12.小学生の頃、姉に連れられて劇場に見に行きました。当時の映画館は2本立てで、最初に別のホラー映画を見たのですが、さっぱり意味がわからず退屈に耐えるだけの2時間でした。「これからもう一本見るの??」というブーイングも束の間、冒頭の超能力ショーのシーンで、がっちり心を掴まれました。もうひたすら怖い怖い。おそらく筋もよく解っていなかったと思うのですが、とにかく雰囲気が怖かった。今はCGを駆使すればどんな映像も作れるけれど、「雰囲気」でこれほど怖がらせることはできないんじゃないかなと思います。あと、音楽もよかった。 【ひなりょん】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-13 15:41:20)
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《改行表示》 11.ネタバレ この時代のホラー・サスペンス、「キャリー」「オーメン」とともに好きな映画である。もともと残酷なものやオカルト的なホラーが嫌いな私が好きになった理由は、サスペンス的要素が強いからだ。中でもこの「サスペリアPART2」はホラーとサスペンスがほどよくミックスされ、秀作だと思っている。 この映画を見たのは30歳を過ぎてから、キャリーやオーメンより先に制作されたにもかかわらず日本公開が遅れ、直接関係のない「サスペリア」の続編であるかのようにして上映された。 この映画のあの奇妙で印象に残る独特な音楽とからくり人形は、予告編からして私を引きつけるのに十分だった。そして本編ももちろんのこと・・・。 むろん殺され方が残酷な場面もある。特に犯人の身体が切断されるところでは、思わず目をつぶった。だが何という映画構成だろう、随所に伏線がちりばめられている。それだけでなくDVDでくり返し見てみればわかるが、最初の事件の鏡のように親切にも犯人は○○ですとちゃんと描かれている。見事である。 ところが逆に、えっあの人が犯人? どうして主人公より先回りができるのだ、どうしてあの男まさりの力が出るのだ、ありえないという疑問も出てくるだろう。私も最初はそう思っていた。 しかし後年DVDで何度も見ているうちに、なるほどこれがホラーなのだ、これをサスペンスとしてしか見ないから疑問に思うのだということがわかった。 最初に被害に遭った女性が超能力の持ち主であったように、犯人もそうだったと思えば辻褄が合う。そもそもの発端は、超能力のため変人と思われ、無理矢理精神病院に入れられようとしたので夫を殺害した。そして、その現場を見た子どもがトラウマになったと解き明かされているではないか。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-14 05:27:04)
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10.サスペンスとしても超一流だが、なんといっても映像美。私的には、ダリオ・アルジェントの一番。問題は、『サスペリア』がヒットしたというだけで、何の関係もないのに、それより前に作られた本作を「2」扱いしている邦題だけ。それがなければ、10点です。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-02 18:40:35)
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《改行表示》 9.ネタバレ 犯人探しのサスペンスで、これはホラーではありません。 サスペリアのほうがヒットしてしまい、こちらのほうが古いのに2と名がついてしまいました。 サスペリアのほうは全く怖くはない魔女ネタでがっくりでしたが、 この2のほうは周到に練られた脚本と心理描写がすばらしい。 ホラーのコーナーにあっても仕方ないホラー殺人の始まり。 ネタをばらすとこの映画は面白くないので・・でもちょっとだけ。 カメラワークに力を入れて観る私は(苦笑)もう終始感心しどおしでした。 ただし正統派のようで、古典的なホラー描写が多く、 今のサスペンスやホラーのように奇をてらったようなことはしませんから、 ある程度予測はつきます。(襲われる役が上を見ると前から来るとかはない) それでも十分緩やかでいて力強いカメラの緩急。 こういう撮りかたは観てて疲れないし臨場感があります。 映像で説明してくれセリフで惑わせてくれます。 預言者が殺される現場を見たピアニストの主人公はその屋敷の廊下にあった絵が、 いつの間にかなくなっているのに気がつく。 階下で泥酔状態でいる同じくピアニストの友達も走り去る犯人を見たが・・ 殺人をした相手をなぜか憧れの目で見た主人公は友達に告げるが、 「絵がないと思ったのは君の記憶のすりかえだ」と当たり前のように咎められる。 犯人探しを始める主人公に新聞記者の女性が近づく。 絵のことが頭から離れない男はやがてその絵が幽霊屋敷にあったという事実に直面する。 主人公が警察顔負けの犯人探しを続けるうちに、 次々と後をつけるように主人公に関係ある人間が殺されてゆく。 絵は屋敷の壁に埋められ隠されていた。 挑戦状を叩きつけるように証拠は隠蔽され主人公以外の人間は惨殺されてゆく。 その殺され方も異常で必ず子供の歌声が流れ人形が現れる。 前に1回しか観賞できなかった怖いトラウマになった「セブン」を思い出した。 必ず1度は犯人は普通に登場しているはずだ!そう思いながら見ていたのだが・・ ああ、外れてしまった! あまりに面白かったので即、オークションで買いました。 人気なのはサスペリアなんだろうけれど、 2のほうが面白いということ知らない人多そうです(ちょっと嬉しい) 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-20 12:32:03)
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8.音楽や空気が素晴らしい。名シーンが多く、色々な部分を他の映画がパクってるのが解る。繋ぎ部分に記者の車など笑えるシーンなどもあり軽い感じでしたが、後半の詰めの部分になると急に面白さが増す。 しかし、理屈を求めないで見る分には面白いが、理屈を求めると面白くない。そう言った意味ではサスペンスと言うよりホラー寄り。DVDに入っていた予告の方が気持ち悪くて最高でした。 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-05 03:15:40)
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7.1も好きだけど2もいい。何て言うか、あの音楽がすごく印象に残った
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《改行表示》 6.子供のころ、サスペリアに続いて、劇場公開されたのを、見に行った。その頃は、おもしろい謎解き映画だと思った。ダリオアルジェントの作品のなかでは、MYBEST1に入る。さて、大人になって、この間、DVDを発見(掘り出し物!)してしまい、買ってしまった!!!。もう一度見返してみると、数々の殺人の場面は、当時よりも恐ろしく感じた。生理的にちょっとついていけなくなるこの人の映画だが、ストーリはちゃんとなりたっているし、当時としては、この映像に、ゴブリンの音楽をつけたのは、逆にカッコイイ。 【G&G】さん 8点(2003-11-30 13:02:58)
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5.ホラーというよりジャーロ映画ですよね、これ。先に公開されたサスペリアがホラーとして大ヒットしたので、タイトルあやかったらしいですが、これ完璧にサスペリアとは別物の謎解き映画です。アルジェントらしい雰囲気はそのまま、主人公と一緒に謎を解いていくサスペンスはなかなか。しかもアルジェント先生ですから、殺し方はエグ気持ちいい(というか気持ち悪いというか)、ホラーちっくにバリエーションあります。ラストのどんでん返しも、謎解き映画っぽくていいですね。音楽はもちろんゴブリンで最高だし、例の子供の歌はいつの間にやら日常生活で口ずさんでしまいそうなくらいやばいです。 【パママのタルト】さん 8点(2003-11-10 23:27:40)
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4.意外と面白かった。謎と仕掛けがいっぱいあるのがいい。元女優役のクララ・カラマイっておばあさん、ヴィスコンティの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の主演女優だったとは。 【主水】さん 8点(2003-06-30 14:00:09)
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3.おもしろい。不気味な子守唄のメロディー、壁に塗りこめられた落書き、そして絵。細かい小道具たちがこの作品を盛り上げる。ホラーというよりサスペンスだね。ただ、殺人シーンはエグイ。冒頭の女予言士の古典的な真中分けのヘアースタイルに時代を感じるが、「サスペリア」に劣らず始めから緊張感漂う出来。一見の価値あり、観終わったあとに必ず巻き戻してもう一回あるシーンを見るハズ。 【昔のホラー好き】さん 8点(2003-03-09 03:10:58)
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2. この作品はサスペリアがヒットした後で、劇場公開していたので見に行ったが、一緒に言った家族が「トリック」に気づき「あっ」と指を指した。テレビ放送した時に楽しみに待っていたが、テレビではわかり易いと判断されたのか、うまくカットされていた。ので、実際にはトリックのシーンをまだ見ていない。(これから見るので)。劇場で見たときがそうだったが、続編と考えると裏切られる。しかし、DeepRedという単独の作品としてみた場合は、 【kazu】さん 8点(2003-02-20 19:25:47)
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1.いつも通り、変態的な音楽の使い方をするアルジェントの秀作。中でも心に残ったのは、突然登場する不気味なゼンマイ人形でしょう!! ホント、チャッキーを凌ぐ不気味さです。 【プレデター】さん 8点(2001-08-06 13:12:59)
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