4.ネタバレ やけに印象深い~、こういう宙ぶらりんは大好き。答えも終わりも無く、死を迎えるまで繰り返す心象風景といった感じ・・・そんな中で、トビーのふつーなダメっぷり(笑)にほっとさせられた。感電シーンは夢に見そうな美しさだったな・・・トビーとイライジャ、てっきり兄弟役なのかと思ってたのに・・・それが、ちょっとがっかり(笑)。 【ジマイマ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-01 19:33:41)
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3.ネタバレ 家族崩壊ものの中でもかなり印象的な作品。「家族」の意義とはなんぞや、ということを極めてネガティブで内省的な描写を以って静かに静かに問題提起する。そこに在るのは、個人と個人と個人と個人と…をただ1つの枠内に形式的に収めるだけの、便宜としての「家族」の姿。すでに形骸と化した、型だけ残した「家族」の姿。1つ、また1つ…と訪れる嵐の兆候、そして最後に訪れる容赦のない「アイス・ストーム」が、決定的な破綻を否応なく白日の下に晒し、それはもう誰もが目を逸らせないレベルにまで達してしまう。99%の崩壊、1%の希望。そんな絶望と言い切ってしまうには惜しい、あまりにも微妙な状態に物語は帰結する。決して万人受けはせず、多くの部分を観る者の思考に委ねる作品だけれど、それ故に観る価値はあると思う。独特の寂寥感が全編に漂い、寒々しい景色はどこか心象風景的。そういう作品が好きな方にお勧めしたい。10代のクリスティーナ・リッチ、イライジャ・ウッドも印象的。 【ひのと】さん 8点(2004-02-26 21:31:39)
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2.現代アメリカ病理シリーズ(『アメリカン・ビューティー』『ハピネス』)の中では一番好み。あの冷めきった演出のおかげで、熱演ぎみの他作品より引き込まれた。上質の役者・脚本・演出の佳作。トビー・マグワイアっていい役者だなあ。 【なな】さん 8点(2002-11-20 22:28:18)
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1.崩壊寸前のごく普通の家庭が、嵐の晩に起こった出来事によって再生していく物語。細部までとても凝ったストーリーで、台詞回しも実にリアル。妙にさめた子供たちと妙に疲れてる親たちの様子がキチンと描かれていて秀逸。 【ちずぺ】さん 8点(2001-10-07 02:06:31)
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