1.『Phase I Clinical Trials』:17分 いや~率直に、かなりの秀逸アイデアっすよね。その上で、お話の方はごくオーソドックスで分かり易いのも短編としては確実に「正道」だな、と思ったりも。プラス終盤はホラー的な疾走感も在ったりして、重ね重ね優秀な短編すね(掴みにはモ~持って来い!な)。
2.『A Ride In The Park』:14分 コレも中々、良アイデアな…(極短編に留めるのはモ~少し勿体無いカモ…というレベル)。また、このジャンルのホラーでは色々とよ~く観てきた描写とは言え、同じコトでもこのユニークなカメラ視点で撮ってみるとやっぱ実に新鮮…とゆーか(グロさとかだってやっぱシンプルに倍増してる様な箇所も多々在って)。少しだけいわゆる「編集したってる」感が多めなのは(このジャンルとして)玉に瑕ながら、こちらも十二分に良作。
3.『Safe Haven』:30分 コレまた、相当に気色悪い状況設定からしてまずはかなり好印象なのですが、今作は単純にグロのキレ味がモ~抜群!と言って好いレベルでして、POVホラー or ファウンド・フッテージとかって枠に留まり切らない良ホラーだと思いましたね(ココまで多数の隠しカメラでかつその映像を完全に切り貼りして編集してるのは「ファウンド」フッテージとはもう言えないかとも思いますケド)。まあ重ねて、そーいう細かいコト抜きでコレも十二分に面白く観れます。POVのスプラッタって撮るのが(尚更)大変だったでしょーね……最終盤なんか、実際に鳴り響くサイレンを含めてまた『SIREN』ぽくもあったかと(例の駄作実写よりよっぽど)。
4.『Slumber Party Alien Abduction』:14分 オーラスは(他3作に比して)最初から少し画質落とし目で、オーソドックスな「雑さで誤魔化す」ファウンド・フッテージに回帰した、てな感じかとも(最早少し懐かしい)。ただ、ホラーの主体もゆーてかなりエキセントリックではあるし、視覚効果も(雑な以上に)結構ド派手に喧しく・眩しくて、中々イイ感じに「観辛い」のもまたファウンド・フッテージ(or POVホラー)のある種の「見ドコロ」だったかも知れない。最後にこーいう(何処か)楽しいヤツ…てのも好かった様に思います。