映画『バンド・ワゴン(1953)』の口コミ・レビュー

バンド・ワゴン(1953)

[バンドワゴン]
The Band Wagon
1953年上映時間:112分
平均点:6.88 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
コメディミュージカルロマンス
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タイトル情報更新(2020-11-22)【イニシャルK】さん
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監督ヴィンセント・ミネリ
キャストフレッド・アステア(男優)トニー・ハンター
シド・チャリシー(女優)ガブリエル・ジェラード
オスカー・レヴァント(男優)レスター・マートン
ジャック・ブキャナン(男優)ジェフリー・コードヴァ
エヴァ・ガードナー(女優)エヴァ・ガードナー
脚本ベティ・コムデン
アドルフ・グリーン
アラン・ジェイ・ラーナー(ノンクレジット)
音楽アーサー・シュワルツ
アドルフ・ドイッチ(ミュージカル・ディレクター)
コンラッド・サリンジャー(オーケストレイター)
作詞ハワード・ディーツ
撮影ハリー・ジャクソン
製作アーサー・フリード
ロジャー・イーデンス(製作協力)
配給MGM
特撮ウォーレン・ニューカム
美術E・プレストン・エイムズ
セドリック・ギボンズ
エドウィン・B・ウィリス(セット)
ヘアメイクウィリアム・タトル(メーキャップ)
録音ダグラス・シアラー
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3.当時54歳(+1点)アステアの頭のてっぺんから足の先まで一分の隙もない完璧な体形・着こなしに今更ながら惚れ惚れします。「靴をピカピカに」に 眉間に皺よせてないでパーッと明るく陽気に行こうや! 元気をもらえます。ごちゃごちゃ考えるんじゃなく感じる、アステアが見せるエンターテイメントを堪能させていただきました。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 9点(2020-09-25 11:20:13)
👍 1
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2.19世紀生まれのフレッド・アステアは、当時50歳を過ぎていて、超人的なダンスとはいかないけれど、それでもターンのキレなどにはさすがと思わされます。比較的長回しで撮られているドラマの部分には、持ち前のスマートな身のこなしと飄々とした表情で応え、一方、ミュージカルの部分は、歌やダンスの腕前を披露しつつ、さらには終盤の舞台公演ダイジェストシーンなどは賑やかなカット割りも加わっての躍動感。 いずれにしても、ここでアステア演じる主人公トニー・ハンターもまた、すでに過去の人となったミュージカル俳優。新作舞台に起用されるも、ファウストを元にしたというヘンテコリンなミュージカルは大コケ。しかしトニーを中心に新しく組み直した公演は大ヒットして、めでたしめでたし。という訳で、他愛ないオハナシというよりも、そもそもオハナシなんてロクに無くって、実際のアステアという俳優と、彼が演じる主人公と、主人公の演じるミュージカルが、互いにシンクロし合う。オハナシなどそっちのけで、何かにつけて歌とダンスを無理にでも押し込み、なかなかに贅沢な趣向です。で、結局は何といっても、やっぱりアステアだよね、ミュージカルだよね、これぞ、エンターテイメントだよね、と。 って言っても、まださほどミュージカル映画を懐かしがる時代でもなかったとは思うのですが、でも実際、こういう軽いノリの作品は作りづらくなっていっちゃう。それを嘆くのではなく、あくまで陽気に往年のエンターテイメントを楽しみ、ときには「楽しい」って何だろう、エンターテイメントって何だろう、ってなことを考えてみるのもよろしいかと。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-04-24 09:02:28)
1.エンタテイメントの決意表明のような映画で、芸が芸術より優位にあるという宣言。ミュージカル映画というジャンルが煮詰まってきてて、次の手が難しくなっていた時期だ。実際、翌年の『略奪された七人の花嫁』あたりから別の方向を探り出し、その延長線上にロバート・ワイズのミュージカルが出てくる。本作が、一番ミュージカル映画が無理なくイキイキ出来た時代の、最後に生まれた傑作だろう。行き止まりは覚悟の上で、あえて踏みとどまった者の栄誉が輝いている。自分をコケにしかねない役柄をこなし、その路線に殉じるような姿勢を見せたアステアが立派。冒頭で落ち目を強調し(顔を隠して登場するのは『トップ・ハット』で新聞で顔隠して登場したのの回想)、しかし靴を磨くことによって活力を取り戻す段取りに、希代のタップダンサーへの敬意が感じられる。そもそもこの映画全編が彼への敬意で貫かれていて、自虐ネタの痛々しさなど感じさせない。ラストの「ザッツ・エンタテイメント」はエンタテイメント讃歌であるが、同時にアステアへの敬意と感謝のセレモニーであり、ウキウキさせることに眼目があった前半での同ナンバーと違い、ここでは儀式の改まった感じが伴っている。表彰されるものを中心に主要メンバーがただ立っている記念写真のような構図に泣かされる。そして全編に渡ってダンスの素晴らしさ。ハードボイルドパロディの洒落っ気にはニコニコさせられ(ただギャングどもが酒場に入っていくオットセイ歩きのあたりは、モダンダンスとして純粋に興奮する)、あと夜の公園のダンスの優美なこと。並んで歩いていたのがごく自然にクルリと回るともうダンスに入っている。カメラも近づいたり離れたりしながら一緒に踊っているような動き。そしてそのダンスからまたごく自然に馬車に乗り込む動作につながって、馬車が動き出す。ダンスの練習をしたとリアリズムで捉える次元から、二人の恋の発生を表現したと捉える次元までが、重層的に畳み込まれていて、映画における表現の豊かさとはこういうものでなければならない、とつくづく思わされる。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-13 10:20:54)
👍 2
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.88点
000.00%
100.00%
200.00%
339.09%
426.06%
539.09%
6412.12%
71030.30%
839.09%
939.09%
10515.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1953年 26回
脚本賞ベティ・コムデン候補(ノミネート) 
脚本賞アドルフ・グリーン候補(ノミネート) 
作曲賞(コメディ)アドルフ・ドイッチ候補(ノミネート)ミュージカル映画音楽賞
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 

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