映画『キャプテン・フィリップス』の口コミ・レビュー(2ページ目)

キャプテン・フィリップス

[キャプテンフィリップス]
Captain Phillips
2013年上映時間:134分
平均点:7.03 / 10(Review 80人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-11-29)
アクションドラマサスペンス実話もの
新規登録(2013-11-05)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
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監督ポール・グリーングラス
キャストトム・ハンクス(男優)リチャード・フィリップス
バーカッド・アブディ(男優)アブディワリ・ムセ
キャサリン・キーナー(女優)アンドレア・フィリップス
クリス・マルケイ(男優)ジョン・クローナン
マックス・マーティーニ(男優)SEAL部隊長
コーリイ・ジョンソン(男優)ケン・クイン
江原正士リチャード・フィリップス(日本語吹き替え版)
津田健次郎アブディワリ・ムセ(日本語吹き替え版)
小松史法ノール・ナジェ(日本語吹き替え版)
後藤敦フーファン(日本語吹き替え版)
坂詰貴之シェーン・マーフィー(日本語吹き替え版)
乃村健次ジミー・サブガ(日本語吹き替え版)
星野充昭マイク・ペリー(日本語吹き替え版)
藤真秀SEAL部隊長(日本語吹き替え版)
宮内敦士フランク・カステラーノ艦長(日本語吹き替え版)
坂東尚樹通信士官(日本語吹き替え版)
野沢聡ワリド・エルミ(日本語吹き替え版)
武田幸史ネモ(日本語吹き替え版)
脚本ビリー・レイ
音楽ヘンリー・ジャックマン
撮影バリー・アクロイド
製作スコット・ルーディン
マイケル・デ・ルカ
製作総指揮ケヴィン・スペイシー
制作グロービジョン(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
衣装マーク・ブリッジス[衣装]
編集クリストファー・ラウズ
字幕翻訳戸田奈津子
日本語翻訳松崎広幸
あらすじ
2009年4月。ソマリア沖を航海中のコンテナ船「マークス・アラバマ」号を、アブディワリ・ムセ(バーカッド・アブディ)をリーダーとする海賊が襲撃した。船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は様々な機転を利かすも、船は占拠されてしまう。そして彼は、20人の乗組員を自由にしてもらう代わりに、自らが海賊の人質となる。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

5.ネタバレ 行き過ぎたグローバリズムの歪みを描く、グリーングラス監督らしい骨太な映画。たった数人の海賊が巨大なタンカーを占拠する過程にリアリティあり。脚色を加えても、船長と海賊のリーダーに奇妙な友情が芽生えることも、ラストで対面することもない。その腹八分目さが丁度良くも物足りなさを感じるのは野暮か。豊満な体格のトム・ハンクスと酷く痩せこけたバーカット・アブディの対比がテーマを鮮烈にさせる。ちなみに船長は規約違反のショートカットにより、多額の損害を被った運輸会社から訴えられている。何もかも合理的に突き進んだ行動で高くつくとは皮肉な話だ。
Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 7点(2018-09-08 01:42:57)
👍 1
4.ネタバレ  ニュースでその存在は知っていましたが、ソマリアの海賊ってこんな感じなんですねー。
 この映画、実話を元にしているだけあって、なんかものすごくリアルです。
 後半はフィリップスの行動が短絡的に見られるシーンがいくつかありましたが、これってある意味自然なことかもしれませんね。
 肉体的にも精神的にも追い詰められた人間がそうまともな判断できるはずもないのでしょう。
 あるいは『船員達の命を守る船長』その立場であったからこそ、自己犠牲も厭わない勇敢さを発揮することができたのかもしれない。
 一転、自信が人質となってからは、『自分の死』を急に身近に感じてしまったのか。船長と言う責任ある立場から解放されたことで、麻痺していた感覚が蘇ってくる。みんなを守る必要がなくなった途端、『死への恐怖』が心を支配し始める。
 だとしたら、救命艇に乗ってからのパニックも理解できます。
 フィリップは誰かを守ることで心の平静さを保とうとしていたのかもしれません。
 救命艇に拉致されてからは、怪我した海賊のことを気遣います。それは海賊のためだけではなく、自分のためでもあったのかもしれないです。
 ノンフィクションが基になっているため、救命艇に移ってからは娯楽性のかけらもありません。
 ただ貨物船での攻防。これは文句なしに面白い。
 映画に娯楽を求める私にとって、後半は正直ややつまんないし冗長。ですが緊張がずーっと続く臨場感とリアルな雰囲気、これがあるから最後まで目が離せない。
 面白いかどーかと聞かれれば、そーゆー判断基準で見る映画ではないでしょうし、人によるとは思いますが、力作であることは間違いないです。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-21 14:04:50)
3.中盤からの尋常ではない緊迫感の連続に目が離せません。犯人たちがただの下っ端だという描写や、まともに生きる道もあるという船長の説得へのアメリカならそうだろうという犯人の回答にに監督の鋭い視点を感じ...?。貧困国の国内事情に終わらせずに、なぜ貧困国が存在するのかという観点を...って、高望みし過ぎかな。こんな題材相手に、並の力量ではできないだろうなあ。
傲霜さん [地上波(吹替)] 7点(2020-07-23 14:45:47)
2.ネタバレ 前半は、貨物船における、船長VS海賊の心理戦と、船員VS海賊の必死の攻防で、ダブルの面白さ。

後半は、貨物船パートが終わり、救命艇パート。

ここでは船長VS海賊の心理戦に、新しくアメリカ海軍VS海賊との心理戦という構図も加わり、それもまた見ごたえあり。


海賊は4名いて、このそれぞれのキャラはノンフィクションじゃなくて、たぶん映画としての面白さを作るためにフィクションなところ(性格や年齢)があると思う。

落ち着きがあるボス、やたらとキレる横暴な男、気弱な少年、なんとなくいる存在感が石な男。
この4人の個性があるから、最後まで面白く見られたというのもある。



そしてアメリカ映画らしく

「アメリカは強いんだぞ!アメリカってみんなの憧れなんだぞ!」

っていう、アメリカ礼賛映画になってるあたりもアメリカらしくて、清々しい笑



海賊のボスは、「アメリカに住んで、車が買いたいんだ」なんてポロっと言ったりして
アメリカへの憧れを口にする場面とか笑

アメリカ海軍の人質救出作戦の技術も存分に披露されて、アメリカ海軍天下無敵感いっぱいで、ビバ!アメリカ!っていうノリがまた心地いい笑



それにしても勉強になった。

ソマリアの海賊って、

「海賊やって一儲けしようぜ!」


って意見の合った仲間がつるんでやるものではないのですね。


貧しい漁師の村の漁師たちが、みかじめ料として変なおっさんたちに脅されて仕方なく行かされている。

そして、気の合ったもの同士で組んで計画的に行くのではなく
日本でいえば、ホームレスたちを働かせる労働場所へ向かうバス(それが海賊船に該当)があって、
そこに乗せる人員をつのる場所に来た日雇い労働者の顔とか適当に見て責任者が


「じゃぁ、君と、君と…あとソコにいる君…」

って、めちゃめちゃテキトーに選んでバスに乗せちゃうノリと同じ。


そして必死で金を盗んできても、漁師たちにはお金は入らず
全部みかじめ料としてもっていかれちゃう。

この現実は知りませんでした。


漁師たちはかわいそうなんだ。

救命艇の中では、先ほども書いたように「アメリカに行って車を買いたい」発言もしていたし
それに、海賊のボスは、フィリップス船長が当初渡した現金だけじゃ足りないと言って、もっとお金を取るためにフィリップス船長を身代金のために人質にしたわけだけれど

海軍に追い詰められて困っていた海賊のボスに、船長が「欲を出さなければ、おおごとにならなかったのにね」と言うと

「ボスがいるから仕方ない」

って言っていたのも心に刺さった。



映画冒頭で、漁師たちが、みかじめ料を取るおっさんたちに

「先週海賊やったばかりだから、行かなくてもいいだろ」的な発言をすると

「ボスはもっと金がいるんだ!」

と怒鳴りつける。

海賊のボスの上に、みかじめ料をとる中ボス、そのみかじめ料をとるボスも、またその上に、みかじめ料とってこいって怒鳴る大ボス…


ボスボスボス…本当に、その末端の人間が結局つらい思いをする構図だ。


面白いのは、この時そのセリフを聴いたフィリップスが

「誰にもボスはいる」

と言ったセリフ。


そう、丸腰で、危ない海域を行かせて、輸送費削減とスピード配送最優先を命じるボスの下にある立場ゆえに
こんな災難に巻き込まれたわけだから、そうボヤキたくもなるでしょう。

悪いのは、海賊じゃない。
いろんな意味で感慨深い映画だった。


現在服役中の海賊のボスは、服役のあとは心を入れ替えて、アメリカに移民として暮らせて、車が買えるといいね。
フィンセントさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-07 10:47:38)
1.ソマリア海域での海賊行為のことは知っていたが、その現状はほとんど知らなかった。
海賊の出る海に武器も持たずに行くことがどんなに怖いことかよくわかった。
海賊行為もそんなに計画的にやっているわけではないこともよくわかった。
海牛大夫さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-08 18:32:04)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 80人
平均点数 7.03点
000.00%
111.25%
200.00%
300.00%
433.75%
567.50%
61012.50%
72531.25%
83240.00%
922.50%
1011.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.14点 Review7人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 7.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞バーカッド・アブディ候補(ノミネート) 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
脚色賞ビリー・レイ候補(ノミネート) 
編集賞クリストファー・ラウズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)トム・ハンクス候補(ノミネート) 
助演男優賞バーカッド・アブディ候補(ノミネート) 
監督賞ポール・グリーングラス候補(ノミネート) 

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