3.ラプンツェルで4点しかつけなかった自分。この映画は、同じディズニーの同系統の映画と思われるのに、勇んで見に行った。理由は、CMで主題歌「Let it go」を見て聴いて、大ファンになったから。だから、当然、字幕版。字幕のアニメを映画館で見るのは初めてだ。映画館に入ってビックリ。大人しかいない。時代劇見に来たのかと思った。よく考えたら、字幕版と吹替版があるなら、子供は吹替版選ぶに決まっているから、当たり前なんだけど。しかし、かなり低年齢層向けと思われるこの映画。それが公開2週目というのに、シネコン一の大箱が大人だけで満員になっているのは、かなりシュールな光景だった。まあ、自分もそのうちの一人なんだけどね。さて、肝心の中味。期待通り、「Let it go」のシーンは最高でした。悲愴感漂う場面だったのはちょっと意外だったけど、それでも涙タラタラ流れちゃって恥ずかしかった。ただ逆に、「Let it go」以後は冷静になっちゃって、「背景がリアルすぎて、かえって不自然だな。新八犬伝(昔NHKでやっていた人形劇)見てるみたいだ」とか「歌のシーンでも話を進めるのは偉いな。ミュージカル特有のわざとらしさが少ない」とか「お話が説明無く進みすぎ。やっぱり低年齢向けだな」とか、いろいろ考えてしまったけど。それでも、映画史に残る名曲シーンがあって、その後も破綻無く物語終わらせているから、充分に秀作と言えると思う。