映画『砂の器』の口コミ・レビュー

砂の器

[スナノウツワ]
1974年上映時間:143分
平均点:7.67 / 10(Review 199人) (点数分布表示)
公開開始日(1974-10-19)
ドラマサスペンス犯罪ものミステリー刑事もの音楽もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-03-24)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
助監督熊谷勲
キャスト丹波哲郎(男優)今西栄太郎
森田健作(男優)吉村弘
加藤剛(男優)和賀英良
緒形拳(男優)三木謙一
加藤嘉(男優)本浦千代吉
春田和秀(男優)本浦(山下)秀夫
島田陽子(女優)高木理恵子
山口果林(女優)田所佐知子
佐分利信(男優)田所重喜
笠智衆(男優)桐原小十郎
渥美清(男優)ひかり座支配人
夏純子(女優)明子(ボヌールの女給)
松山省二(男優)三木彰吉
内藤武敏(男優)捜査一課長
稲葉義男(男優)捜査一係長
春川ますみ(女優)すみ江
菅井きん(女優)山下妙
花沢徳衛(男優)安本
信欣三(男優)桑原
松本克平(男優)三成署署長
殿山泰司(男優)飲み屋の主人
浜村純(男優)巡査
穂積隆信(男優)松崎(新聞記者)
山谷初男(男優)岩城署署長
ふじたあさや(男優)鑑識課技師
野村昭子(女優)若葉荘の小母
今井和子(女優)三木の妻
猪俣光世(女優)バー・ロンの女給
高瀬ゆり(女優)バー・ロンの女給
加藤健一(男優)三森署のジープの警官
加島潤(男優)
森三平太(男優)岩城署刑事
松田明(男優)浪花区役所係員
瀬良明(男優)扇屋主人
久保晶(男優)世田谷の主人
西島悌四郎(男優)西蒲田署署長
土田桂司(男優)西蒲田署刑事課長
高橋寛(男優)西蒲田署刑事
丹古母鬼馬二(男優)西蒲田署刑事
渡辺紀行(男優)西蒲田署刑事
山崎満(男優)西蒲田署刑事
北山信(男優)西蒲田署刑事
千賀拓夫(男優)西蒲田署刑事
後藤陽吉(男優)西蒲田署刑事筒井
浦信太郎(男優)西蒲田署刑事
菊地勇一(男優)和賀の友人
今井健太郎(男優)警視庁刑事
山本幸栄(男優)警視庁刑事
小森英明(男優)警視庁刑事
水木涼子(女優)亀嵩の農家の主婦
戸川美子(女優)慈光園の係員
村上記代(女優)安原外科病院院長夫人
五頭岳夫(男優)工藤
村松英子(女優)
出演東京交響楽団(特別出演)
原作松本清張「砂の器」
脚本橋本忍
山田洋次
音楽芥川也寸志(音楽監督)
東京交響楽団(演奏)
菅野光亮(ピアノ演奏)
作曲菅野光亮
撮影川又昂
製作橋本忍
三嶋与四治
佐藤正之
杉崎重美(製作補助)
松竹
企画川鍋兼男
配給松竹
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
編集太田和夫
録音吉田庄太郎(調音)
その他IMAGICA(現像)
川又昂(デジタルリマスター版監修)
あらすじ
昭和46年早朝、国鉄蒲田操車場構内で身許不明の殺人死体が発見される。手掛かりは極めて少なく、ねばり強い捜査からは何も浮かび上がってこない。迷宮入りかと刑事達があきらめたころ、被害者の家族からの届け出で身許が判明、彼がかつての勤務地で助けたハンセン病の親子が浮かんでくる…。
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💬口コミ一覧(7点検索) [全部]

28.多少ネタばれになります。美しい映像と役者の演技は素晴らしかった。ただ、たとえ知られたくない自分の秘密を知るものが居るとして、脅迫された訳でもなく、無害な人間を簡単に殺せるだろうか?映画としての構成は良くできているが、推理物としてはどうだろう。皆さんほどの評価はできない。
しんえもんさん 7点(2002-04-06 11:01:58)
27.親に薦められて見たけど、良かった。名作!!なんかリメイクされるらしいけど、日本も最近はネタ切れなのか?
こわだりのインテリアさん 7点(2003-07-09 22:25:17)
26.終演にむけて緻密に糸を織りなしていくような映画でした。スケールの大きな映画です。好き嫌いのあまりない映画だと思います。
omutさん 7点(2003-09-02 00:44:37)
25.豪華なキャスティングです。渥美清と笠智衆が出てるとは思ってもいませんでした。何と言っても丹波哲郎の演技が実に上手い。目の力が鋭く、深みとキレがあります。会話の途中に「ふぅん」と言ってしまうのが丹波哲郎の癖なのかもしれないけれど、それが演技と重なると、見ていて妙に心地良いんです。原作と脚本と俳優が良かったです。「宿命」という曲だけでは、和賀英良の心の葛藤が分かりませんでした。かといって今TVでやっている中居“コントにしか見えない演技”正弘の和賀英良よりは100倍はマシですが。殺人の動機はいまいちに感じてしまったけれど、事件を判明するまでの、丹波哲郎の足を使った捜査に引き込まれてしまいました。和製の犯罪映画としてはかなりの良作だと思います。
VNTSさん 7点(2004-02-25 04:15:04)
24.ネタバレ 推理物として期待しすぎたからかもしれないが、皆様が書かれている程には感動はできなかった。その理由として、思い当たる節を書きます。
まず加藤剛がダメ。何か淡々とし過ぎている。せめて三木を殺害するシーンがあったら、その時の表情とかから少しは感情移入ができたかもしれない。
それから、終盤の千代吉が秀夫を連れて村を出るという今西の推測のあたりからは、更に醒めてしまった。父親が病気なら何で母親と暮らさないの?とか、自分が病気なのに何で子供連れて旅に出るの?とか。秀夫が自分から望んで一緒に行ったのならば、三木の家を抜け出た後に父親に会いに行っているはずだし、自分に会いに来た三木をわざわざ殺害する訳が無い。そもそも、三木に対して、自分の出自の事は黙っていてくれとお願いしたならば、あれだけできた人なのだから他人に言いふらす訳が無い。放浪の旅の途中で人生の野心に目覚めたとしたのならば、もっと早く父親から逃げればよかったじゃん等々、ありとあらゆることに「何故そうしなければならなかったのか」という理由付けが圧倒的に弱く(他には、理恵子が電車からシャツの切れ端を撒いた理由等も)、ちょっと納得がいかないところが多過ぎる。「説明」が足りない。中居君の演技は置いておいて、この点はドラマのほうが何百倍も良かったと思う。
でも、評価すべき点もある。緒方拳と加藤嘉の圧倒的な演技力と壮大な音楽、放浪シーンでの美しい日本の四季が、この映画のクオリティを格段に上げているのも確か。
従って、ドキュメントとして観るべき作品なのかもしれない。
なおてぃーさん [DVD(字幕)] 7点(2004-03-15 01:11:23)
👍 1
23.邦画の中ではよく出来たほうだと思います。
なにげに豪華キャストだし。音楽は。。。うーん。
ぷー太。さん 7点(2004-04-02 18:03:23)
22.後半の演出が凄かった。ちょっと泣きそうになった。これは名画ですよ
Keith Emersonさん 7点(2004-04-23 01:58:39)
21.最後の演奏が終わった後に主人公和賀英良が得た心情はいったい何だったろうか。自分の宿命に対する恨めしさか、悔しさか、恩人である元巡査を殺してしまった後悔か、それとも自分の想いを音楽によりまっとうした達成感か…。おそらくは、それ以上に様々な想いがラストの演奏中に渦巻いていたのだろう。そして、最終的に彼の脳裏を支配したものは、やはり唯一無二の存在である父親の姿であったに違いない。その想いの性質は陽であり陰である。しかし、丹波哲郎の台詞にあるように「音楽の中でしか父親に会えない」彼にとって、その瞬間はきっと幸福だったのだと思う。最近放映されたテレビドラマは観ていないが、主演アイドルのチープな演技、そして物語の核であるハンセン氏病をとりあげなかったことで、絶対的な失敗は容易に想像できる。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2004-05-09 11:36:08)
20.テレビドラマをみて、原作を読んで、本作を観ました。ドラマも映画も原作とは異なっているんだけれど、それぞれに良さがあるのではと思う。まずドラマは、ハンセン病を取り上げなかったことと、現代という時代に直していることで原作のようなリアルさが欠けていた。が、期間が長かったため和賀の心情や捜査の困難さをよく描いていたと思う。それと逆なのが本作で、ドラマよりもあっけなく解決してしまった感は否めない。だが、千代吉の愛情や病気による差別など、かなり原作に忠実に出来ていたと思う。原作ともども長く語り継がれていく作品ではないだろうか。
ひなたさん 7点(2004-06-22 23:03:24)
19.原作の汗臭さが出てたね!
kさん 7点(2004-07-12 00:03:26)
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18.先にリメイク版を観たので和賀英良が隅に追いやられている印象が強く悲壮感が薄らいでしまった。ドラマ版では和賀英良を主人公とする視点から、殺人描写や心の葛藤が主観的に描かれていて、暗い宿命を引きずる姿が、クライマックスでその壮絶な生い立ちと重なる。しかし、オリジナル版では今西警部が主人公として話がすすんでいて、ピアニスト和賀があまりに客観的に描かれすぎているため、過去の影と重ねがたい。DVD5本は長すぎだが、1本では短すぎて描ききれないテーマじゃないかな。
かささぎさん 7点(2004-11-29 00:02:04)
17.ネタバレ 脚本と丹波哲郎に尽きる。良い映画だけど、肝心の和賀の動機が分からない。なぜ、あの情に厚くできた三木を殺さなければならなかったのか?たぶんそこを理解しないうちは、作品の本質を理解することはできない。差別、放浪生活、親子の絆。言葉にするのは簡単だが・・。
話変わって、食堂車で飲むビールはとてもうまそうだった。また、レトロな桜田門の雰囲気が印象深い。あと、笠智衆の古風すぎる手紙には吹いた。ドラマの話をすると、ハンセン病を扱わなくとも小さな共同体での差別(村八分)をシリアスによく描いたと思う。尺が長いだけあって和賀を初め人物の描写が丁寧だったし(時代が違うし比べること自体がおかしいんだけど)映像や音楽ではドラマのほうが良かった。
michellさん [映画館(字幕)] 7点(2005-03-11 00:30:46)
16.ネタバレ 中盤過ぎまで、地道な捜査の過程をじっくりと描いておいて、丹波哲郎の「あの一言」を皮切りに、作品の雰囲気が一気に変貌し、ほとんど「もう一つのドラマ」ともいうべき事件の背景が、それ自体交響曲のような怒濤の盛り上がりをもって再現される。よく見ると、丹波哲郎は(というより橋本忍は)、すべての捜査の結果を観客に開示していると見せかけておいて、途中からはある重要な事実を秘匿し、合同会議の席上で一気にそれを明かしているのである。脚本上の叙述トリックともいうべき、見事な構成であるといわざるをえない。普通に推理ものの作品として考えると、捜査の過程が都合よすぎとか、説明台詞が多いとか、犯人の「現在の顔」がよく見えないとかいろんな批判は考えられるが、そんなものを吹き飛ばすほどの映画としてのパワーがある。
Oliasさん [映画館(邦画)] 7点(2005-06-26 22:52:13)
👍 1
15.良作ですねぇ~。もうたくさんの方々が素晴らしいコメントをなさってるんで、何も書く事がありません、、。こういう重みのある、それでいてエンターテイメント性に富んだ邦画は今はないですね、実際問題。
あろえりーなさん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-11-12 02:02:23)
14.ネタバレ この映画はハンセン病に対する理解がある程度ないといけないね。なんの先入観もなくみたのでびっくりしてしまいました。
doctor Tさん [DVD(邦画)] 7点(2006-12-25 00:07:21)
13.ネタバレ 日本人であれば見ておくべき作品です。
前半のサスペンスもなかなか面白く仕上がっており、それだけでも一本の映画に出来そうなのにあの後半はすごい。ほとんどサイレントの回想シーン。僕は泣きはしなかったが心に来るものは確実にあった。
ただ、もうちょっと後半を長めにしたほうが良かったんじゃないかな。そっちがメッセージの主体だし。まあこれ以上ストレートに描くと発禁だったんだろうけど、当時は。
ってか、パッケージの隅に書いてある「一部不適切な表現が~」って、この映画見て不適切と思う人はいるのかねぇ。こういうのを表面だけの言葉狩りというのだろうな。
θさん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-29 23:34:20)
12.ネタバレ あれほど辛い別れをして会いたいと思っているのかなと思いきや、殺人を犯してまで会うことを拒むのは過去との決別、新しい人生という事以外にハンセン氏病のせいもあるのだろうか?ハンセン氏病の知識があればもっとよかったかも。
srprayerさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-26 06:56:26)
11.『飢餓海峡』にも通じる一大戦後叙事詩といったところでしょうか。サスペンスという観点から見れば、犯人をたどっていく推理の部分が丁寧でよくできていた分、個人的には『飢餓海峡』よりこちらに軍配。なかでも演奏会と真相解明のそれぞれのシーンが同時進行していくラストの怒濤の展開には圧倒されました。回想シーンが若干くどい気もしますが、特に大きな減点要因にはならず、結果この点数。
とかげ12号さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-15 20:27:31)
10.古き良き時代の田園風景を巡るロードムービーと言ったらいいのだろうか、失われつつある日本の原風景がとても美しい。それを見るだけでも本作を観る価値があるだろう。
前半部分はサスペンスタッチではあるが、あまりサスペンスらしさが感じられない。
後半部分で印象的なのは、ピアノ協奏曲『宿命』に載せて、作曲者兼指揮者の和具の回想シーンだ。原作の小説では、絶対にできない演出だろう。この点では原作に勝っていると言える。
最近、千葉県知事に就任した森田健作(吉村刑事役)の若い頃を見ることができて、ある意味貴重か?
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-14 21:51:59)
9.ネタバレ ◆癩病を発症したら「らい予防法」により療養所に強制収用となる。それがいやなら、妻と子を残し、自分が巡礼の旅に出ればいい。その前に妻はどうして子供を残して出て行ったのか?◆癩病といいながら、その症状がない。◆英良は小学校にも行かず。流れ流れて自転車屋の丁稚奉公。それが大学出て、クラッシックの天才作曲家、ピアニスト、指揮者。絶対無理!◆英良は育ての親なしで、大学まで出たの?◆子供の英良は何故父の元を訪ねなかったのか?療養所はすぐわかる。◆元巡査の三木は英良の子供時代しか知らないのに、成長した英良の写真を見ても何故本人とわかった?◆英良は三木から連絡があったとき、「人違い」と何故言わなかった。◆三木の手紙では、千代吉は子供に会いたい一心で生きてきた。なのに刑事が写真を見せても、知らないふりをするのは何故?殺人事件の容疑者とは知らない筈。◆殺人が無計画すぎ。急に殺意が芽生えたので、石で殺して、礫死にみせかける。殺人は計画的に。◆動機が薄い。父親に電話一本でもかけて事情を説明すればいいものを。◆英良の恋人の理恵子は、刑事が「電車からシャツを捨てた話」を聞きにきただけで、何故逃げたの?「人違い」で済む話。◆理恵子は血染めのシャツを何故電車から捨てた?◆理恵子は英良が人殺しであることを知っていたのか?◆英良のコンサートを聴いて「彼は今父親と会っている」と刑事が言うが、何故そんなことがわかる?◆英良は父が癩病患者であることを世間に知られるのを死ぬほど恐れたため、別人になった。殺人をしてまで秘密を守ろうとした。そこが伝わらない。砂の器のような殺害動機だ。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-23 03:48:40)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 199人
平均点数 7.67点
000.00%
110.50%
221.01%
331.51%
473.52%
5126.03%
62613.07%
72814.07%
84120.60%
94522.61%
103417.09%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.10点 Review10人
2 ストーリー評価 7.70点 Review20人
3 鑑賞後の後味 7.94点 Review18人
4 音楽評価 8.26点 Review19人
5 感泣評価 7.75点 Review16人

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