映画『赤毛のアン/グリーンゲーブルズへの道』の口コミ・レビュー

赤毛のアン/グリーンゲーブルズへの道

[アカゲノアングリーンゲーブルズヘノミチ]
1989年上映時間:100分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-07-17)
ドラマアニメシリーズもの青春もの小説の映画化TVの映画化
新規登録(2014-10-07)【ProPace】さん
タイトル情報更新(2022-10-12)【イニシャルK】さん
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監督高畑勲
山田栄子アン・シャーリー
槐柳二マシュウ・カスバート
北原文枝マリラ・カスバート
羽佐間道夫ナレーション
原作ルーシー・モード・モンゴメリー「赤毛のアン」
脚本高畑勲
神山征二郎
千葉茂樹
音楽毛利蔵人
三善晃
作詞岸田衿子「きこえるかしら」
作曲三善晃「きこえるかしら」
制作日本アニメーション
配給三鷹の森ジブリ美術館
作画近藤喜文(キャラクターデザイン/作画監督)
宮崎駿(場面設定/画面構成)
その他三鷹の森ジブリ美術館(提供)
スタジオジブリ(提供)
日本テレビ(提供)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(提供)
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【口コミ・感想】

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5.ネタバレ (まくら)イギリス社会では「赤毛」が蔑称になる事、私知らなかったんですよ。  「空想癖がちな子」「(ちょっかいに怒る)短気」「染毛剤を使用する突拍子も無さ」 =全て分別の無い、子供だからこその行動。作品中の大人と同じ感覚で鑑賞してた。 違うんですよ、その行動には確固たる規範があったんだな。 同級生ギルバートの冷やかしを彼女は差別発言として見過ごせなかった。 染毛剤の件も容姿で見下されてしまう境遇から逃れたい一心からくるものだった。 奴隷同然の働きをしてた環境から逃れるすべは想像力のみが唯一の拠り所だった。 落ち着いて考えたら、日曜夜19:30の家族向けアニメには程遠い内容だよな。  でレビュー。この度期間限定公開でスクリーンリバイバル...が感想は 「全50話を最初6話の編集版で堪能できる訳なかろう」なので、この点数。 但作品企画は高畑監督自身が「劇場3部作位になるなら」という事で 率先して手掛けたものだったそうな。「ハイジ」「三千里」などにも同様の 提案があったがそんな企画大嫌いと受け付けなかった監督が何故故「アン」は 手がけたのか。一番は収益性(今回の上映もTVリメイクがきっかけだろうし) なんだろうけど、個人的に感じた点、2つ挙げたい。  高畑監督自身は原作を「ユーモア小説」として解釈し取り組んだとの事だけど、 輝かしい未来への障害となる「暗い現実/辛い過去」を観客に想起させる描写 (台詞無しの構図やカット割り、登場人物の視線や表情)が抜群に上手いんだよな。 この映画に関していえば、誤ってカスバート家に来たアンを一旦仲介先に連れて帰る、 馬車での道すがら語る過去の経緯。明るい口調で語られる陰惨な情景、 宮崎駿(「カリ城」の為途中離脱)がノリノリでカット割りしたろ、というシーン。 陰鬱さという点は小説や実写化にはない、このアニメのポイントではなかろうか。 作中の「神様~大きくなったら美人になれますように」聞けば子供らしさのある 微笑ましい願いだけど、差別や閉塞感を打破したい二重の意味に取れて、重く深い。  「この作品の様な年頃の女の子をどう描いていいかわからない」監督が心がけたのが、 余計な脚色をせず原作通りに進める・徹底した現地調査を心掛ける・主演以外の周りを 一流のスタッフで固める。私が感じたもう一点は「作品を愛するスタッフに恵まれた」 念を一番強く感じたのが監督にとってはこの作品だったのではないか、という事。 妥協を許さない厳しい指示の下「日曜お昼に完成した作品をその日の夜に放送(!?)」 という労働局真っ青なスケジュールを50話分やり切るなんて、普通出来ない。 「リバイバルはこの素晴らしい仕事に関わった皆が喜んでくれるのではないか」 2010年のリバイバル時のインタビュー。すでに物故者も何人かいた。特に キャラクターデザイン・作画監督の近藤喜文への言葉だったのではと思う。 (近藤:アンが好きすぎてキャラクターを可愛く描いてくるため、  作画を醜く修正させる変更依頼に監督はめちゃくちゃ苦労したとか)  個人的には原作小説→カナダ版実写化→リメイク(2025)→で最後に高畑版かな。 長くなりましたが、時間が有れば。
Nbu2さん [映画館(邦画)] 4点(2025-05-31 16:04:42)★《新規》★
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4.ネタバレ 購入DVDで観賞。 高畑勲監督による名作の日本アニメ映画化。里親が決まるまでのTVアニメ導入部を再編集して劇場版とする。とても早口でおしゃべり、こましゃくれた少女。初めのうちはウザがられるが、彼女の生い立ちの苦労話などを聞いていると、それがアタシのイイところだと気付かされる。里親となる老兄妹もそれぞれ性格は対照的だが、彼女のおおらかさを認めて温かく見守ることになる。良作。
獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 7点(2025-04-29 23:49:21)《更新》
3.高畑勲監督の作品、テレビアニメと映画全ての中で最高の作品はアルプスの少女ハイジか赤毛のアンのどちらか以外は考えられない。そこに母をたずねて三千里を入れた3本がベスト3で、じゃりン子チエも欠点を含めて同じぐらい好きだが、そんな高畑勲監督による児童アニメの名作赤毛のアンの第6話までの話を編集した今作、テレビアニメが作られてから20年も過ぎての公開に何故?と言いたい。アンの純粋さ、マシューの優しさ等見所満載ですがやはり物足りなく感じるのはテレビアニメを何度も見てるファンとしては今作だけで赤毛のアンの魅力、素晴らしさを一度も見た事がない人に全部伝わるか?一度も見た事がない人に対して、1話から最終話までの話をノーカットで全て見せたい。高畑勲監督の残した功績、赤毛のアンの素晴らしさを今作を見ることで全話見てみたいと思ってくれたらと思うし、天国の高畑勲監督もそう願っている筈です。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2018-04-07 12:33:23)
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2.ネタバレ テレビシリーズ全話観た私にとっては…ガンダムでいうと「こいつ…動くぞ!?」から、ザク数機を撃退したところで終了するという劇的な短さの総集編・赤毛のアンである。  シャア的存在で言うところの腹心の友・ダイアナは出ないし、ソロモン攻略で言うところのクイーン学園編もないし、マシュウも当然、死なない。  しかし、アンのこれからの青春を思い描かせるような「ちょっと足りないぐらいが丁度いい」感は、確かにある。
aksweetさん [DVD(邦画)] 5点(2016-11-19 03:05:45)
1.原作未読で映画やTVアニメシリーズも未観賞です。今作は1979年にTV放映された全50話の中の1~6話を10年後に高畑監督が再編集して上映しようとした作品ですが、実際に公開されたのはさらにそれから20年後だったそうです。さわりだけなので原作の本当の魅力は分かりませんが、恵まれない境遇である主人公の明るいキャラクターと前向きな生き方に共感できるなかなか面白い作品でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-10-10 17:19:29)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5120.00%
600.00%
7360.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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