《改行表示》 3.ネタバレ 面白いかなぁ・・・これ・・・。 いや、面白くないだろう・・・。 まず前半が苦痛。 見ていてイライラする人間と、性格の悪い人間しか出てきません。 人物に魅力が無さすぎて、コメディなのに全然笑えません。 一番嫌いなのは、他でもない主人公、太田喜一郎。 口では随分正論を述べているようですが、それに見合った努力を主人公はしているのでしょうか。 良いCMを作るために勉強するとか、試行錯誤するとか、そーゆー描写が少しでもあれば応援する気になれます。 でも全くない。努力もしなけりゃ工夫もしない。 ただ流れに流されて、自分の感情ストレートに出してみて、結果それがたまたまうまくいっただけにすぎません。 それでも後半は前半に比べりゃ多少はマシです。 本来ライバル関係の審査員同士に、なんかよーわからん友情が芽生えちゃうのは嫌いじゃない。 そして、本当に良いCMをグランプリにするため、みんなで力を合わせる流れも好きです。 結果論とはいえ、太田喜一郎が審査会で出会った人たちに認められ、友情を育むラストは爽快ですらあります。 でもそれは、あまりにマイナス地点からのスタートだったため、相対的に後半がよく見えただけという気もします。 それにひかりが主人公にラストで恋心を抱くのはあまりに不自然だと思います。 『ビジネスパートナーとして、これからは一目置いてあげる』 くらいに留めておくべきだったと思います。 ま、一番の問題は、この映画の笑いのセンスが幼稚すぎて、コメディなのにすべりまくっているところでしょう。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2025-05-25 18:55:06) 《新規》
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