142.人である前に国民でなければならない世界、言葉も肌の色も同じなのに国家の名の元で、敵対し殺しあう人々。今現在、現実に存在する問題を描いているだけに、痛みを感じる物語でした。日頃、北朝鮮を世界の脅威、危険な国家として捉えていますが、そこに生きる人々が「自分達とは違う生き物ではない」という当たり前の事を教えてくれます。周りを海で囲まれた国に住む私には、実感が伴いにくいのですが、国と国を隔てる線は、歴史が刻んだ深い傷なんだと思いました。と書きつつ実際、映画見てる間いちばん大きかった感情ってのは、イ・ヨンエさん萌え。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-08 22:09:10) |
141.子供みたいに仲良くなったりしても、「う~ん、そんな馬鹿な・・・」とか思ってしまう自分には、あまり面白さが感じられませんでした。綺麗だな、とは思いましたがw 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-11 22:13:20) |
140.最初に悲劇的な結末が明らかにされているだけに、兵士たちが友情を深めていく中盤は辛かった。そして人間を描くのが上手いからだろう、結末の理不尽さは耐え難いほどで、やりきれない思いでいっぱいになった。本当ならわかりあえるはずの人間たちが、恐怖と混乱によってあっという間にお互いに銃を向ける。もちろん、ここで描かれている問題は韓国と北朝鮮の間だけのものではない。国境を挟んで笑いあう場面が印象に残った。物理的には何もない場所に目に見えない壁があって、互いにそれを乗り越えようとはしない。壁は厚いようで薄く、薄いようで厚い。あの場面の滑稽さが、なんともいえず哀しかった。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-29 15:32:34) |
139.これは構造としてはメロドラマなのかもしれないし(ただし軸は男女の恋愛ではなく男同士の友情だが)、突っ込めるところがないわけではないけれど、それにしてもこの状況は、重い。そんな重い現実を背景にしつつも、ユーモアを交えた間口の広い作品に仕上げた技量と底力には素直に脱帽します。<ここからちょっと、とりとめのない余談、てか独り言>この作品で象徴的に映し出される、韓国と北朝鮮の間の分断線を見ながら、「線」という物についてちょびっと考えた。人間は混沌とした世界の中で、物事に名前をつけ、「分類」する事によって知性と秩序を獲得した、筈なのに、自らが生み出した概念に過ぎない「線」というものに何故人は縛られ、踊らされてしまうのだろう(映画の中にも「人間には二種類しかいない。アカと、アカの敵だ」つってた軍人さん、いたよね。もっと一杯いるっつうの)。「○○人だから」とか、関係ねぇじゃん。「向こう側」の人と話しただけで極刑って、バカじゃねぇの?と思いつつ、実は日本に住んでいる自分だって、色んな概念に囚われたり縛られたり、してるんだけどねぇ。うーむ。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-27 16:28:52) (良:1票) |
138.韓国映画のレベルが高いことを改めて実感しました。この作品は重厚な作りで分かりにくい部分もありますが、見るものを引きつけて離さない魅力に溢れています。個人的にもっと明るい話が好きなので点数を下げましたが、レベルが高い映画であることは間違いありません。しっかりストーリーを確認したくて、最初の20分を繰り返して見ました。 【mhiro】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2006-03-04 21:47:04) |
137.面白く、じーんとくる内容ではあるんだけど、どこか「感動させよう」という意図が見えるようで、物足りなかいところがあります。韓国側と北朝鮮側、どうしても私には「ちょっと仲良くなった友達」程度にしか見えなかったので、ラストは違和感を感じました。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 16:00:58) |
136.国境線と人間の関係のありかたをよく描けている。 ヨンエを見たくて観たが、彼女の演技にはあまり期待しない方がいいかも。 【azuncha03】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-09 15:47:24) |
135.二人きりでの取調べとか、あまりリアルさは感じなかったです。ソフィーの存在が今一薄かったし。 【じふぶき】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-31 13:43:23) |
134.シュリを見たときは「この映画が最高だ」と思ったけど、JSAは更にその上をいったハイレベルの作品。兵士たちの束の間のひと時、誰にでもある「少し位なら規則を破ってもいいかな」という心や、人情を見事に表している。ただ国家には逆らえないそれだけの悲しい話。 シュリは一方的に「北」をヒール役にしていたが、本作品は両国の融和に焦点を当てている点が評価できる。 これを見たときは、イ・ビョンホンが韓流ブームのチャラチャラ役者になるとは思わなかった。これは残念!伸びると思ったのに。 【しむいち】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-28 09:38:58) |
133.朝鮮半島に関する知識が浅いので、この映画のような設定や展開がリアルなのかは正直分からないけど、それでも非常に衝撃的な映画でした。互いに親友として認め合っているのに、国という厚くて巨大な壁がそれを許さない。そんな中、互いを守ろうとしたがゆえに起こってしまったあの悲劇…。何度観ても、あの写真が出てくるたびに胸が締め付けられます。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-26 21:41:33) |
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132.難しくてなかなか入り込めなかった。やっぱり僕は分かりやすい話が好きだ。俳優陣の演技には鬼気迫るものがあって楽しめた。それにしても、韓国映画はどれもこれもアツイ。 |
131.テーマ曲が「同期の桜」だったら10点満点だった。ところで、38度線で唾かけゴッコのくだりにはビビった。アレは韓国・北朝鮮ではジョークで済ませられるのだろうか。確か韓国側のグラサン男は唾を靴にかけられた際にぴくぴくしてたような気がするが、結局じゃれ合いで済ませて楽しそうだったし。日本だと恐らく、マジゲンカになるのではないか。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-12 03:12:50) |
130.上手く人物が描かれていて見応えの有る一本だった。 【北狐】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 13:20:30) |
129.日本と朝鮮の文化や歴史の違いをまざまざと思い知らされた。日本人が安易に知ったかぶりして語っていいテーマではないと思う。 しかしこの作品、単純に映画の娯楽性として見ても素晴らしいものだった。北と南の兵士達による、ギリギリの中での心の交流。作中の一風景とリンクした最高のラストシーン。シリアスながらも決してユーモアを忘れていない。このセンスには本当に脱帽するばかりだ。しかしソン・ガンホはどんな役をやらせても上手いなぁ。 【赤毛のダニー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-16 11:55:19) |
128.おおっ、平均点高いね。ビデオでだら~っとした状態で見ちゃったのが悪かったのか、ストーリーの細部を理解しきってないのですが・・・。戦闘シーンよりも4人が無邪気に遊んでるシーンのほうが緊張感を感じてしまいました。境界線上のセットなどもよくできてるようです。報道番組でやってたけど、警備兵にこの映画を見せたら「いつこんな映像を撮ったんだ?」と聞いてきたそうです。(ただ、北の警備兵と会話することなどあり得ないとも言ってましたが(汗))地雷の信管(?)やチョコパイ、写真、似顔絵、帽子などの小物を駆使した演出が印象的でした。 【ゆうろう】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-04 19:50:27) |
127.朝鮮半島の南北分断(北朝鮮×韓国)を題材に描かれた人間同士の”絆”の話。特出すべきは、ブラックなものをちゃんと映画として成立させているということ。エンターテイメント性が充分発揮されていた。ラストの写真カットのオチはかなり気に入った。あのおかげで、オススメ度が一つ分足されたというのが正直なところですね。ただ、若干、演出が臭かった。おそらく韓流の切札は「臭い演技」と「キャラのデフォルメ」と「分かり易い辻褄」にあると思います。それが長所として受け入れられているうちは良いですが、そう遠くないうち爛熟しちゃいそうな気もしないでもないですね(6.5) 【yuua】さん 6点(2005-03-21 21:26:26) |
126.最後のシーン1つで、いい映画だったと思わせるくらいのインパクトがありました。 内容もよく出来てるんではと思います。当時者の国の人たちが見るとどう思うのだろ? そんなお節介な思いすらなりました。 いがみ合っているのはなんだろうね?誇りとプライド…つまらないものでも、それで生きてるなら否定できないよ~ |
125.韓国映画の中で一番ですな。 【ボバン】さん 9点(2005-02-12 02:28:04) |
124.韓国物産店でチョコパイを買ってしまいました。やっぱり日本製のほうがおいしいと思いました。最近のブームでイ・ビョンホンは韓国では男前のスターとして人気があるということを知ってびっくり。この映画で陰のあるなよっとした俳優としてしか認知してなかったので。でも、それだけ演じ分けられるいい俳優ってことなんでしょう。ほほえましくも悲しい映画です。 【バチケン】さん 7点(2005-02-10 21:16:01) |
123.大の大人たちが子供のようにはしゃぎながら遊ぶ姿に深い意義がある、見る人によってはあの場面に複雑な想いを感じるのではないか。 そんな些細なことすら出来ない越えられない一線が二国にはあるのだろう。 日本に暮らしている我々には少し理解できないモノがあるが、南北分断のことを考える手助けになる本作はなかなか意義深い作品である。 人間として育むことが出来る彼らの友情も、南北分断という歴史に翻弄され一瞬のうちに敵となってしまう悲劇がある。 双方が銃を容易に降ろすことが出来ないのも、二国の関係をそのまま表している気がする。 ソンガンホのように冷静に中に割って銃を降ろすように仲裁してくれる国があれば良いのだが。 そして4人のうち3人が死んでしまう結果が心に痛い、現場で死んでしまった絵が好きな彼はやむを得なかったとしても、親友を死なせてしまった他の二人は離れていてもそれぞれが幸せに暮らすことはできなかったものかと感じる。 訳の分からないうちに親友を撃ち殺してしまった結果だけは過程がどうであれ変えられない現実として自分に残る、その後悔のなかで生き続けることは出来なかったのだろう。 あの緊迫した場面の中で一人だけ冷静に行動できたソンガンホは一人、孤独の中で何を想うだろうか。 事実が公にならないよう皆が揃った部屋で暴れた彼の行動が優しい。 |