映画『紙の月』の口コミ・レビュー

紙の月

[カミノツキ]
Pale Moon
2014年上映時間:126分
平均点:6.06 / 10(Review 52人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-11-15)
ドラマサスペンスラブストーリー犯罪もの小説の映画化
新規登録(2014-09-28)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督吉田大八
キャスト宮沢りえ(女優)梅澤梨花
池松壮亮(男優)平林光太
大島優子(女優)わかば銀行行員 相川恵子
田辺誠一(男優)梨花の夫 梅澤正文
近藤芳正(男優)わかば銀行月読台支店次長 井上佑司
石橋蓮司(男優)光太の祖父 平林孝三
小林聡美(女優)わかば銀行行員 隅より子
中原ひとみ(女優)わかば銀行顧客 名護たまえ
佐々木勝彦(男優)わかば銀行顧客 小山内等
伊勢志摩(女優)わかば銀行渉外係
藤本泉(女優)菜々
平祐奈(女優)14歳の梨花
猫田直(女優)
松岡恵望子(女優)
井上肇(男優)
佐津川愛美
原作角田光代「紙の月」(角川春樹事務所刊)
撮影シグママコト
製作松竹(「紙の月」製作委員会)
ROBOT(「紙の月」製作委員会)
ポニーキャニオン(「紙の月」製作委員会)
アスミック・エース(「紙の月」製作委員会)
博報堂(「紙の月」製作委員会)
朝日新聞社(「紙の月」製作委員会)
企画松竹(企画・製作)
ROBOT(企画・製作)
配給松竹
美術安宅紀史
衣装小川久美子(衣裳デザイン)
その他角川大映スタジオ(スタジオ)
この作品のラストや重要展開が気になる方に向けて、ネタバレありのレビューを厳選して掲載。結末や伏線、キャラクターの動向について深掘りしたい方におすすめです。
あらすじ
ショートボブの宮澤りえさん、銀行の渉外のパート社員、集金していく家のおじいさんの孫、大学生と出会います、そこから、りえさんの愛の生活、人生は崩れ始めます。あとは映画を見てお楽しみください。りえさんの表情、化粧、髪型、よく見ていくと楽しめますよ。
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ネタバレのみ表示しています。
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💬口コミ一覧

37.ネタバレ NHKドラマシリーズで観て面白かった作品ですが、映画でもさすが宮沢りえ、面白いです。不正をしている最中の効果音、なんかこちらもドキドキしてしまいますし、ヒモ男がどんどんダメ男になっていくのもうまく描けています。テレビをつければ毎日のように新たな芸能人が出てきているような時代ですが、その中でもオーラを持ちづづける宮沢りえのような女優はやはり何かが特別なような気がします。
珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-30 15:55:57)
36.ネタバレ 一見ありふれた横領事件にも特別な背景がありましたという話。なるほど、あの手癖は犯人のパーソナリティーに根差したものと分かりましたが、感情を揺さぶるものではない。梅澤さんは終始自分の都合だけで動き、お金を盗んだ相手に罪の意識を抱く風もない。これはサイコパスの物語ですよね。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 6点(2023-10-08 14:14:04)
35.ネタバレ 銀行員として働く主婦が、ある日出会った若い男の大学生と不倫の恋に落ち、彼に貢ぐために銀行のお金を横領する、というお話。

なかなか興味深く鑑賞できました。銀行に勤めたことはありませんが、目の前ですごい額のお金が行ったり来たりするっていうのはどういう感覚なのでしょうね。やはり心動いてしまうものなのでしょうか。ニュースとかでも横領など似たようなことはよく聞きますが、なかなか人間、みんながみんなそう言う誘惑に勝てるわけではないですよね。きっかけ次第で人間なんてどう転ぶかわからないってことかな。

結局お金というのは身の丈にあった使い方をすべきなんだなと感じる。いたって当たり前のことだが。短期間に何千万も使って…というのももちろん贅沢なんだろうが、世の中にはもっと長期間にもっと大金を使う人もいるわけで。不倫相手とホテルで豪遊、アパートを借り上げてPCも買ってあげて、学費も出してあげる。そんなふうに過ごした期間は確かに幸せだったろうし、充実したものだっただろう。ただやはり、そうやってお金で示した愛情は愛情として伝わらないもので。案の定彼はただただ堕落した人間になっただけという。しかも身の丈にあってない暮らしぶりのツケは、文字通りツケとして巡ってくることになる。何でも値札を見てから判断する自分のような貧乏性にはよくわからない感覚ではある。自分も何かに、誰かに溺れてしまったらああなるんだろうか。今も溺れてはいるが、あんなふうに身を持ち崩すような溺れ方は想像出来ないな。

突然恋に溺れ不倫と横領に走る主婦と、個人的には銀行員として高いプライドと規律を持って仕事をする隅さんに強い印象を残した作品でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-07-28 19:57:08)
34.ネタバレ 「使い込み」という言葉が流行った昭和48年滋賀銀行9億円横領事件が思い浮かぶ内容。
本作の梅澤は少女時代から「施してやっている(アタシって偉い)」自己承認欲求が強く尚且つ手癖が悪い。
アラサー? アラフォー? になってそこそこの暮らしを送りながら、欲求不満で大学生に手を出して転落してしまう。
普通が一番という事が分からない年頃なのでしょうか。
裕福なお年寄りから巻き上げる手口が胸糞の極みでコソ泥・かっぱらい行為を紙の月とかなんとか飾り立てているのには白けます。
本作MIP小林聡美が梅澤を演じるとふてぶてしさが前面に出てしまうので宮沢りえのキャスティングはナイスであり、彼女が高揚感に包まれてどんどん綺麗になってゆく姿は印象深いものがあります。
ブタ箱で臭いメシを食べる(死語ですか?)姿を敢えて見せなかったのでしょうか。モヤモヤが残ります。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 4点(2021-09-27 15:39:45)
33.ネタバレ なぜだというか、残念でならなかったのが隅さんの眼力だ。結果、梅澤さんの不正に気付き、裏を取りに動いた隅さんだったが、時既に遅し。あの性格と生真面目さからいって、もっと早くに梅澤さんの不正に気付いて尻尾を掴みに動く事は不思議でないし、そうでなければ見てるこちら側としてもあの日々の経過に不思議さを感じてしまいましたし、煮え切らない思いがありました。なんなら、彼女は梅澤さんが起こした不正の一件目から首を傾げていた訳なのだから、あのキャラ設定であるならもっと早くに不正の裏取りに動いてもおかしくはない設定だ。それに、途中、ロッカー室で同僚の相川さんが言ってました。ここは監視されてるって、持ち物とか金遣いの変化とか全て見られてるから注意すべきだと。では、その監視役とは誰なのか、、そこは次長であり支店長であり、お局さんである隅さんであって然りでしょ。なのに、彼女は梅澤さんの不正と不倫の果ての豪遊生活を都合二時間近くも放置していた。実際の時間に例えるなら半年から一年以上は経過していたのではないかと思えます。そして結果、尻尾を掴みに動いたのがようやく数ヶ月後であり数十件の横領後、これでは彼女のキャラ設定は一体なんだったのかとこちらが首を傾げたくなってしまいましたし、なんなら梅澤さんが銀行内で良からぬ事を企んでいる際には心臓をドギマギさせるビート音のBGMまで御丁寧に流れ出してたんですよ。あのビート音で梅澤さんの悪事に気付かないだなんてどんだけ耳が悪いのかと(笑)まあ、厳しく言ってしまえば、彼女はそのキャラ設定に対して残念ながら、それを忠実には遂行出来ていなかったと言えるのではないでしょうかとか思う。(しかし、小林聡美さんの演技は素晴らしかった。)

あと、意表を突かれたのが、このドラマの核心的部分は横領に走った女の話なのに、ドラマ中でこの「横領」という言葉が台詞の一部として発せられたのが僅か一回だけで、しかもそれがドラマ経過の二時間後だった事になんと言おうか意図されたものだったのかどうだか気になってみたりしました 答えは分からずままですが。

あと、勘違いをされている方がいらっしゃるかもしれませんからその場面について触れておきたく思います。梨花と光太が玄関のガラスドア越しに会話し、そのまま別れとなるシーン、ここってつまり、浮気してしまいお許しを伺いにきた光太がフラれてしまったかのように映ってしまうんですが、実は違うんです 梨花の台詞が聞き取りにくいものだったのですが、許しを求める光太に対して彼女は「週末にまた行くから」「食べたい物考えておいて」と言っているんです。だけどその切り返しで「そんなのダメだよ、もう無理だよ」と、光太が復縁を望まなかったのです。そこで彼女の「じゃ、おしまい」と言う台詞。つまり、彼女が彼に付き合いの継続を拒否された形になりあのシーン終わっているのです。そこちょっと念押ししてみたくなってしまいました。

あと、此処でどなたかがおっしゃってましたが、ラストシーンの時間軸、リンゴを拾うシーンをよく見てみれば、その時彼女がしている腕時計によってあれが事件を起こす前だったのか後だったのか時期が分かるかもという御意見がありました。なので、二度目の鑑賞時にそこに注視してみたのですが、彼女がリンゴを拾う手は右手、そのリンゴをガリガリ食べるのも右手。つまりあれです 右手しか映りませんでした。左手映りませんでした。(^_^;) よって答えは分からずままでしたが、でもあのシーンは要らなかったと思います。原作には有るシーンだったのか無かったシーンなのか分かりませんが、出来ればラストは 何処へ走り抜けて行くのか梅澤さんのランニングショットのところで終わって欲しかったという思いが残ります。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2021-09-11 06:46:01)
👍 1
32.ネタバレ 一番印象的なシーンは、宮沢りえが駅の反対側ホームから消えたと思いきや、階段をゆっくりと降りてくるシーン。
このシーンは、ハッと息を呑む印象的なシーンだった。

横領したお金で楽しんだところで、その楽しいひとときは偽物にすぎない。
偽物だから、いつ終わっても当たり前だ。
いつ終わっても当たり前の楽しさだからこそ、心底楽しめる。
この理屈、筋は通ってるけど、刹那的で物悲しい。

破滅的な話なのに、どこか美しい、そんな作品だった。
儚いからこそ、美しいのかな。
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-13 23:08:58)
31.ネタバレ アタシの美しい転落人生。巨額横領に不倫、捏造…やりたい放題なアタシ。数千万パクりがバレちゃったよ。会社の窓ガラスをバチコンして、逃げろぃ。それでもアタシは自由と居直る、何て悪いオンナだね。そのまま地獄へ真っ逆さま。少女たちの合唱曲が皮肉に聞こえちゃう。いいお話じゃないんだけど、何だか痛快なので良作。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-29 02:29:11)
30.ネタバレ 正直なところ、あんなに美人なアラサーの彼女が、あんな頭悪そうな大学生に溺れていくのがちょっと理解に苦しむ。冷静な判断ができないときってどんな人にもあるだろうけど、映画の発端としてはちょっと必然性に欠けるきがする。映画が終わる最後の最後でいいから「ああそうか、だからあの女はあの日大学生についてったのか。そりゃそうだよな、わかるよその気持ち。嗚呼」となれればよかったんだけども。

もちろん映画ではいちおうこれに対する必然性を与えようとして、カトリック系中学校での出来事を織り交ぜている。この出来事があれば確かに大学生への耽溺は説明になるが、必然性とまではいかない。
べつに横領しなくても、あの様子ならば貯蓄とかから渡せただろう。そもそも銀行員なんだから学資ローンとか詳しいんだろうからそういうアドバイスをしてあげればよかっただけではないか。
それともあのエロ高齢者への仕返し?または単純にエロ大学生と不倫したかっただけ?
気になるのは、彼女は不妊だった点。不妊の原因が夫なのか彼女なのかはちょっと聞き逃したけど。
これら数々の心的な歪みの歯車が、持ち前の美人なエロさが導くままに、不幸にもカチッとかみ合って、回りだした不幸な歯車はもう止めることは出来ず。

映画の中で印象的に何度も登場するアイテムとして、腕時計がある。僕は腕時計をしない人間なので、腕時計に自らのステイタスを求める考えが全くない。だけど多くの社会人は、腕時計に自らのステイタスを投影したがっている。横領の歯止めが利かなくなっていけばいくほど、高価でキラキラした腕時計が登場する。まあ映画としては分かりやすい表現だ。
横領によりお金が無尽蔵に手に入るようになって、物質的な自由を手に入れた彼女ではあるが、その腕にはキラキラした腕時計。僕はこの腕時計が、”手枷”(てかせ)にしか見えなかった。すなわち、自由を奪う拘束具。
小林聡美演じる先輩銀行員おばさんは、クライマックスこんな名言を叩きつける。「お金で自由にはなれない。」これはすなわち、腕時計の手錠性ではないか。 我ながら鋭い指摘だ。
no_the_warさん [地上波(邦画)] 7点(2018-12-27 23:31:03)
29.ネタバレ 銀行員の横領ってよくニュースで見るけど、痴情のもつれとかそういうのではなく、
正面切って、これをテーマにした日本映画は初めてではないか?

確かに一万円稼ぐのがどれだけ大変かを知らずに、毎日何十万、何百万の金を扱ってたら、
そりゃどこかでマヒしそうな気もする。
しかも彼女には子どもの頃の親から金を盗んで、貧しい子に寄付をして、そこに充実感を覚えてた
過去がある。
一旦火がつくと、止まらない。
犯罪をしてる時に、ウキウキするBGMが流れるのは、彼女が生きている実感を感じていたからだろう。

ラスト、ガラスを割って逃げるところに、自分を解き放ったすがすがしさが画面にほとばしってた。
彼女がどうなるかは、神のみぞ知る、か・・
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-30 14:15:54)
👍 2
28.ネタバレ 梨花が転落していく過程が安直過ぎてイラつきました。
夫はそれほど悪い人じゃないのに、若い男へ貢ぐ為に横領に手を染め、贅沢を覚えて歯止めが利かなくなる。
こんな風に真面目だったあの人が、と事件になるんだろうなと思いましたが、過程を見てると愚かで痛々しいものですね。

少女時代の募金の話は、梨花の人とずれてる生真面目さが現れてました。
結局自己中ですよね、自己満足です。
相手のためにすることなら自分のお金ですればいいのに。
それが無理なら、無理の無い範囲で出来ることをすべきでしょう。
大人になっても変わらず、結局犯罪者になるわけです。

お局隅さんも真面目一徹ですが、ずれてはいない。
でも、正しすぎる人は息苦しい。
どちらもお友達にはなりたくないタイプです。

隅さんにも共感できないので、梨花が逃げたときはちょっとスッキリしたけど、空港で捕まった方が良かったと思います。

たがが外れた後、どんどん綺麗になっていく宮沢りえさんのメイクとファッションは見てて楽しかったです。
nanapinoさん [インターネット(邦画)] 5点(2018-06-10 13:25:24)
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27.ネタバレ 平凡で地味ながらも転落していく銀行員を宮沢りえが見事に演じているし、
何よりやはり小林聡美さんの巧さが際立ってましたね。素晴らしい女優。
彼のためにってのがあったのかもしれんけど、最初はちょっとした手付けが最終的には数千万て金額になっちゃう。
顧客のお金に手をつける行員のニュースは定期的にありますよね。
それぞれ事情は違うのかもしれませんが、そういう人たちの背景を少しだけ考えるきっかけにはなりました。
終盤の唐突な疾走劇はちょっと面食らいました。
それと、イケナイ事をしてる時になり出すダンスミュージックみたいなBGMはベタすぎてなんだかダサいです。
付随音楽のセンスはもう少し考えて欲しかったです。
あろえりーなさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-04 18:06:24)
👍 1
26.ネタバレ 若い男との逢瀬にはまっていく過程を相当すっ飛ばしているのは、あえて省略であると理解して(もっとも、その前提となるべき家庭の空洞感なり不足感が描写されていないので、説得力があるとはいえない。あの旦那さん、相当いい人だと思いますけど)。問題は、主人公が横領する金額なり手口までが、一気にエスカレートしていて、市井の一般人が足を踏み外して落ちていくという現実感がないこと。また、上司の次長が絵に描いたような無能描写なのも、その監督をかいくぐる横領というスリリングさを削いでいる。全体として、無表情演技が絶大なインパクトを放っている小林聡美に相当助けられていますが、その存在感ゆえ、最後は物語まで彼女に浸食されてしまいました。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-05-24 02:10:24)
👍 1
25.ネタバレ これは、文句なく面白い。印象的なセリフが多い。「お金なんてみんな同じじゃない。」「受け取ったら多分何か変わっちゃうよ。」。ワンコみたいな彼が、どんどんダメになっていく過程がすごい。彼との修羅場を描かなかったんだから、不倫映画じゃないでしょう。相手は誰でもよかったんだと、みた。愛情に狂った果てのなりゆきとは思えない。日常的に大量のお金を扱っているみなさんの共通の恐怖なのではないでしょうか。「偽物かもね、お金なんて。ただの紙だもん」。ラストのくだりは、金のない国(いや、価値の実体がはっきりしている国)に逃げおおせたと解釈したい。小林聡美、かっこいい。彼女が梨花の「紙の月」も見てみたい気がする。
なたねさん [インターネット(邦画)] 9点(2018-05-20 07:26:51)
👍 2
24.ネタバレ 宮沢りえは美人ではないし、貧相なので主役としてどうなんだろう?と序盤は疑問を感じていたのだが、逆に後半それが活きたような気はする。あんまり美人で幸福顔じゃストーリー的にアレだし。ただし、感情表現や演技力には少々不満かな。全体的に淡白で開放されつつも追い詰められていく二面性が感じられなかった。人形みたいで人間味やエロさに欠けるというか。脇役陣に助けられた印象。
カネと自由と倫理のバランス。人それぞれの価値観で各々に重み付けして生きている。他人を気にしながら。自分は正しい、お前は間違ってると。で、「あんたは幸せなの?」と双方で見下したり、羨んだり・・・。出演者達がやってる事は普段から我々がやってる事です。
ラストは走ってるシーンで終わりかと思いましたが、それじゃああまりにも爽快感ありすぎなので、善行の救いと追われ続ける不安で生き続けなければならない主人公の苦悩は消えないという意味でこれはこれでよかったと思います。
東京50km圏道路地図さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-29 11:44:23)
23.ネタバレ 不倫している女性が不倫相手と贅沢するために職場である銀行で横領を繰り返すお話。
最終的には、歯止めがきかなくなり、億単位での横領になってしまう。
そんな横領に手を染める不倫女性を演じた宮沢りえの鬼気迫る快演に圧倒された。
残念なのはラスト。もう少し何とかなったのではないかと思う。
あずれもさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-13 09:37:05)
22.ネタバレ まず最初に、主人公で横領犯の梨花には共感も何も微塵も感じません
銀行に勤めながら客のお金を盗む、そして贅沢をする
そういう人間に対してなんか感傷的になったり観念的なことを語ったり感じたりすることってありますかね。

中学生の頃の出来事もそうだし、最初は光太の借金返済のため
問題はどっちもお金の出処ですよね、そして表向きは人を助けるためみたいな感じだけど
結局自分の思いを満たすためだけなんですよ。誰のためにもなってないわけで
そういうことに考えがいかない、自己中で無責任な人間のはなしです

それなのに、あのやけに爽やかに美しく描くラストってなに??あのラストに納得できる
それまでの内容じゃないんです、2時間ドラマのレベルじゃないですか?コレ
宮沢りえはやはり観る者を圧倒するような汚れ役は無理なんだと思う
小林聡美を筆頭に脇役が優れていることでなんとかなったような気がする

「八日目の蝉」も同じ原作者なんですね。
この方、実際にあった事件を題材にした女の最もいやらしい部分に共感を求めるような作品が多いんですかね?
現実こういうタイプの女が身近にいたらめんどくさくてしょうがないと思いますが。
私は嫌いです。
女として、こういう犯罪者を美化するような演出はいただけません。
envyさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-07-23 23:38:58)
21.ネタバレ きちんと映画を撮っており、好感を持って観られた。宮沢の表情も良いと思う。
ただ、邦画ではここまでなのか。
なぜ、旦那との関係(あえてSEXとは書かないが)に大きな不満を持ち、
若い男に身を捧げたか。もっと旦那との関係と、それを不満と感じる宮沢を
演出/表現して欲しかった。
女の欲において、なにがトリガーとなったかがミソなのだが。
cogitoさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-06 19:45:19)
20.ネタバレ 旦那にも相手にされなくなって、淋しいのは解るが、宮沢りえ級の美人が、何故あんなのに恋してしまうのかが理解できない。また、悪に手を染めて、お金を作ってこの坊やに貢いじゃうのも、途中から度が過ぎていると感じた。最後に銀行から窓ガラスを割って、制服のまま逃げて行きましたが、どういう顛末なんでしょうか?
宮沢りえさん、好きなんで5点差し上げます(^_^;)
SUPISUTAさん [映画館(邦画)] 5点(2016-04-24 11:31:14)
19.ネタバレ なんとも言えないくらい良かった、普段邦画は見ないけど、りえさんのショートボブ、銀行員のスーツ、そしてあの化粧、笑わない表情、すごく良かった、シーンごとに、ボブが、眉毛が、頬紅、口紅が、かすかに違うところ、もうなんとも言えないくらい、感動した。中学位のシーンかな、クリスチャンの学校で、寄付の事、あれ、よくあるよな、とか思っていました、財布から抜き取り、寄付した、そのことが、このドラマを全体に彩っているのか、目的のために手段を間違えた、でも、父の財布から、5万円抜いても、あの財布は膨らんでいた、財布に10万程度入れてる、お家の生まれなのかと、お見ましたね、いいうちの子女なんでしょうね。最後は、捕まるのかと思っていたら、気持ちよくやってくれましたね、走っているりえがまた素敵、最後の終盤の方で、ほぼ紅が、ピンク、すごくポットした瞬間の顔がありましたが、あのお化粧が一番素敵だったかな、最後まで、づっと髪型わ変わらず、ショートボブで、普通の女性が好きなおじさんには、ドストライクですね。あの、欲ボケ、ジジイとか思っていた人が、欲ボケでない、ありえんだろう、あの、ぼけたおばさん、部屋の中が荷物で溢れ、毎月、金だけは、預金している、200万とか書いてあり、10万円下ろしました、あれは、全くありえすぎます、認知症で、ボロ鞄にニー三千万持ち歩いてる人を知っていますので、もう、笑えないですね。この映画で言えば、嘘か、本当かわからないが、一番幸せな時期は、1-2年はあったんだろう、彼との部屋を持つくらいなんだから、最初のデートで、スイートルーム、時計購入、服を購入、二泊、三泊、やりまくる、そおいうことって一般人の人生でどれ位あるんだろうか、新婚旅行でもスイートなんかには止まれない自分、あのシーンで、おそらく、100万入っただろうな、と思ったら、請求は150万、おう、都心の高級ホテルだったのか、とか思ってしまった、あのシーンで、自分の人生を振り返る、35歳頃の不倫の彼女と、二人で地元少し離れたジャスコで、贈り物を選びあっていた時の気持ちが蘇る、あの2年が、自分の中では、最高のピーク、この思いを持って、死んでいくしかない人生なんだけど、この主人公のりえも同じだったんだろうな、とか思いました。録画した映像を消すなきか、また見直すべきか、迷いますね。本当に楽しめました。そう、月を指で消すシーン、あれも最高でしたね。
yasutoさん [ビデオ(邦画)] 10点(2015-10-22 03:46:29)
👍 1
18.ネタバレ 宮沢りえは微妙な年齢の女性をうまく演じていると思う。堕ちていく経緯は弱いように感じるが、それが幼少期の描写を際立たせている。平凡な主婦というよりは、思い込みが強いタイプか。そんな想像を膨らませられる宮沢りえはさすがですが、単純にこの映画おもしろいかと言われるとそこまでは。しかし、行くべきところとはそっちですか・・・ 
ラグさん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2015-10-13 01:52:00)
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【点数情報】

Review人数 52人
平均点数 6.06点
000.00%
100.00%
223.85%
300.00%
4713.46%
5917.31%
61223.08%
71528.85%
835.77%
935.77%
1011.92%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review4人
5 感泣評価 5.33点 Review3人

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