映画『ハドソン川の奇跡』の口コミ・レビュー

ハドソン川の奇跡

[ハドソンガワノキセキ]
Sully
2016年上映時間:96分
平均点:7.34 / 10(Review 108人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-09-24)
ドラマパニックもの実話もの
新規登録(2016-09-06)【とらや】さん
タイトル情報更新(2025-05-18)【イニシャルK】さん
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監督クリント・イーストウッド
演出伊達康将(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
キャストトム・ハンクス(男優)チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー
アーロン・エッカート(男優)ジェフ・スカルズ
ローラ・リニー(女優)ローリー・サレンバーガー
ジェイミー・シェリダン(男優)ベン・エドワーズ
ホルト・マッキャラニー(男優)マイク・クリアリー
サム・ハンティントン(男優)ジェフ・コロジェイ
アン・キューザック(女優)CAドナ・デント
モリー・ヘイガン(女優)CAドリーン・ウェルシュ
マイケル・ラパポート(男優)ピート(バーテンダー)
ジェリー・フェレーラ(男優)マイケル・デラーニー(NY市警航空隊)
ブレット・ライス(男優)カール・クラーク
高島雅羅ローリー・サレンバーガー(日本語吹き替え版【ソフト】)
星野充昭ベン・エドワーズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
浦山迅(日本語吹き替え版【ソフト】)
森なな子ケイティ・クーリック(日本語吹き替え版)
江原正士チェズレイ・“サリー”・サレンバーガー(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
木下浩之ジェフ・スカルズ(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
佐々木睦(日本語吹き替え版【ザ・シネマ】)
撮影トム・スターン〔撮影・照明〕
製作クリント・イーストウッド
フランク・マーシャル
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ブルース・バーマン
配給ワーナー・ブラザース
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術ジェームズ・J・ムラカミ(プロダクションデザイン)
ケヴィン・イシオカ(美術監督)
衣装デボラ・ホッパー
録音バブ・アズマン
アラン・ロバート・マレー
ジョン・T・ライツ
あらすじ
2009年1月、USエアウェイズ1549便はニューヨークの空港を離陸した直後に鳥の大群に遭遇して両エンジンの機能を失うが、機長サレンバーガー(通称サリー)の冷静な判断によって旅客機はハドソン河に不時着して乗客乗員全員が助かる。しかしその後、国内外のメディアなどに英雄視されながらも老練な機長サリーの脳裏にはもし判断を誤っていたら起きていたはずの大惨事の光景がまざまざと去来し、しかも副機長と共に「空港に戻れたはずだ。」とシミレーション結果に基づいて主張する政府当局の追及の矢面に立たされる。
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

29.ネタバレ イーストウッドの演出・ハンクスやエッカートの演技・脚本・編集、すべてが見事に調和し、必要以上に事実を脚色することなく素晴らしいドラマを築き上げている。特にイーストウッドの演出はこれまでの淡々としたものではなくやや派手さがみられるが、安定してレベルが高く、貶められたサリーの苦悩をものの見事に描いている。ニューヨークの良心に感動。必見です。
ふじもさん [試写会(字幕)] 8点(2016-09-16 21:35:56)
👍 2
28.ネタバレ アメリカの良心を演じさせたら右に出るものはいないトム・ハンクスが今回は人間の良心を演じきっている。さすがに上手い。ラストの公聴会の終盤「人的要因」の指摘から一気に流れ変わるところで思わずウルっときたが、むしろ終始沈着冷静なサリーが墜落後に奥さんを電話した後に、ハドソン川に浮かぶ機体と救助の様子を見たときの、現実を受け入れた驚きの表情がとても印象に残った。賞賛⇒バッシングというわかりやすい構成ではなく、賛否分かれる見せ方やエピソードと事故シーンの挿入がとても上手かった。「きっとラガーディアに戻れたはずだ」と、最初から機長を誤った判断と決め付けていた事故調査委員会のありがちな姿勢は、今後ますますコンピュータが高性能になると増えていくんでしょうね。
まさかずきゅーぶりっくさん [映画館(字幕)] 8点(2016-09-24 14:59:44)
27.いい映画でした。どれだけ経験を積んだとしても思い及ばない危機的状況。それは誰にでも訪れるわけではありません。自分に起こった時に何ができるか・・。おすすめです。
海牛大夫さん [映画館(字幕)] 8点(2016-09-24 16:32:31)
26.ネタバレ 俳優としても監督としても評価の高いクリント・イーストウッドこの監督の重さ、そういう物が今作品ではさほど無く、そういう意味ではとても見やすいし、他の監督作品程の好き嫌いは分かれない作品になっている。そして、実話というものを上手く表現しており、完成度も高い。主演のトム・ハンクスのこの俳優のはい、泣いてください的なオーバーな演技も無くて良い。そんなトム・ハンクス演じるサリーが決断した自分の意見に自信を持ち、機械の判断ではけして、出来ない人間としての判断が155人全員の命を救う事になる。そういう人間だからこそ出来た救出にこの作品から感じられる監督の想いが伝わりました。人の命を救うには大きな決断が必要だし、大勢の人の協力がないといけない。この作品は人が人を救う事、その為には何が必要なのかという事をきちんと描いている。アメリカ映画がかつて最も得意としていたヒューマニズム、こういう映画がもう少し見たいし、もっと作られる事を期待したい。
青観さん [映画館(字幕)] 8点(2016-09-30 17:58:17)
25.ネタバレ 思った以上によくできた映画だった。ベテラン機長が、両翼のエンジンが止った旅客機を、とっさの判断でハドソン川に不時着させ、全員を救った。この短く明確なよく知られたストーリーに対して、余分な肉づけをすることなく、心揺さぶられる完成度の高い作品に仕上がっている。機長の判断が正しかったのかというサスペンスとその葛藤とともに、NYに残るアメリカの良心をくっきりと浮かび上がらせている。トム・ハンクスもハマり役。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2016-10-22 17:20:14)
24.ネタバレ ○イーストウッド作品にしては短く、あっさりした味付け。○トム・ハンクス対政府当局は、程よく気持ちいいエンディングを迎えた。○幻想シーンにニューヨークのテロから15年経った今も傷が癒えないことを暗示していたが、この映画公開の年に再びテロが起こるとは。
TOSHIさん [映画館(字幕)] 8点(2016-10-29 23:10:52)
23.ネタバレ 約1年4ヶ月ぶり2度目観賞。落っこちる航空機をハドソン川に不時着水し、乗客155人を救出。引き返せたんじゃねぇか??超ファインプレーにイチャモン付けられ、窮地に立たされるサレンバーガー機長をトム・ハンクスが好演。「ヘッダウン、ステイダウン、ほにゃらら~」、墜落中のシーンはものすんげぇ緊迫感。人的要因を方程式に入れてちょうだい。航空機操縦はゲームじゃねぇよ。スカッとしました。クリント・イーストウッド監督による、わずか96分にまとめられたムダのない構成。英雄サリーちゃんの奇跡、傑作!
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 8点(2016-11-12 23:23:03)
22.ネタバレ 良かった!無駄のなく締まった構成、的確なキャスティングはさすがのイーストウッド監督の手腕のなせる技ですね。時間は長けりゃいいってもんじゃないと思いますよホント。良い映画でありましたハイ
Kanameさん [インターネット(字幕)] 8点(2017-01-29 10:27:00)
21.ネタバレ 国家運輸安全委員会による厳しい追及があった事を初めて知った見応え十分の作品。誠実なプロの仕事師を演じさせたら右に出る者はいないトム・ハンクスは今作も貫録を魅せる。常に冷静沈着な彼が「生存者は155名」の報に感無量な姿にもらい泣きしてしまった。「奇跡」は皆が自分の職責を果たし一致協力した賜物で、公聴会のボイスレコーダーに客室乗務員の「頭を下げて、姿勢を低く」の連呼が聞こえた時にまた涙が出た。主人公が目を覆いたくなるぐらいに追い詰められるイーストウッドテイストはまろやかで拍子抜けするやらホッとするやら。副操縦士の〆の台詞が後味の良さを際立たせる。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2017-01-29 14:56:57)
20.ネタバレ 本作は実際にあった航空機事故を題材にしているものの、事故そのものより、重大インシデントの当事者となり一躍有名人になってしまった機長の当惑そして誠実な人格が描かれている。その意味では原題の方が主題をよく表しているといえる。

程度の差こそあれ、どんな事故でも当事者の心理としては、その一瞬(もしくは数秒)の出来事を後から何度も思い出しては「もしこうだったら」と想像したりするものだ。とりわけ旅客機は、一度事故を起こせば多くの乗客に甚大な被害をもたらすため、その命を預かるパイロットの精神的負担は想像するに余りある。
冒頭、窓外に飛行機がNYの摩天楼に突っ込んでいく幻影を見て思わず我を忘れてしまう機長に、そして正常時に50の脈拍が事故後2週間も100前後になってしまったあたりに、その心理的ショックの大きさを垣間見ることができる。

事故後の調査委員会での調査というあまり知られていない事柄をストーリーの骨格とし、観客に事故のシーンを少しづつ見せながら「機長の判断の是非」を浮びあがらせていく構図は、単なる飛行機パニックものとは違う秀逸さを感じた。


「四十数年間たくさんの乗客を乗せてきたが、最後の208秒だけが裁かれるのは妙な感じだ」のような機長のセリフがあったと思うが、長い間の地道で誠実な仕事も、何かのきっかけでその信用が崩れてしまうことがありえる。この機長のように、今日一日の仕事があとからいかに検証されても耐えうるような、そんな仕事を心がけたいと思った。
田吾作さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-02-17 11:59:51)
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19.全てにおいて、さすがですね。
cogitoさん [DVD(字幕)] 8点(2017-04-02 01:24:03)
18.実話なので全員生還できるのは分かっているのに、生存者155名と聞いたときには、目頭が熱くなったのは内緒です(笑)
ダラダラとしない良くできた脚本だと思うし、制作陣のチーム力なのでしょう。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 8点(2017-04-07 00:28:55)
17.21世紀アメリカの見事な英雄譚。

とてもシンプルなのに、
ミステリーとしても、サスペンスとしても
もちろん、実話の映画化としても 一級品。

邦題も。(笑)
墨石亜乱さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-04-15 13:24:27)
16.ネタバレ 感涙。
実話ベースの映画の中で好きほう。
不測の事態においても機転を利かし、任務を全うしたサリー機長に敬意を抱いた。
『このメンバーじゃなければ』という機長の言葉がすべてを物語っていると思う。
当時の機長、副操縦士、キャビンクルー、乗客、ニューヨーク市の支援・・・どれもが一体となっているのが画面越しにひしひしと伝わってきた。
特に救助時は心暖まるものあり。「人が人を助ける」、それが仕事であってもいいものだなと感動。
ラストの公聴会のシーンも清々しく、鑑賞後のカタルシスを味わえた。
カジノ愛さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-04-20 18:41:49)
15.ネタバレ 機長の判断が正しかったかどうかは神のみぞ知る問題、理論上(シュミレーション)では空港へ引き返せても実際は無理な話だろう。それをわずか35秒で川への着水をとったのは神がかりな技だと思う。大惨事を死者ゼロの奇跡に変えたのは一人の英雄がいたからではなく、乗組員と救助にあたった全員の力だったとしているのも良い。実話ならではの素晴らしい映画だった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-17 18:56:43)
14.出張で羽田行きの機内に乗り込む最中、10日前に観たこの映画のことを思い出した。
日々の行いだとか、常日頃の危機意識だとか、事故に遭遇しないための言い様は色々とあるけれど、事故に遭うか否かは詰まるところ「運」次第だろう。
しかし、同時に、不運にも起こってしまった事故に対処する人物が誰であるかということも、「運」次第だと思う。
この映画で描かれた事実を率直に受け取るならば、あの航空事故は、「不運」と「幸運」が同時に邂逅した出来事であり、そのことが即ち「奇跡」と呼べるのだろうと思う。

原題は「Sully」。事故機の機長チェスリー・サレンバーガーの愛称である。
原題が表す通り、今作は「奇跡」の顛末ではなく、サレンバーガー機長の事故前後の心情描写と葛藤、ベテラン機長としての矜持がつぶさに描かれている。

パイロットとして30年以上に渡り飛び続けてきたからこそ抱えた一抹の不安。
彼は、航空において「絶対」が無いということを、他の誰よりも知っていたのだろう。それがたとえ自分自身が生み出した奇跡と、それに対する疑念であったとしても。
紛れもない「一流」だからこそ抱えた葛藤の行く末に心がふるえた。

主演のトム・ハンクスは、「キャプテン・フィリップス」「ブリッジ・オブ・スパイ」そして今作と、実際に起こった事件・事故に対峙した実在の人物を立て続けに演じ、流石の存在感を放っている。
すっかり“アメリカの良心”を象徴する大俳優になった印象を覚える。

そして、監督のクリント・イーストウッドは、映画人として極まった円熟味に更に拍車をかけるか如く、あまりにも手際よく良作を仕上げてみせている。
この題材となった事故は、確かに奇跡的な出来事ではあるが、あまりにも突発的で短時間で収束した事故だっただけに、映画として膨らませることは困難だったはずだ。
しかしながら、イーストウッド監督は、紛れもないキーパーソンであるサレンバーガー機長の深層心理にまで的確に表し、同時にこの奇跡が機長一人の功績ではなく事故に関わったすべての人達による最善の対応結果であったことまで拾い上げ、それぞれの描写を手際よく描ききっている。


冒頭機長は、対応の是非を追求してくる国家運輸安全委員会の「墜落」という表現に対して、断固として「着水」だと言い放つ。
勿論結果として、機長の主張は正しかったわけだが、この映画が伝えることはその正誤そのものではない。
或る英雄的行動も、一つ視点を変えれば、蛮行として捉えられることもある。
事故に関わった様々な人間たちの多角的な視点こそが、この映画のテーマだろう。

そこには、この世界の理、アメリカという国の真の姿を冷静に見続け、表し続けるクリント・イーストウッドの本領が如実に表れている。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-09 22:50:08)
13.機長の苦しみが描かれてて、いい映画でした
(英雄と呼ばれこともある一方、乗客を危険に晒したのではないかというもの(マスコミ))

最後の人的要因を考慮するべきと訴え、それを考慮し再シミュレーションしたことや、シュミレーションのパイロットは、バードストライクが起こることを知っていると唱えたところがリアルありました!

ハドソン川に着水するまでをメインで描いて、最後155人救った!感動大作!って映画だったらどこにでもあるB級作品になったでしょう。
機長の心理と最後のNTSBがあっていい!

ちなみに、世界仰天ニュースとかでも、観たことがあり、ハドソン川の事件はしっていました。
へまちさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-17 12:23:50)
12.ネタバレ これほど、乗り物が道具が自然が、そして人間が有機的に機能、連携し、流動的に姿を変える映画を観た事はない。
映画内でサリーと妻は直接会う事はない。「電話」という手段が文字通り二人の意思疎通を助け、絆を繋ぐというこれ以上にない役割を果たす。
飛行機の不時着の場面。テレビのニュースが現状を映す事で、音声だけでは伝わらない画面としての説得力を、安心を、妻は「テレビ」から得る事ができる。
このテレビと電話の無償の補完関係の美しさ。
報道陣からサリーを守り目的地まで運ぶ「車」の頼もしさ。
飛行機が不時着し、役目を終えてもなお4本の腕で乗客を支える「飛行機」の健気さ。今まで見せた事がない新しい側面。
そこにすかさず、四方から駆けつけ人命を救助する「船」。船では助けられない、川で溺れる人を空から救う「ヘリコプター」。
人間同士の連携はもちろんの事、この乗り物同士の無償の奉仕性、有機的な連携は感動以外のなにものでもない。
そして川、水が人命を助ける場として機能する愛しさ、もっと言えば水が凶暴さを潜める新鮮さ、水が水として機能しないさま、それは映画史への挑戦でもあると思う。
人間同士の爽やかで、柔軟性がある関係性は言うまでもない。
100分にも満たない時間、一見すれば単純にも思えるストーリーラインの中で、これほどまで奥深く濃厚で感動的な映画体験を出来る幸せを感じた。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 8点(2017-08-16 16:32:57)
👍 1
11.機長of機長。ちゃんと正義が勝って良かった。正統派感動映画。実話だもんなぁ。
すたーちゃいるどさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-08-16 19:51:28)
10.ドキュメントとしても十分評価できる。緊張感あった。運輸局の悪意は酷かったなあ。
タッチッチさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-10-12 19:46:25)
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 108人
平均点数 7.34点
000.00%
100.00%
200.00%
321.85%
421.85%
510.93%
61513.89%
74238.89%
82926.85%
91211.11%
1054.63%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.45点 Review11人
2 ストーリー評価 8.41点 Review12人
3 鑑賞後の後味 8.84点 Review13人
4 音楽評価 8.12点 Review8人
5 感泣評価 8.33点 Review9人

【アカデミー賞 情報】

2016年 89回
音響効果賞バブ・アズマン候補(ノミネート) 
音響効果賞アラン・ロバート・マレー候補(ノミネート) 

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