映画『ファンタズム(2014)<OV>』の口コミ・レビュー

ファンタズム(2014)<OV>

[ファンタズム]
2014年上映時間:72分
平均点:5.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ホラー
新規登録(2016-06-15)【かっぱ堰】さん
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キャスト長宗我部陽子(女優)江草恭子
あらすじ
両親と長女・長男という四人家族の江草家。サラリーマンの父・圭一は激務で休むこともままならず家族を顧みることが難しい日々。ある休日、やっと一家揃って公園に出掛けるも、職場からの呼び出しで彼は急いで出社することに。母子3人はそのまま公園で過ごすが、母の恭子と長女のあみながちょっと目を離した隙に、長男の拓海は姿を消してしまい、懸命の捜索も空しく川で水死している姿で発見される。仕事に集中することで悲しみから逃れる圭一。どうにも悲しみから逃れられない恭子。どうしても拓海に会いたい恭子は、家族に黙って降霊術師に頼り始めるのだったが…。
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4.ネタバレ 少し勿体ないかな?と思えた作品です。物語自体は斬新であったり奇抜であったりはしないものの、安定感を感じることの出来る出来映え。なのに音声が悪過ぎ。音量も音質もです。もう少し整音とか出来なかったものでしょうか?台詞が聞き辛いことこの上なし。また、意図的なジャンプスケアなのか効果音のボリュームが声に比してデカ過ぎてボリューム調整しながら観賞しました。

それと少々雑と言うか適当と言うか、そんな演出がいくつか見受けられたことも気になりました。役者さんたちの演技に依るところもありそうですが、低予算故のセットのチープさとかもあるのかも。気になり出すとついついツッコミたくもなるものでして、観ながら「おいおい」「それ違うだろ」みたいに声に出てしまいました。

先に文句じみたことを言ってしまいましたが、話としてはホラーよりも家族ドラマに寄っていて、恐さよりもラストの悲しさの方が引き立っているように思えます。感涙レベルではないにしても、自分の過ちの重さ?に気付いてしまった父親の哀しみが余韻として残りました。

そう考えると、冒頭の学生失踪案件は要らなかったかも。続くシーンとのギャップを観客に感じさせる必要はないでしょうし。良い部分とよろしくない部分が混在する作品。総じてみれば平均的と言ったところでしょうか。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 5点(2025-07-05 23:39:06)★《新規》★
3.日本のダメなホラーでありがちなのが、怖いを撮りた過ぎて、人間ドラマ部分が結構、オザナリになっちゃって、不自然過ぎて、結果、映画全体が観てられないってやつなんだけど、この映画は、低予算マルダシやし、役者たちの演技もそんなに上手くないし、脚本もありがちだし、怖さもあんま感じないんだけど、人間はちゃんと描けてるほうなので、最後まで普通に観やすかったです。時間が短いのもいい。家族を章立てにしてる点も工夫があってよかったです。
なにわ君さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-04-18 09:22:12)
👍 2
2.低予算だけど、面白かった。ラストは余韻があって考えさせられる。死んだ子供に会えると聞いたら、自分もどうにかなってしまうかもしれない。
センブリーヌさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-12-29 00:30:23)
1.ネタバレ 自主映画ということだろうが、各地の映画祭に出して評判がよかったらしい。同名の洋画(1979年製作、以降シリーズ化)との関係があるかどうかはわからない。
これを単なるホラー映画として見た場合、通常の和風ホラーの特徴を備えたあまり独創性のない映画に見える(大して怖くもない)。家の中に何か出るとか、最後に現場へ突撃するといった展開は基本的に既存パターンに乗っかった感じがある。また子どもの絵で区切りを入れるのは悪くないが「呪怨」の章立て方法を真似たようでもあり、ビデオ映像の顔が歪むのもありきたりである。ただ危機が迫った場面でドラのような音が鳴り渡るといったところは独特な表現だったかも知れない。
また娘役の末永みゆという人は「日テレジェニック2013グランプリ」とのことで、それなりにアイドルホラーとしての性質も備えていたりする。その面からすれば「あみちゃん」の章が見どころだろうが、これもありがちな怖がらせに終わっていたようで、この部分が最も普通の低予算C級ホラーのように見えた。

一方この映画で特徴的だったのは、怖さというより家族の心の問題を根幹に据えたように感じられることである。個別の場面としては息子の死去後の、平穏に見えながらも爆発寸前のような夕食場面には緊張感を覚えた。そのあと最初の怖い場面でも、心霊現象の予兆というより精神面の危機が強調されており、こういうところにこの映画としての方向性が示されていたように思われる。
また特に印象的だったのは、妻(母)が降霊術を必要とした理由がわかったと降霊術師が告げて以降「理解できなくてもやれることはあります」までの場面である。ここは単純に夫(父)の知的能力の限界を示したようでもあるが(幅が狭く硬直的)、より一般化して考えると、理性的判断と心の問題は互いに排他的なものでなく別系統で併存すべきものであって、深刻な齟齬が生じた場合は理性の方が心の問題に寄り添う必要がある、というように受け取れた。
劇中では、最初は気丈そうに見えた妻(母)が表面では理性的な態度を崩さないながらも、内心とのギャップに耐えかねて日常世界から外れていくのが痛々しく見えた。ラストは「予言」(2004)のようでもあるが、自分としては全体的に「仄暗い水の底から」(2001)を想起する。似ているところがあるから悪いというわけではなく、同種の感慨を覚えるいい映画だった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2016-07-09 09:30:28)
👍 2
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.50点
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5250.00%
6250.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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