたコネリーのほうが私は好きですが・・ 007の1作目を観て確信しました。 完璧な二枚目ではないけど妙にかわいらしい表情をする。 キザな役なんだけれどもそうは見えない品がある。 まあそれが愛される個性というものなのかもしれません。 私は誰かに似ているというのを指摘するのがクセなんですが、 ケビン・スペイシーとジャン・アレジを合わせたような(爆) 特に角度によっては本当にケビン・スペイシー似。 出てくる女性がみんなきれいなんですよね。 で、敵であろうが味方であろうがキスしちゃう(苦笑) ものすごくアタマが切れるようでなぜかつかまってしまう・・ まさにインディジョーンズじゃあないですか・・ 割り切って観れば結構面白いかも。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:54:24)
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37.記念すべき007第一作。まだ映画としての定型が定まっておらず、小説原作の映画にありがちな地味さを色濃く残す。007といえば「スパイグッズ」だがそれもまだ登場しておらず、絶体絶命の大逆転というのが無いので、銃撃に格闘にボンドはスーパーマンとして描かれている。のちの007の評価を知っていると「こんなものか」という程度の感想になるが、ボンドのキャラ自体は既にほとんど固まっており、非常に魅力あるキャラに仕上がっているため、続編を見ようという気にはさせられた。評価6レベルの映画ではあるがのちのアクション映画、スパイ映画に与えた影響や功績は大きいため+1しておく。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-17 04:32:23)
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36.まさに「そこそこに面白い作品」超無難な出来。ドクターノオの手をもっと生かせたのに勿体無い。 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-15 11:19:25)
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35.ネタバレ 映画史にこれだけの巨大シリーズを打ち立てたのは凄い。ポカはやらかしても、ぶっ飛んだ作品を残さずによく20作も続いている。そんなシリーズの第1作なんだからそれだけで価値があるといってもいいと思う。確かに本領発揮は次作からということになるのだが、本作の「スミス&ウェッソンは6発だよ」というセリフがシリーズ中1番好き。ちくしょう、カッコいいぞボンド。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-14 22:07:42)
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34.ネタバレ ショーンコネリーが若いのですが現在の方が渋くて個人的に好きです。ヒロインも期待していたより可愛くなかった・・・(笑)製作された時代を考えれば良く出来ている。シリーズの第1作目ですが盛り上がりに欠けるのとボンドが弱いのが厳しいところだ。やっぱりQの秘密兵器が見たかったです☆それに悪役のドクター・ノオにいまいち魅力がないのが残念だ。どうせならドクター・ノオが黒い手袋をはずして謎の手でボンドを苦しめてくれれば面白かったのに(笑) 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-11 03:03:43)
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33.ショーンコネリーが若くてかっこいい。ボンドガールのハニー役の人も綺麗で良かった。1962年の映画だけあって映像は昔っぽかったけどテンポも良かったしエンディングまで楽しめた。ただドクターノオ弱すぎ。あの意味ありげな黒い手は何の役にも立たずに終わった・・。 【べんちゃんず】さん 7点(2004-12-10 12:57:47)
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32.記念すべきシリーズ第一作目です。1962年作品とは思えないほど鮮明なカラー映像にびっくりです!期待よりも断然面白かったです。飽きさせない作りで、今後、古いシリーズも見ようと心に決めました。ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドは紳士でクールでユーモラスでセックスばっかりします。しかし、ピンチでビビッたり、意外と簡単な罠にはまったり、まだまだキャラクターが固まっていない印象でした。何しろ古い。設定が古いのはいたしかた無いのですが、その他にも突っ込み所が満載でした。
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31.ネタバレ この映画を観た当時はイアン・フレミングの本も日本になくて、映画自体もあまり有名にならなかったのですが、二作目あたりからブレークを始めました。ずっと後にテレビで観たら最初の三人組の殺し屋の唄うところで字幕が伏字になっていたので驚かされました。(放送禁止用語でしょう)捕らえた相手に白状させてから無慈悲に射殺するところとかは従来の善玉ヒーローのパターンを破壊するものとして印象的でした。しかし何よりもスパイは目立たないことが常識なのに目立ちすぎの服装と容貌と言うところが斬新性がありました。ボンドガールの読みは封切り当時はアーシュラ・アンドレスとされていましたが、この映画以後も「ブルー・マックス」などのUndressの役柄が多かったようです。NO氏の最後は放射能汚染で痛めた手に代えたご自慢の義手が滑るために溺死と言う義手のひとにはつらいものがありそうです。 【たいほう】さん 7点(2004-09-30 00:10:00)
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30.ショーン・コネリーの007の中で1番好きかも(^。^) 結構おもしろいし今までのボンド・ガールの中でもウルスラ・アンドレスがかわいい方だね ハル・ベリーが真似してたけど全然、色気ないし似てね~よ。最近の007はいまいちなのばかりで古いほうが意外におもしろいっす ウルスラ・アンドレスがのビキニがセクシーだったからおもしろかったのかも!! 【ようすけ】さん 7点(2004-07-25 17:19:06)
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29.この映画よりも20年、30年後に作られた007を先に観てしまったから、とても地味に感じた。記念すべき1作目の作品ということで我慢して観たわけだけど、それほど面白く無い。ショーンコネリー007が本領発揮するのは2作目からだね。 【くうふく】さん 4点(2004-07-21 17:55:02)
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28.007シリーズは全部見てますが、やはり1作目という事も有って感慨深い物があります。低予算の中でよくあれだけの作品が作れたと関心します。なにやらダンプかブルト-ザーか判りませんが、火を噴くドラゴンに見立てているのは結構笑えます。 【みんてん】さん 6点(2004-06-05 02:13:34)
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27.ウルスラ・アンドレスが登場するシーンが印象的です。 【ギニュー】さん 6点(2004-04-18 19:59:35)
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26.ショーン・コネリー若いし、1作目ってことでとりあえず見ときました。1作目といっても、やっぱ他の作品と同じ空気だしそんなおもしろくもなかった。最後の基地脱出の時、敵とはいえ非難する人のボートを強奪するボンドはひでーと思った。 【バカ王子】さん 6点(2004-03-31 02:40:07)
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25.テーマソング流れまくりで、ここから歴史はスタートしたんだなあと思うと感慨深い。シリーズ1作目って大事ですよね。日本版007になり得た(と勝手に思っている)題材、高倉健の「ゴルゴ13」はシリーズ化されなかったのは残念だなあと、コレを見ながら思った。007がギネスにも載っているという「男はつらいよ」の48作を超えるのは何年後か?
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24.意外と真面目な作品なんでビックリしたんだけど、ベルトコンベアに載ってシャワーを浴びるだけで、放射能の濃度が下がるのが不思議。 【マイケル】さん 5点(2004-03-17 10:46:53)
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23.この辺りの年代の007はどれも似て見える・・・。 【亜空間】さん 7点(2004-03-03 17:02:04)
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《改行表示》 22.ショーンコネリーかっこいいし、英国人紳士と言う感じですね。ウルスラも良かったし、あの当時、としては、制作費も含めて、 素晴らしい作品ではないかと思えます。子供の頃、見たアメリカTV映画、フリッパーとか位しか、記憶無いけど、古き良き時代を、感じさせます。映画って素晴らしいです。 【yasuto】さん 10点(2003-11-21 23:43:54)
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21.記念すべき第一作ということで、興味のある人は見ておけばよいと思われる。ただ、さすがにやや古いという印象は否めないだろう。
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