映画『雨あがる』の口コミ・レビュー

雨あがる

[アメアガル]
After The Rain
2000年上映時間:91分
平均点:6.13 / 10(Review 108人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-01-22)
ドラマ時代劇小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-09-07)【イニシャルK】さん
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監督小泉堯史
助監督野上照代(監督補)
キャスト寺尾聰(男優)三沢伊兵衛
宮崎美子(女優)たよ
三船史郎(男優)永井和泉守重明
仲代達矢(男優)辻月丹
吉岡秀隆(男優)榊原権之丞
加藤隆之(男優)内藤隼人
檀ふみ(女優)奥方
井川比佐志(男優)家老
原田美枝子(女優)おきん
松村達雄(男優)説教節爺
大寶智子(女優)おとし
奥村公延(男優)遍路の老人
頭師孝雄(男優)鋳掛け屋
山口馬木也(男優)野田又四朗
隆大介(男優)犬山半太夫
鈴木美恵(女優)宿屋の女中
児玉謙次(男優)野呂惣左衛門
森山祐子(女優)腰元
下川辰平(男優)宿屋の亭主
おかやまはじめ(男優)
森塚敏(男優)
出演黒澤明(スチール写真)(ノンクレジット)
原作山本周五郎「雨あがる」
脚本黒澤明
音楽佐藤勝
撮影上田正治
斎藤孝雄(撮影協力)
相馬大輔(撮影助手)
製作椎名保(製作委員会)
宮川鑛一(製作委員会)
アスミック・エース(製作プロダクション/「雨あがる」製作委員会)
角川書店(「雨あがる」製作委員会)
テレビ東京(「雨あがる」製作委員会)
IMAGICA(「雨あがる」製作委員会)
博報堂(「雨あがる」製作委員会)
プロデューサー黒澤久雄
原正人
配給アスミック・エース
東宝
美術村木与四郎
黒澤明(題字)
衣装黒澤和子(衣装デザイン)
編集伊藤伸行(編集助手)
録音紅谷愃一
照明佐野武治
その他黒澤明(献辞)
IMAGICA(現像)
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💬口コミ一覧(6点検索) [全部]

25.仏教国ならではの、人の徳についての物語。何の疑問も持たず間違ったデモクラシーに半世紀以上も毒され続けた揚げ句、グローバリゼーションの名の下に人情紙風船へ更にヘリウムを詰めるほど情を軽んじ、中小企業の副部長職レベルの小さな目標に向かって秒刻みで時間と自然を浪費している、現代日本人への無駄な抵抗って感じでしょうか。確かに心洗われる良い話ですけど、無我の境地に達している様なこの夫婦は浮世離れし過ぎていて、ファンタジーとして観るしかありません。あと、折角台詞が絞り込まれているのだから、唐突な夫婦のモノローグはそれぞれカットすべきだと思う。それにしても絶対いないだろうけど、この宮崎美子は理想の大和撫子だよなぁ…、6点献上。
sayzinさん 6点(2002-11-01 03:11:30)
24.非常にロケーションがいい。それだけでいい気分になりました。主人公は大した人物ではないんですね。人斬りもしたし。全体的に大根役者が多かったけど雰囲気はよかった。
Asannさん 6点(2003-06-28 17:19:24)
23.クロサワの遺稿を”黒澤組”とも言うべき縁のスタッフが映画化。ただ、いくら彼の傍で仕事をしたからと言っても演出家としての力量まで受け継いだ訳ではないので、出来は飽くまでそれなり…ってトコかな。それと、黒澤のネーム・バリューに「おんぶにだっこ」っていうか、スタッフが黒澤シナリオの再現に傾注し(過ぎ)て、本来黒澤作品に満ちていたダイナミズムが却って削ぎ落とされていた気がする。あとは…黒澤作品に限ったコトじゃないんだが、かつての邦画は渋い脇役や大部屋俳優たちに支えられていた事実を痛感させられた。本作に決定的に欠落しているのも正にココなのだ。特に長雨で足留めを食らった安宿での酒宴シーンは脇役が只のモブシーンのパーツでしかなく味わいに程遠い。あと、ラストを原作から改変したのが黒澤自身なのか本作スタッフなのか知らないが、山本周五郎の味わいが薄められたみたいで個人的には非常に遺憾である。役者では寺尾聰はそう悪くない(でも宇野重吉みたいな味はナイ)が、宮崎美子の奥方は生活感が無さ過ぎて余り頂けなかった。リアリズムに拘るならお歯黒メイクくらいしろ!と言いたい。三船史郎の殿様は若き日の父親を彷彿とさせる大根ぶりだが、逆にそれが味につながっていたのでまぁ良し。オマージュも程々にして、もっとスタッフ自身の個性を打ち出し黒澤を超えるぞ!!くらいの高い志を見せて欲しかった…!!でも、そりゃ酷過ぎるかな。取り敢えず6点どうぞ。
へちょちょさん 6点(2003-08-10 23:32:49)
👍 1
22.見終わった後ちょっとキレイな心持になった気分になれて、嫌いな作品ではなかったと感じましたが、いかんせん短い作品時間のくせに物語の進み方がスロー過ぎますね。「淡々」とう言葉がありますが、「淡々」じゃなくて「遅い」と感じました。私もまだこういう作品がゆっくり堪能出来るほど年をとっていないという事か(笑)。一つ思ったのは、私もあの山の「自然」の中に入って癒されたい。。。
はむじんさん 6点(2003-10-10 01:56:05)
21.ネタバレ 日本の風景(空と山と川、緑と青の対比)の美しさ、日本ならではの夫婦像等、「日本」が美しく撮れている作品です。キャストでは、宮崎美子が今は絶滅してしまった(?)大和撫子という人種を好演していて、こんな嫁さんが欲しいぞー、と真剣に思ってしまいました。あとは、寺尾聡も人の良い浪人を好演しています。しかし、幾つかけちを付けたくなるところがありました。まず、黒沢明監督に捧げる、はいただけないです。最初から逃げ道を作っているみたいで、げんなりしました。で、マイナス1点。次は、皆さん書かれてますが、主人公夫婦以外のキャスティング(原田美枝子は除く)、特に城内の侍は、もう全てが失敗だったと思います。いくら黒沢明の遺作だからって、スタッフはともかくとして、キャストまでそこに拘る必要があったのでしょうか。吉岡秀隆もなんだかなぁ、と思いましたが、特にひどいのは三船史郎。二十数年ぶりの映画主演だったらしいけど、自分から言わせたら、引き受けるんじゃないよ、と言いたかったです。安宿の酒宴のシーンも、時間を割いている割りには味が無かったなぁ。ここは、マイナス2点。最後に、殺陣のシーンで血飛沫が首から吹き出るところがありますが、これは余計だった気がしてますし、入れるにしてももう少しマシな血飛沫にして欲しかった。マイナス1点して、計4点引きます。
なおてぃーさん 6点(2004-02-01 21:41:55)
20.全体的に淡々とこざっぱりし過ぎて物足りなさが残った作品。主人公が人を斬っちゃったところも違和感ありましたし。けど日本の風景描写はとても綺麗。最初の宿場のシーンも当時の雰囲気が伝わってくるようでした。そこそこ。
流月さん 6点(2004-03-17 03:29:26)
19.寺尾聰の静かなたたずまいの中に一瞬背筋の冷たくなる殺気を感じました。でも、むやみに人を斬らないのがいいですね。命の重みのあるチャンバラは、たとえへっぴり腰でも緊張感があって好きです。ラストの5~6分のもたもた感はもっと何とかならなかったのかなと思った。あそこをもっとすっきりと描けばもっと評価が高くなってたはず。宮崎美子の良妻ぶりが光っていた。まさに天然記念妻。トキより貴重。しかし仲代達也はいいですね、ほんのチョィ役でもみんな持って行っちゃう。大きな役者です。
Berettaさん 6点(2004-06-20 02:12:53)
18.最後に無事殿様に召し抱えられてハッピーエンド!じゃなくて本当によかったわ。 ドキドキしちゃったわよ、安っぽい終わり方になりそうで。 アタシがこの映画で最も強く感じたのは「優しさは難しい」ってこと。 殿様が「勝った者の優しい言葉は、負けた者の心を傷つける」って言ってるけど、まさにそうよねー。 憐れみとか同情ととられることなく人に優しくするのってホントに難しいし、それができないと変に恨みをかったり妬まれたりして…この映画の主人公も結局そこが下手なのよね、きっと。 優れた人は優れた人なりに悩みがあるのねえ。 難しいわね、人と人との関係って。
梅桃さん [地上波(字幕)] 6点(2004-09-07 13:10:55)
👍 2
17.屋外の大自然の場面だと、すごくいい絵になってるんだけど、屋内の場面(特に、宿屋)になると、なんか軽い感じがしたのが気になった。宮崎美子はすごく良かった。
夏目さん 6点(2004-12-08 09:02:25)
16.良き時代の日本の原風景と、人としての生き方の融合が根底のモチーフだと思うが、黒澤監督と共に映画を作って来たスタッフが総出で手掛けただけに、落ち着いた印象の美しい映像を味わえる。寺尾は不器用ながら心優しい凄腕の武士を、宮崎美子は聡明で凛とした強さを持つ妻をそれぞれ奥深く好演している。ろくでもない役者をしゃあしゃあと使うぶざまな作品が横行している昨今、この二人のキャスティングはけだし正解であり、応えた二人は非常に良かったと思う。ストーリーはいかにも単純であるが、随所において静寂と躍動感を巧く対比させて描き出し、それが淡々とした話の進行の中においてほど良い厚みを持たせており、興醒めすることがなかった。惜しむらくは終盤に、やや間延びした感を受けてしまったことである。殿様が馬で駆けるシーンなど入れずに、早めに切り上げてしまったほうが良かったのではないだろうか?その後をいろいろ想像できて、むしろ雨上がりの綺麗な風景もいっそう楽しめたと思うのだが・・・。本作品をどのようなオマージュとして捉えるかは人さまざまだろうが、敬意は充分汲み取れる佳作だと思う。
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15.こういう単純な構成の場合、核となるべき主人公がピリッとしてないと締まらないものだが、ちょっとさらっとしすぎかな。寺尾さんは。悪い役者ではないがアクが少ないのでグイグイと見るものを引っ張り込む力は不足している。今ひとつ締まらないまま終板でやや間延びしてしまうのが残念。
後味は良いのだが次の日には忘れてるっていうお刺身のような味わい。
三船史郎はちょっとひどすぎか。黒澤監督へのオマージュとしての本作では登用する必要があったのかもしれないが大根役者というかまるで素人。
kazu-chinさん [DVD(字幕)] 6点(2005-02-24 03:07:47)
14.悪くはないんだけども物足りない。爽やかさみたいなのはあるけどね。気になったのは伊兵衛、たよそれぞれに1箇所ずつあったモノローグの場面。あれいらないだろう。あそこで言っていることは言わずとも十分伝わってきていた。二人とも多弁ではないのですごく違和感があった蛇足でしかなかった。
思込百遍さん [DVD(邦画)] 6点(2006-11-26 10:06:39)
13. すがすがしさのある映画だとは思います。が、殿様やうらなりびょうたんの演技はあんなもんでいいのかなぁ。ちょっと演出に疑問を持ちました。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-27 22:58:04)
12.黒澤映画の雰囲気はよく出ていましたが、ストーリー的にもこじんまりとした内容で地味な印象を受けました。主演の寺尾聰はまずまずの印象ですが、殿様役の三船史郎は父親とよく似ていますが、迫力がないというか演技がいまひとつで・・・。宮崎美子はよかったですね。「何をしたかではなく、何のためにしたかが大事」というセリフが印象に残りました。
ジムさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-03 18:12:24)
11.これを黒澤監督で見たかったという一言。設定、キャラクター、脚本、それになによりお話全体を転がしていく空気感・リズム感などはまさに黒澤ワールド。武士の強さと誇り、それを支える妻の意地、根底にながれるさわやかな人情味、などなど傑作の要素満点です。が、物足りないのはなぜか?役者の演技もベテラン中心で悪いとも思えず、そうなるとやっぱり監督がいけないのかなあと思ってしまいます。どうにもこうにもメリハリがないような、あっさりと流れていってしまっているような印象で。やはり見せ場の後半の殺陣の前にもっと主人公の葛藤を盛り上げないとこっちにカタルシスが生まれてこないんです。お前がやってみろって言われてもできないんですけどね。小泉監督ってこの歳になるまで監督経験が無かったということで、てことはやっぱりそれだけの人だったってことじゃないのかなあ。「博士の愛した~」の薄っぺら感を思いだします。映画のおける監督の重要性を痛感させてくれる一作。
Seanさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-08-03 12:54:32)
10.ネタバレ この映画を「黒澤明に捧ぐ」と出たので期待して観たのですが、やっぱり6点ぐらいの出来でしょう。黒澤監督ならそんなカメラの動かし方は絶対しないだろうと素人でも思うのに気がつかないのだろうか。自然なセリフにこだわりベテランの役者にさえ何度も叱咤を繰り返していた黒澤監督がこれを見たら安眠できない事でしょう。寺尾聡は自分の役柄をよく理解してただひとりいい演技をしていたと思う。役人に面と向かって木偶の坊発言はないと思うが宮崎淑子は何とか及第点。三船史郎と吉岡秀隆はもう一度演技の勉強をやり直しましょう。もうひと山あるのかなと思ったら意外に短い映画でしたね。
WEB職人さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-08-16 18:25:32)
9.黒澤的な感じはあったと思う。でも、そんなこと目指してどうするのって気もする。胸がすくシーンはあったけど、盛り上がりには欠ける映画だった。
アンドレ・タカシさん [DVD(邦画)] 6点(2008-09-08 22:36:30)
8.この夫婦こそが理想の日本人夫婦。などと思われる人も多いのかもしれないが、私の場合はこの人の良さがどうもわざとらしく思えて仕方がなかった。いい子ぶりっ子。傍から見てもいい人にしか見えないのに、遠慮しがちな振る舞いがわざとらしく、正直うっとうしい。黒澤明の遺稿と聞いてこのわざとらしさに合点。まるで舞台劇なのだ。黒澤明が監督してたらおそらくもっともっと舞台劇風になってこのわざとらしさがかえって活きてくるのだと思う。でも小泉監督の優しく繊細なタッチは黒澤脚本を活かしきっていない。脚本を小泉監督の思うままに改変したほうが良かったように思う。それほどに画面からは黒澤監督には到底出せないであろう優しさが溢れていた。雨上がりの空気の美しさに気付ける人生は素晴らしい。という人生賛歌の映画。
R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-18 14:16:23)
7.でくの坊って台詞が良いですね。血がプシューは懐かしいですね。
東京ロッキーさん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-11 15:52:23)
6.これは公開当時、映画館で観ました。それ以来、一度も観てない。内容もかなり度忘れしてしまっている。ただ黒沢明監督の晩年の作品に感じられた説教臭さが抜け、良い意味で如何にも日本映画的、しかし、悪く言えばあまりにも黒沢組ばかり集め、時代劇にさほど興味も無いような人にまでただ黒沢明という名前だけで観客を惹きつけようという嫌らしさが感じられてならない。タイトル通りの雨上がりの後の晴々とした雰囲気は感じることが出来た。それにしても昨今の日本映画関係者はどうして、黒沢明監督の雰囲気ばかり追いかけるのか?と言いたい。黒沢映画の真似せずにもっとオリジナルとしての映画作りというものを大事にして頂きたい。良い映画だとは思うけど、色んな意味で引っ掛ってしまいこれよりは高い点数は付けられません。
青観さん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-30 20:24:54)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 108人
平均点数 6.13点
000.00%
121.85%
210.93%
354.63%
476.48%
52018.52%
62523.15%
72624.07%
81614.81%
954.63%
1010.93%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.42点 Review7人
4 音楽評価 7.00点 Review6人
5 感泣評価 5.75点 Review4人

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