映画『セッション』の口コミ・レビュー

セッション

[セッション]
Whiplash
2014年上映時間:107分
平均点:7.58 / 10(Review 140人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-04-17)
ドラマ青春もの音楽もの
新規登録(2015-03-01)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2025-05-20)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督デイミアン・チャゼル
キャストマイルズ・テラー(男優)アンドリュー・ニーマン
J・K・シモンズ(男優)テレンス・フレッチャー
ポール・ライザー(男優)ジム・ニーマン
メリッサ・ブノワ(女優)ニコール
オースティン・ストウェル(男優)ライアン
クリス・マルケイ(男優)フランクおじさん
マックス・カッシュ(男優)寮の隣人
内田夕夜アンドリュー・ニーマン(日本語吹き替え版)
壤晴彦テレンス・フレッチャー(日本語吹き替え版)
佐々木敏ジム・ニーマン(日本語吹き替え版)
脚本デイミアン・チャゼル
音楽ジャスティン・ハーウィッツ
作曲ジャスティン・ハーウィッツ"When I Wake" 他
ティム・シモネック"Studio Band Eavesdrop" 他
ニコラス・ブリテル"Reaction"
デューク・エリントン"Caravan"
製作ジェイソン・ブラム〔製作〕
ブラムハウス・プロダクションズ
製作総指揮ジェイソン・ライトマン
配給ギャガ
編集トム・クロス〔編集〕
字幕翻訳石田泰子
あらすじ
19歳のアンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)は、偉大なドラマーになるべく、名門シェイファー音楽校に通う。テレンス・フレッチャー教授(J・K・シモンズ)のジャズバンドに参加することになったニーマンは、教授の度を越した苛烈な指導を目の当たりにし驚くが、まもなく自身も理不尽な暴力を受ける事となる。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

28.ネタバレ このフレッチャーと言う男、この映画で決して「厳しい男だが愛情あっての事で実は立派な指導者」として描かれているわけではない。もしそうならクライマックスのあの展開はあり得ない。むしろ正真正銘のクソ男として描かれている。そして音楽の世界で超一流を目指すのであればこのような理不尽な地獄を味あわなければならん事もあると訴えている。観客がラストで感動するのは彼の演奏が凄かった事もそうだが、何よりも彼がフレッチャーの鼻を明かした事に爽快感を感じるからなのだと強く思った。繰り返すがフレッチャーは人としてあり得ない事をやっている。それが劇中のアンドリューのセリフ「一線を越えた」に表現されていると思います。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-18 15:45:14)
27.ネタバレ もっとジメジメ・ドロドロとした、観るのが辛くなる様なスパルタ礼賛満載の展開と描写の映画だと思っていたので、正直な感想としては少々拍子抜け。
フレッチャーの発する言葉は果たして愛の鞭か、はたまた単なる彼自身のエゴイズムから来る言葉なのか。
あの二人が演奏終了後に判り合う姿など、想像したくも無い。
終演後に主人公がフレッチャーに一発お見舞いした後、吐き捨てる様に一言、"F※※K you"。
私にはこれしか考えられない。
たくわんさん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-07 23:00:51)
26.ネタバレ 緊張感ある不思議なジャンルの映画でした。ミステリーに近いものを感じました。最後のシーンは見解が分かれると思いますが、とうとう主人公が認められた笑みだったと個人的には捉えています。
dy2cyrさん [映画館(字幕)] 7点(2015-06-12 16:08:53)
25.ネタバレ 観て良かったと思います。
もちろん音響も最高。
そしてなんと言っても師匠と弟子の人間対人間の対決の凄さ。
神がかりと言うのか、狂気と言うのか、演技しているのを忘れるほど本気の人生をかけた戦いです。
私のような凡人にはこの関係は見たことも無いし、天才と天才の我と我のぶつかり合い。
痛い手が何度も映りますが、心のほうがもっと痛いです。

同感出来なかったのは、こんなピリピリした雰囲気での音楽で観客が楽しめるのかなとの疑問です。
例えばピアノの独奏なら分かるのですが、このようなバンドでは皆の気持ちが合うのも大事なので、サックスやトランペットの奏者の気持ちは置いてけぼりなの?と強く感じました。
学生時代吹奏楽をやっていたので。

あと、血がにじんだら一生懸命というのもちょっと違うと感じました。
プロであれば血が出ないように演奏するのが本当だと思います。

いろいろ疑問もありましたが、映画ファンであれば一度は体験し聞きほれて欲しい秀作。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 7点(2015-07-12 22:22:19)
24.ネタバレ 音楽の楽しさを感じさせる描写を徹底的に排し、厳しさだけを誇張しているので、音楽をかじっている人間としてはあまり快く思えなかったというのが正直なところ。しかしながら、J・K・シモンズ演じる音楽教師の強烈なキャラクタは見ていて笑えてくるほど憎らしい。終盤の悪意と悪意のぶつかり合いから生み出される演奏はまさに圧巻、看板に偽りなし。この監督はこれが処女作らしいけど、今後これを超える映画を作れるのかねえ…。
bolodyさん [映画館(字幕)] 7点(2015-08-02 22:15:19)
23.ネタバレ ハゲ先生は結局何をしたかったんですかね? 最後まで理解不能。自分も多少楽器をかじっていたが、かなり異常。楽器のセンスは結局練習ではなく天性の才能。練習は大事だがこんなスポ根まがいは違うと思うなあ。映画としてはまあまあ良かったのでこの点で。
kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-25 23:21:23)
22.教授の感情についていけないところもあったけど、横浜か良かった。撮り方も上手。
Yuさん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-26 08:14:11)
21.ネタバレ  当方あまりジャズは知りません。雰囲気が好きな程度で音楽の知識もないのであくまで映画を見たレビューになります。

 ジャズの名演奏が誕生した秘話など興味深かったです。決して美しい生まれ方ではないんだな・・・と率直に感じました。屈辱や挫折感の中で良いものは生まれる!そんな信念を持ったフレッチャー教授がジャズを指導するんだから教え方もそれに準じていくのは必然!

 でも何か良いものを生み出す時のセオリーは共通的にそうなのかもと認識させられもした。過労による鬱になりメンタルトレーナーになった方や、少年時代にいじめられた経験から格闘家になった方や、被災して色々なものを失いボランティアに目覚めた方など一般的には不条理で嫌な経験はその人を大きくし、自分自身も知らなかった能力のスイッチがONになり開花して行く!

 そうそうかのジョージ・ルーカスもデビュー作「アメリカン・グラフィティ」をハリウッドを通し世に出した時にもハリウッド側が勝手に20分ぐらいのシーンをカットされそれに腹を立てたルーカスはそんじゃぁ自分でやっちゃえということで「ルーカスフィルム」を設立した。もしあの時ハリウッドがそんな理不尽なことをしなければ「スターウォーズ」は生まれてないかもしれない・・・ルーカスフィルムは世界最大の自主制作映画会社として世界に君臨することになった。

 この世は時空の縛りを必ず受ける。その中で必ず起こる矛盾や不条理。実はそれそのものを経験することこそこの世に生まれ出た理由の一つなのではということまで考えが及んでしまいました。嫌ことや不条理、理不尽は避けるべきもの、または起こってはいけない事という価値を付けてしまいがちだが、実はそうではなくそれこそがその人の価値を上げ育てるものではと思わせられました。でもやはり嫌ですけどね・・・(笑)

 そのような点からこの映画の結末は最高の終わり方をしたのではないかと思う。ヒューマンドラマとしてはあの演奏の後の事を描いても良いが決していい終わり方をしないだろう・・・だからあの空間、あのジャズセッションのアブノーマルな空間で意思疎通をし共感を得たフレッチャーとニーマン!さすがアーティスト!ジャズセッションの中ではあらゆるものを超越したのである!
レスポーラさん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-23 11:14:10)
20.ネタバレ 獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすという。それでも本物は潰れない。血の滲むような努力があっての天才。そういうことなのか。それにしてもフレッチャー先生の嫌がれせは度を超えている。後半はむしろ笑ってしまった。最後はお互いに微笑みあったが、和解したとは思えない。先生は信用できないし、彼は一生認めてもらえないのだろう。役者の演技と演奏は素晴らしかったです。
ぽじっこさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-06 21:34:20)
19.ネタバレ 非常に引き込まれるストーリーでした。

最後はヒロインが内緒でコンサートに来ていて初めてデートに誘われた時のように彼氏ができたことは
嘘でありハッピーエンドという展開を考えていたのですが、そんな甘いエンドを一蹴するエグい展開に。

才能はピカイチかもしれませんが主人公、指揮者は人としてどうかと思いますね。
とむさん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-02 02:15:39)
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18.ネタバレ ジャズ版「フルメタル・ジャケット」。
もしこれに後半があったなら、鬼教官に鍛えられた精神を武器に海外の戦場に繰り出し、北欧(理論の鬼)や南米(リズム感覚の鬼)のミュージシャンとの死闘が繰り広げられるんでしょうか。
しかしチャーリー・パーカーが演奏していたような安酒場ならいざ知らず、あんな値段の高そうなコンサートホールで自分の評判に泥を塗ってまで嫌がらせをするのは無いと思う。
登場人物たちの行動に納得いかない部分は幾つかありますが、チャレンジングな制作姿勢は評価します。
番茶さん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-12 18:58:43)
17.ネタバレ 「なめんなよ」からあとの展開で、見なきゃよかったと思わせておいて、そのあとのあのオチ。元カノの存在さえ忘れちゃうどんでん返し。ストーリー的にはやられました。が、二人とも音楽をとっちゃったらとんでもない人間なので、感情移入できませんでした。いや、すごーなー、やっぱり文字通り血のにじむ努力って大切だよな-、とは思いましたよ。でも、私、そっち側の人間じゃないんです。すみません。
木村一号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-13 21:13:14)
16.ネタバレ 映像と音楽のセンスが抜群!!単純な話だけど、面白かった!!ただ、この2人とは絶対に関わりたくない(笑)。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2016-06-15 20:22:01)
15.ネタバレ ラストのコンサート、常人の判断なら、「わざわざ観客の前で演奏を台無しにして、フレッチャーにとっては損しかないのではないか?」と思うところです。しかし、この時点でフレッチャーは、「お仕事」として請け負っている指揮業を無事にこなすよりも、千載一遇の好機で訪れたニーマンへの報復を実現することが優先であり、むしろわくわくしていたはずなのです(2曲目に予定していたのが、彼の嗜好とはおよそ相反する「スローな曲」だったことからも、彼がステージ自体にはそれほどやる気がなかったことが窺える)。つまり、はっきり言えばフレッチャーは狂っていたわけですが、その作戦も、彼が自ら育て上げたモンスターであり、同じく狂っていたニーマンによって逆襲される(ニーマンの狂気の引き金として、ニコルとの電話のあの一言というステップがさりげなく挿入されているのも巧妙)。その狂気と狂気のぶつかり合いも、彼らの唯一の共通項であるジャズによって共鳴し、いつしか渾然一体として統合されていく。そんな奇跡の瞬間を具現化したものとして、ステージ上での演奏そのもの以上に、あのラストは衝撃なのです。
Oliasさん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-14 00:29:49)
👍 1
14.ネタバレ すごいスパルタなおじさんが出てくることは知ってました
アカデミー賞授賞式見てたから。
すぐ浮かんだのは「フルメタルジャケット」と「愛と青春の旅立ち」
本作は音楽学校の鬼軍曹です。
内容は想像と全然違ってました。天才となんとかは紙一重って具合の先生と生徒
どの世界でも極める人、突出してる人というのは理解しがたいものを持ってるもんですね
二人とも狂気の沙汰の行き着くとこまでいき、ついに極めたっていうかんじ
でも友情とか師弟愛とかそういうものは一切なし、二人が理解しあえることはジャズを介してのみ
ジャズプレーヤー版ハードボイルド映画、ある意味スゴイ
んー圧倒的に男性に支持される映画だろうなと思う
envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-06 23:30:47)
13.ネタバレ 漫画BLUE GIANT最近見ていたのでジャズの世界にはすんなり入れた。
シンプルで面白い。ラストの音楽をもって音楽で借りを返すリベンジセッション、鬼気迫るものがった。
綺麗事は全くいらない、音だけの最高のクライマックス。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-24 18:22:41)
12.演奏者が追い求める完璧な形が凡人にはなかなか理解できないけど、映画の「上出来」感は強烈に伝わってくる。フレッチャーに言わせるとこの言葉がこの世の中で何よりも危険らしいけど。
ProPaceさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-03-09 22:21:40)
11.ネタバレ フレッチャーが『フルメタルジャケット』の鬼軍曹そっくり。汚い言葉で罵倒してニーマンをぎりぎりまで追い込んで鍛える。そんなやり方にろくに怒られたことのない現代っ子がついていくのは難しい。
ニーマンにもあまり好感は持てない。友達ができないのもわかる、嫌なヤツだ。フレッチャーに潰されたという気持ちは理解できるが、父親が出しゃばって密告したのはガッカリ。もう大学生なんだし、自分から情け無用の競争に挑んでしくじったのは自分の責任でもあるんだから。
ただ、密告の報復を謀るフレッチャーのワナにハマり、負け犬のように去るかと思えば、引き返してからのセッションは息を飲む。
まさに闘い。憎悪に狂ったフレッチャーを、音楽の力で目覚めさせる。「なかなかやるじゃねえか」フレッチャーの目がそう言っていた。
ラストで彼女とよりを戻すといったような、興ざめなラブストーリー色を入れなかったのも良かった。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 7点(2017-03-12 08:31:50)
10.ネタバレ ある意味ホラー映画ですね。クズ野郎と見せかけて実はいい人ではなくホントにクズ野郎というドンデン返し。ストーリーがどう転ぶかわからないので引き込まれますし見応えはあるものの音楽の映画なのに楽しい気分には一切ならなかったですね。最後の終わり方も現実感がまるでないので主人公の妄想なのでは?というような狂気を感じました。
映画大好きっ子さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-03-25 17:27:12)
9.ドラムという、最も原始的で「怒り」の表現としてこれ以上ない楽器が充分に活かされていると思います。
ニーマンがもう少し応援しやすい人物像だと感情移入しやすかったです。
Donatelloさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-25 11:39:41)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 140人
平均点数 7.58点
000.00%
100.00%
221.43%
321.43%
421.43%
564.29%
61611.43%
72820.00%
84632.86%
92719.29%
10117.86%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.20点 Review10人
2 ストーリー評価 8.16点 Review12人
3 鑑賞後の後味 7.61点 Review13人
4 音楽評価 8.25点 Review12人
5 感泣評価 6.57点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

2014年 87回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞J・K・シモンズ受賞 
音響賞 受賞 
脚色賞デイミアン・チャゼル候補(ノミネート) 
編集賞トム・クロス〔編集〕受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2014年 72回
助演男優賞J・K・シモンズ受賞 

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