《改行表示》 22.ネタバレ 今まで扱ってきた事件はすべて解決してきたスーパー刑事。 ・・・・・のはずなのに、トラックからクラクション鳴らされて尾行がばれるわ、被疑者取り調べ中に拳銃奪われて自殺されるわ、素人にも劣るダメっぷりなんですけど。どこが敏腕刑事なんでしょう。 早い段階で行方不明になる子供たち。 緊張感のある展開でぐいぐい惹きこまれたのですが・・・。 アレックスの拷問のくだりがくどいうえに長すぎて、ちょっとダレてしまいました。結局アレックスから全然ヒントを得られないし、見ていて不愉快なだけでした。 それに、アレックスに容疑がかけられた時点で、アレックスが住んでいた叔母ホリーの家も家宅捜索が行われたはずで、そこで娘たちを見つけられなかったのは警察の落ち度でしょう。森を捜索する意気込みがあるんだったら、普通容疑者の家の庭だって調べるはず。車で多少隠しているとはいえ、あんなあからさまに庭にでかい板があれば、とうぜんひっくり返して調べるでしょう? とゆーことで、『そんなところに子供たちが・・・!』みたいな驚きは感じられず、警察の無能さへのイライラのほうが勝ってしまうのでした。 しかもこんな杜撰な犯行をずっと検挙できなかったせいで、大勢のこどもたちが犠牲になっているみたいじゃないですか。 とまあ、文句しか出てこないんですけど、映画はまあまあ面白かったです。 オチも全然すっきりはしませんが、ミステリーもサスペンスも好きなので・・・。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-04-10 03:34:34) (良:2票) |
《改行表示》 21.ネタバレ アンダーワールドシリーズ一気鑑賞中で3の途中でしんどくなり、こちらの作品に切り替えました、さらにしんどい作品とは知らずに。。。 解説の印象から、娘を誘拐されたパパがキレてミュータントに変身して大暴れかと思っておりました。 えーと、面白いかと聞かれたら全く面白くない作品です重くてしんどいので。。。といっても途中で観るのを辞めたくなるのではなく、目を離せなくてずるずると引き込まれる作品です。 この監督さんは2~3作品しか観てないけどおそらく僕には合わないのだと思います、でもそういう監督さんだと認識して鑑賞したら意外と楽しめるかも? カタルシスなるものがあれば、また違ったと思うのだけど淡々として重苦しいままモヤっと終わります。 逆説的ですけども僕は映画にカタルシスを求めているのでは思いました。 行間を読めって感じで、2度目を観たいとは思わない作品ですかね、しんどいので。。。 冒頭に書いたミュータントに変身して大暴れってのは、あながち間違ってなかったかも。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-04-24 13:04:11) (良:2票) |
20.ネタバレ なんせ、ウルヴァリンとナイトクローラーだからね。相手が悪かったね。 犯人たちはご愁傷様。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-31 18:09:48) (笑:2票) |
《改行表示》 19.ネタバレ 謎解きサスペンスというよりも目的のためならどんな手段でも正当化されるのか?という私刑の是非を問う社会派作品だと思いつつ興味深く鑑賞していたのだが、終盤にありがちというかやや唐突かつ強引な展開で収束してしまったのが残念だった。少年は無実とは言えないが、それに近いので結果かなり気の毒な話であり、その落とし前はしっかりとつけて欲しかった。父に少年に対する自責・後悔の念が感じられない事に不満が残る。 私刑は許されない事だが、警察が無知無力で自身に犯人の確証があれば、自分も同じようにやってしまうかもとは思った。まあ、誘拐は極端としても、他人を傷つける行為を行う人間は、本人が泣き寝入りしそうになっても、家族からの報復・復讐があるという事をよく理解していない人が多いように思う。ある意味法律や警察よりも怖いのが被害者家族だ。こっちは確信犯的に暴走するから。そういう犯罪抑止の教訓的作品として見られるなら悪くない作品ではある。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-01-07 17:19:24) (良:2票) |
18.長い、長過ぎる。尺の長さでマイナス1点。結果的には面白かったけど、ツラい内容に加えて尺の長さに疲労困憊。1時間カットとは言わないが、30分くらいは編集でカットできたと思う。内容はミスリードというお手つきに次ぐお手つき。皆さんもっと冷静に、と第三者目線で見てしまった。でもなかなかよく練られたストーリーでした、長い以外は。人は見かけによらぬもの。外見や障害で偏見持たない様に心がけたい。 【movie海馬】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-05-19 16:21:37) (良:2票) |
17.ネタバレ どうにもつながりが悪い。分かりにくい。シーンとシーンが小さな接点で繋がっているのだが、初見では分かりにくい。再度見返してようやく分かって来た。児童誘拐から生還してもトラウマの迷路に迷い込み、なんちゃって児童誘拐を繰り返した蛇男もまた誘拐マニアの哀れな犠牲者なり、という事も2回見てようやく分かった。 【ほとはら】さん [DVD(字幕)] 5点(2025-05-04 20:24:51) (良:1票) |
《改行表示》 16.ネタバレ 重い映画だった。 重くて長い映画はしんどいのだがこの映画に関しては長さを感じなかった。 個人的にはアナじゃない方の誘拐された両親が好かん。 なんと言えばいいか分からんが好かん。 責任逃れと言うか狡賢いと言うかなんだかなぁ。 考察をしっかり読むと色々腑に落ちる部分もあったのでシンプルに自分が無知であることを思い知る。 最後赤いホイッスルがしっかり伏線の回収になってるのは救いもあって良かったのではないかと思う。 恐らくあれがなくともロキなら見つけてると思うが。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-12 19:18:57) (良:1票) |
《改行表示》 15.ネタバレ ネタバレしています。未見の皆様ご注意ください。 タイトル『プリズナーズ』は、主にキリスト教に対する“囚人たち”を指すと思われますが、私はこの分野で語るだけの教養を有していないため、キリスト教を一般的な“価値観”(ルールあるいは思想でも構いません)に置き換えてみることにします。それでも大筋は変わらないと考えます。 『囚人たち』は、特定の誰かではなく全ての人々を指すもの。社会生活を営む人間は、必ず所属するコミュニティ共有の価値観に“囚われて”生きているからです。これが前提。しかし本作では圧倒的多数が支持する価値観(=法律)に沿わない者が現れました。誘拐犯と主人公です。ここで注目したいのは、彼らが価値観を無視した理由。2人とも自らの内なる価値観を優先させたのです。そう、私たちは単一の価値観のみに縛られている訳ではありません。時に相容れない複数の価値観に囚われて生きています。要は、どの価値観を優先させるかの問題。誘拐犯の価値観は論外ですが、主人公が優先させた価値観は多くの人々の共感を得る事が出来るでしょう。“我が子の命を守る”は金科玉条。水戸黄門の印籠クラスの威力を持ちます。しかしながら、同等以上の価値を有するのが“私はあなたを殺さないので、あなたも私を殺さないでください”の対人相互不可侵の約束。人が群れて暮らす上で最初に必要だった原始のルールで、いわば基礎の基礎。最上位に置かれる“価値観”です。ですから、主人公が優先させるべき価値観を逆転させたと感じた時、私たちは「遣り過ぎだ」「それは無い」と判断した訳です。 因果応報が尊ばれるのが映画の世界。対人相互不可侵の大原則を破った主人公がキツイお仕置きを受けるのも道理です(注:これまでの主人公の行動に従えば、真犯人の目星がついた時点で問答無用で拘束すればいい話。映画のルールに則って、彼はあえて罰を受けたと見て取れます)それでも主人公は相手の命を奪う一線は越えていなかったので、彼もまた一命を取り留めたのでしょう。もっとも、普通ならあの笛の音は気づかない。気づけない。気づいた警官こそ法律の象徴であり、彼が蔑ろにした価値観に他なりません。見ようによっては、なんとも皮肉な結末と言えそうです。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 8点(2021-06-30 20:27:32) (良:1票) |
《改行表示》 14.ネタバレ プロットの全容、登場人物のキャラ立ち度、散りばめられた実に多くのレッドへリングをキレイに回収して一点に着地させる脚本力。こんなに完成度の高いサスペンスに出会うのは「羊」の後「セブン」以来。久々に唸りました。2時間半あっという間です。 娘の誘拐犯と対峙したらどうするか。犯人と思しき男に関わる三名の被害者家族の心情に少しづつ温度差があって考えさせられます。娘のために行き過ぎの暴行も辞さないと腹をくくったヒュー父。ヒュー父のやり方に懐疑的ながら、消極的に手を貸す友人。そしてヒュー父に暴行をさせるに任せて、実利は得ようとする友人妻。それぞれの気持ちが正直全部分かるんですよ・・。ほんと困ってしまいました。アレックスが受けているのは酷い暴力に違いないのだけど、こいつが本当に小児性愛者だったら?と思うとヒュー父を咎める気持ちも揺らいでしまうしで。 タイトルのプリズナーズは複数形。攫われたたくさんの子どもらのことでもありましょうし、別の視点では宗教に囚われた者たち、とも考えられます。劇中何度も語られる聖書の一節。主にヒュー父が暴力を行う際に神に許しを請う時ですね。犯人は信仰心をねじ曲がった方へこじらせて事件を起こします。神が介在するために極端に走る人らの一方で、比較的冷静に事件と向き合い理屈と証拠を元に解決へ向かう刑事が非キリスト教徒(ぽい)のは何かの象徴なのでしょうか。 役者全員の仕事がもうすんばらしいの一言です。熱量の高さときたら口角泡飛ばすその唾までこちらに届きそうです。直情型アメリカン親父のヒュー・ジャックマンとプロフェッショナルの姿勢を崩さないジェイク・ギレンホール。この二人のキャスティング、逆にしてもうまく行くと思うんですよ。ジェイク・ギレンホールが目を剥いてキレる様子も、困惑顔で困難に立ち向かうヒュー・ジャックマンも容易に想像つくでしょ?見てみたいなあ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-12-09 00:46:38) (良:1票) |
《改行表示》 13.某レビューサイト(ここではない)で警告なしにネタばらしした輩がいて、そのせいで本作の面白みが半減してしまった。 それだけネタばれ厳禁の映画で、過程を楽しむも2時間半は流石に長い。 ドゥニ・ヴィルヌーヴらしい一筋縄ではいかない完成度である反面、様々な要素が入り組んで、 登場人物を徹底的に掘り下げた結果、良くも悪くも行間を描きすぎて観客が多様に解釈する余白がほとんど残っていなかった。 エンドロールに続く引き際は良い。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-02-13 20:32:48) (良:1票) |
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12.色々と伏線を張り過ぎて、わからないところやツッコミどころがあるけど、映画全体の雰囲気は「セブン」にも似て、とても良かった。ラストの片方の娘が見つかってからの展開がやや都合良過ぎか。 【noji】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-02-26 20:01:05) (良:1票) |
11.ハラハラドキドキ感とミステリアスな展開に一気に引き込まれるけど、ワクワクするのは中盤まで。ストーリーの無理矢理感、グダグダ感、違和感にどんどんしぼんでしまうのでかなり消化不良。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-01-09 22:54:00) (良:1票) |
《改行表示》 10.ネタバレ 最後には良い感じでまとめてきたなという印象だけれども、長めのわりに人物描写が十分でないと感じた。 ホリーが犯人ということは唐突感があったけれど、犯人と分かるまでの登場が少なく驚きは無かった。 またケラーがアレックスを拷問している時も、アレックスが犯人でない感じが逆に伝わりすぎて惨さしか感じなかった。 もちろん被害者の少女たちとその家族は気の毒なのだが、ケラーの残忍さが犯人のホリーを上回る印象を受けてしまい(本当はそんなわけない)、同情心もスッキリ感も無いまま終わってしまったという感想です。やはり、疑わしきは罰せずの精神は大事です。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 4点(2017-01-05 18:09:34) (良:1票) |
《改行表示》 9.ネタバレ なかなか面白かったです。にも関わらずこの点数なのは、観終わった後にたくさんのモヤモヤや謎が残るから。 だいたいケラー父さん、やりすぎ。最初のうちは「気持ちわかるぜ」と思って観てたけど、途中から「気持ちが抑えられないんだ」「こうでもしなきゃ殺してしまう」とか言い出して大暴走。ブツブツ「神よ赦したまえ…」と赦しを請いつつ、10歳程度の知能しか持たない人間に対し、絶対にしてはいけない拷問をやりだした。たとえどんな理由があろうと、これはイカン。父さん「暴力衝動を抑えられないただの暴力男」に成り下がり、観ているコチラは「もっと頭を使え!10歳児をおどしたってビビって嘘つくだけだろ。障がい児に対する話の仕方を勉強して出直してこい!」と説教したくなってしまったよ。 で、タイトルの「プリズナーズ」ってナンだ?誘拐された少女たちのこと?と疑問を抱きつつ観ていたのですが、お手製の「身動きする事すらできない狭い独房」にアレックスが入れられたので、「ああ、囚人というより囚われ人って感じのプリズナーね…でもなにゆえ複数形?」と思ってたら、クライマックスで父さん地下の穴に閉じ込められて、自分もプリズナーになっちゃった。そういやケラー父さんの父親は刑務官で、英語だとprisoner officerだしねぇ…「なるほどプリズナーがいっぱいで複数形!」と納得…で、刑事が笛の音に気づいて、たぶん父さん助かるけど、その後は刑務所行きで本当のプリズナーに!オチがついてるわ…と、ちょっと脱力しました。ははは。 いえ、たぶん聖書をよく知る人が見れば、きっとコチラが抱いた疑問のシーンや台詞にもぜんぶ意味があることがわかるんだと思いますよ。たくさんの蛇(悪魔の象徴?)とか迷路とか自殺しちゃった男の役割とか、刑事さんのたくさんのタトゥーの意味とか。でもあいにく当方無神論の日本人なので。「そういや、冒頭でも祈った後に鹿を殺してたしなぁ。ケラー父さんの信仰って、しょせん自分に都合いい程度なんだよなぁ」とか、皮肉にしか観られませんでしたよ。 難解というよりは、信仰を持った人間向けの映画、という感じで、そこがちょっと期待外れでした。中世の絵画じゃないんだから、象徴とかヒントをちりばめるのはストーリーの謎解きだけにしてほしいな。 それとケラー父さんの行動は、肯定してはいけないと思う。たとえどんなに信仰心が強かろうと、あの行動は人間としてダメだし、第一怖いよ。なのでたぶん異教徒の象徴としての刑事さんに、ぜひ応援の一票を入れたいです。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-11-08 02:46:14) (良:1票) |
《改行表示》 8.ネタバレ 巷の高評価につられて鑑賞しました。評判通りサスペンスとしても社会派ドラマとしてもまあ納得の出来でした。しかし満場一致という感じではありませんでした。まずミスリードが多すぎて疲れたし、雑な部分も少なくありません。(そもそもかなり暗い) アレックスが容疑者だった48時間の間に行った叔母宅の家宅捜索がどんだけずさんなんだと。。で、アレックスが行方不明になってからも本格的に家宅捜索しなかったのか? あと、ケラーが意を決してラストの対決に行ったわりに婆さんにあっさり捕まるのは解せぬ。あまりにもご都合主義だと感じました、普通乗り込む時は手元に銃を忍ばせて行きますぜ旦那。。(あ、あと、お友達の子供が証言する「おじさんも居た!」も、全く要らないでしょう) 辛口で文句ばっかでしたが映画のトーンが素晴らしかったこととロキ刑事の雰囲気が良かったので一応はこの点数をつけておきます。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-10-14 21:58:41) (良:1票) |
《改行表示》 7.ネタバレ 引き込まれます。なかなか良いですね。 最後にちゃんと見つけてもらえることがわかってから終わるし。 時間が長いことは悪い点。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-20 03:03:54) (良:1票) |
《改行表示》 6.ネタバレ 娘が失踪、明らかに娘を知っていると思しき発言をする知的障害の男が捕まるが証拠不十分で釈放、父親は彼を犯人と決め付け娘の居場所を白状させるために彼を捕えて拷問する・・・というヒューマン・サイコサスペンス。サスペンスよりヒューマン面が強いかと思いきや意外とサスペンス性もあり、また同時に宗教色も強い作品。 ■息子を癌で失ったため、信仰を失い逆に神への反逆として次々と子供を殺すホリーとその旦那。娘を殺されても信仰を失わずに、神に許しを請いながら許されざる道へと進むケリー。第三者的、理性的に行動するロキ刑事。三者は「悪魔」「神」「異教徒」と区分でき、そして本映画で重要な点は、神を排する理性的な異教徒は一見冷静でいながら核心に迫れず、謎の解決に到達できるのは半ば不合理にも見える行動をとる神(ケリー)の側だということであろう。その意味では、冒頭の聖書の一節が述べているように、信仰に基づいていれば、罪を犯そうとも救われる、すなわち半ば拷問が肯定されているとさえいえる。 ■冷静に考えれば、アレックスが犯人ではなく、しかし明らかに娘と接触していることと、20年以上前のバリー誘拐の際に同じキャンピングカーが目撃されたことを組み合わせると、ホリーが犯人としか考えようがない。このままだとあまりにストレートなので、大量のミスリードを仕込んでいることは半ば仕方がない気もする。ただ、細かいところを「薬」でどうにでもよくしてしまうのはちょっと都合よすぎではあるが・・・ ■落ち着いてみると、明らかに警察が怠慢。少なくともケリーの別邸を捜査しないのはありえないレベル。病院からケリーがホリーの家に向かった際に、誰もケリーの車を追ってないのもあまりに不自然。その他いろいろとあらはあるが、しかし真に迫る作品ではあったと思う。 【θ】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-07-10 00:46:41) (良:1票) |
5.ネタバレ ポールダノは、誘拐されちゃうわ、誘拐犯を疑われて監禁暴行されてボコボコの風船フェイスにされちゃうわ(イケメンが台無しwしかも最後らへんはもはや暗闇のなかで目だけしか映ってないし)、無事保護されて家族のもとに帰ったはいいがPTSDで知能が未発達だわ、ポールダノをイジめたおすドS映画。 やたらと神の言葉が登場しますが、神なんぞいないわけで、どんなに祈っても、助かるときはたすかるし、助かんないときは助からないわけで、「神への挑戦」といって誘拐をくりかえしてきたバアサンも、「神さま娘をお守りください」と穴で祈り続けていたヒューも、どっちも救いがたい、神という妄想にとわわれたプリズナーだなと、皮肉屋な私は結論づけました。 それはそうとして「オチがだいたい読めた」って誰一人言わせまいっていう作者の意地が激しすぎて”迷路”、”ヘビ”、”頭部を砕かれて埋葬されてるマネキン”、”ハエまみれのブタの頭”、”血だらけの幼児の服”、”家の外に落ちていた靴下”、”ミイラ化した何かの死体”・・・・など、すべて【目くらまし】のために散りばめられた演出項目が、えらく頭を使わせる映画でした。 もうね、いっそ、迷路の謎だけで1本映画作れちゃうんじゃねぇのってくらい意味深だったので、「ハイハイ、それね、昔さらった子供のPTSDってことだけです。ね?うまくだまされたでしょ?」ってもし作者に説明されても、「ムダに考えさせやがってコノオ!」ってはったおしたくなるような。 こういう目くらましは、オチがバレない程度の最小限度の数に絞るべきですね。 面白くなくて寝ちゃう映画ってのはありますが、この映画は面白いのに、あまりに頭を使わせる映画で見てて途中でヘトヘトになっちゃって、面白いのに寝てしまい、途中でハっとなってコーヒーをすすりつつ最後まで見たという、なんとも不思議な映画でしたw 【フィンセント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-06 19:08:12) (良:1票) |
4.ちょっと映画が長過ぎ。偽の犯人とか刑事と父親のやり取りとかもっと短く出来そうな気がする。犯人捜しが主眼じゃないにしても、序盤で犯人が判かってしまい推理する楽しさはなかった。役者の迫真の演技は素晴らしく、その点ではいい映画だとは思う。しかし、娯楽性が少なく私の好みではないし、繰り返し見たい映画ではない。点数は少なめです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-07-05 16:31:48) (良:1票) |
《改行表示》 3.ネタバレ 本格的なサスペンスかな?て感じで予備知識なしで観まして、年の離れたそれぞれの兄、姉に何かと子守り付き添いをさせてることがすごく気になったんです、なんか責任感の薄い親だなと。 そしたら案の定あの展開ですわ。 いくらもう大きいからってあの兄と姉も所詮はまだ子どもなんです、親の怠慢、思慮の浅さが招く不幸、悲劇ってかなり多いと思います。 しかもヒュー父さんは「備えあれば憂え無し」が人生の教訓らいしいのに。 焦点がひとつに絞られず、いろんなことが言いたい問題提起しようみたいに感じられ、少々無理のあるところがあったし 被害者から加害者に変わり自身もプリズナーという展開が主軸だと思うけど、回りくどいとこも否めませんでした。 先に保護された子にヒュー父さんが犯人かもしれないみたいなセリフを言わせるのは余分です。 あの時点でこっちはヒュー父さんへいろいろと不信感をとっくに持って観てるんですから。。。トドメはいりません。 でもオープニングから張られていた伏線は見事で、鍵となるセリフとか特に赤いホイッスルの使い方がいいなと。 ラストが読めないというサスペンス映画にとっての強みのある映画だと思いました ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの対比もいいです 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-27 10:23:09) (良:1票) |