映画『かくも長き不在』の口コミ・レビュー
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かくも長き不在の口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
かくも長き不在
[カクモナガキフザイ]
The Long Absence[米]
(Une Aussi Longue Absence)
1960年
【
仏
・
伊
】
上映時間:98分
平均点:6.33 /
10
点
(Review 18人)
(点数分布表示)
公開開始日(1964-08-14)
(
ドラマ
・
戦争もの
・
モノクロ映画
)
新規登録(不明)【
シネマレビュー管理人
】さん
タイトル情報更新(2014-05-15)【
イニシャルK
】さん
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監督
アンリ・コルピ
キャスト
アリダ・ヴァリ
(女優)
テレーズ
ジョルジュ・ウィルソン
(男優)
放浪者アルベール
ジャック・アルダン〔1925年生〕
(男優)
トラック運転手
脚本
マルグリット・デュラス
音楽
ジョルジュ・ドルリュー
配給
ATG
東宝東和
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💬口コミ一覧(9点検索)
[全部]
3.映画『かくも長き不在』に関しては生まれて来る前の作品ですが、
修行不足の方々に対して少しでもお役に立てればと思います。
便宜上、この物語は序章プラス4つの重要な場面で構成されているものとし、
主演の二人(テレーズと浮浪者の男)の位置関係を中心に説明すると判りやすいんじゃないでしょうか。
まず序章。オープニングでは小説を読んでいる時に誰もが思い浮かべるイメージを印象的な映像として映し出す。
それはあたかも絵画や写真を観ているようで、これから始まる物語に否が応でも期待してしまうし、決してその期待を裏切らない。
①彼女はカフェの女主人として働き、接客姿勢は少々ぶっきらぼうで男勝りな印象を受けるし、また、
恋人がいることから、戻ってこない夫を待つだけの女ではない自立した女性を表現しているようである
が、どことなく陰のある暗い表情を浮かべているような気がする。
そんな折りに、ナント、長い間戻ってこない夫にソックリな浮浪者の男が目の前に現れる。
彼女の記憶の片隅にある、忘れようにも忘れられないどうしても引っかかっていることを解決してくれそうな出来事だ。ここから忘れかけていた時間を取り戻そうと
彼女は変化していきます。
ここでの二人の位置関係は手が届きそうで届かない距離にある。
そこで彼を店に連れて来ようと試みるが、男勝りな性格は鳴りをひそめ、
第三者を介して行い自分は店の裏に隠れているといった姿はあたかも思春期の
恋する女性のようである。
②一緒に食事するシーン。「チーズ好きでしょ?」過去の記憶が走馬灯のように駆け廻る。
もう彼は手を伸ばせば届く距離にいる。
夫に違いない。でも、様々な感情が入り乱れる。
③一緒にダンスするシーン。
とうとう彼に手が届いてしまった。ふと彼の後頭部に手をやると大きな傷がある。
これは彼が記憶を失ったんじゃなくて、ナチスによってロボトミー手術を施されたと僕は勝手に解釈します。
この時、彼にもたれかかり哀しい表情を浮かべる彼女にはどうしても心が打たれてしまう。
彼女にとって、もはや夫でも夫じゃなくてもどちらでも構わないんでしょう。いや、話の流れ上、夫であって欲しいと思います。
④ラストでホールドアップする男。
戦争シーンなんてなんにも無いにも関わらず、戦争の悲惨さはひしひしと伝わってくる。
反戦映画・恋愛映画・ドラマとして胸を張ってオススメします。
【
Fatman
】
さん
9点
(2004-12-09 14:06:39)
👍 1
🔄 処理中...
2.まず浮浪者風の男のシーン、次に大音響と共に軍隊のパレード(パリ祭だろうか)が映し出される。そしてアコーディオンが流れる陽気なタイトルロールへとつながる。この映画は戦争が背景にあるということを暗示させており、切り口早々から監督アンリ・コルピのセンスの良さにヤラれてしまう。本作では、アリダ・ヴァリが主人公の中年女性を魅力たっぷりに演じており、これが抜群に素晴らしい。記憶を失った夫(実は夫ではないかもしれない)に向ける情感を込めた優しい眼差し、何とか夫の記憶を呼び戻そうとあれこれ試みる姿などなど…まさに大人向けの愛のドラマ。後頭部にある深い傷の跡、名前を呼ばれ一瞬記憶を取り戻したもののそのまま悲劇につながるラストシークエンス…たったこのふたつのシーンで、この男が戦争の狂気に巻き込まれ記憶を失ったことが分かる。切々と描いた夫婦愛の名作にして、見事な反戦映画。
【
光りやまねこ
】
さん
9点
(2004-05-13 10:43:35)
👍 1
🔄 処理中...
1. チャップリンの「ニューヨークの王様」やアラン・レネの「二十四時間の情事」を編集したコトで知られていたエディター、アンリ・コルピの初監督作にしてカンヌ映画祭グランプリに輝く傑作。夫の名を叫ぶアリダ・ヴァリの妻。記憶喪失の夫ジョルジュ・ウィルソンの脳裏にフラッシュ・バックしたのは忌まわしいゲシュタポの記憶。「撃たないでくれ」と哀願するかの如く、両手を上げて立ち尽くす余りにも悲惨なラストに戦慄を禁じ得なかった。残酷な戦闘描写なしに戦争の恐怖と戦後の傷跡を一層感じさせる見事な手腕。マルグリット・デュラスの脚本、ジョルジュ・ドルリューの音楽いずれも絶品。コラ・ヴォケールのシャンソン「三つの小さな音符」がジュークボックスから流れる中、二人が踊るダンスの切なさに胸が締め付けられた思いであった。正に極上のフランス映画!
【
へちょちょ
】
さん
9点
(2003-01-21 02:02:00)
👍 2
🔄 処理中...
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マーク説明
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【点数情報】
Review人数
18人
平均点数
6.33点
0
0
0.00%
1
1
5.56%
2
1
5.56%
3
0
0.00%
4
2
11.11%
5
1
5.56%
6
3
16.67%
7
3
16.67%
8
4
22.22%
9
3
16.67%
10
0
0.00%
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