映画『ムーンライト』の口コミ・レビュー
Menu
みんなのシネマレビュー
作品情報 ム行
ムーンライトの口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
ムーンライト
[ムーンライト]
Moonlight
2016年
【
米
】
上映時間:111分
平均点:6.17 /
10
点
(Review 35人)
(点数分布表示)
公開開始日(2017-03-31)
(
ドラマ
・
同性愛もの
)
新規登録(2017-03-01)【
にゃお♪
】さん
タイトル情報更新(2025-05-23)【
タコ太(ぺいぺい)
】さん
・
Amazonにて検索
・
Googleにて検索
・
Yahooにて検索
・
Twitterにて検索
Tweet
・
ブログに映画情報を貼り付け
監督
バリー・ジェンキンズ
キャスト
トレヴァンテ・ローズ
(男優)
シャロン(ブラック)
アンドレ・ホランド
(男優)
ケヴィン
ナオミ・ハリス
(女優)
ポーラ
マハーシャラ・アリ
(男優)
フアン
ジャネール・モネイ
(女優)
テレサ
脚本
バリー・ジェンキンズ
音楽
ニコラス・ブリテル
撮影
ジェームズ・ラクストン
製作
A24
製作総指揮
ブラッド・ピット
配給
ファントム・フィルム
編集
ジョイ・マクミロン
ナット・サンダーズ
◆テーマカラー◆
◆検索ウィンドウ◆
作品名
人物名
新規要望 邦題
新規要望 原題
変更要望 邦題
変更要望 原題
レビュワー
◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード
人気コンテンツ
●TOPページ
●映画大辞典
●上映中レビュー一覧
●公開予定作品一覧
賞情報
●アカデミー賞
●ラジー賞
●ゴールデングローブ賞
ランキング
●平均点 ランキング
●平均点 邦画ランキング
●平均点 ワーストランキング
●投稿数 ランキング
●マニアックランキング
スポンサーリンク
要望ページ
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
サイト内検索
Web
www.jtnews.jp
スポンサーリンク
口コミ・感想
心に残る名台詞
0
エピソード・小ネタ情報
0
心に残る名シーン
0
関連作品
投稿順
いいね順
更新順
ネタバレあり
改行表示
💬口コミ一覧(7点検索)
[全部]
1.第89回アカデミー賞を例のドタバタの中で勝ち獲った本作。先ず何と言っても、ポスターのビジュアルデザインが秀逸だと思う。
一寸、一人の男の表情を色彩を変えた切り込みを入れて写しているように見えるが、よく見ると3人の男の別々の表情がモンタージュされて一つの表情が構成されていることが分かる。
この映画が、一人の男の人生を年代別に描き出す構成であることを示すと共に、各年代の人生の連なりが一人の男の人格を形成していることを如実に表す素晴らしいデザインワークだ。それに何よりも、美しくて、格好良い。
一人の男が抱え続けた苦悩と葛藤、それに伴う純真な想いが、あまりにも美しい映像美の中で、辛辣に、残酷に描きつけられる。
決して、特別なドラマがあるわけではない。描き出される物語は極めてミニマムで、普遍的だ。
現代社会における一方的な常識や価値観の押し付けにより、“マイノリティ”の立場で生きざるを得ない主人公の生き様は、極めて哀しく、叙情的に映し出される。
けれど、きっと同じような苦悩や葛藤を抱えて生き続けている人達は無数に存在していて、この映画の主人公の姿は、その一つの象徴にすぎないのであろうことを、今作の普遍性は物語っている。
前述の通り、この映画は三幕構成になっている。主人公の少年期、青年期、成人期が、それぞれ“痛み”と一抹の“救い”をもって映し出される。
少年期を描いた第一幕、青年期を描いた第二幕は、本当に素晴らしい。
まさに月光に照らされた刹那を切り取ったように美しく、儚く、だからこそ辛辣で残酷な人生模様に包み込まれる。
ただ、第三幕への連なりがやや唐突過ぎるように感じてしまったことは否めない。
成人期を描いた第三幕自体の出来栄えが悪いわけでは決してないけれど、物語の展開と帰着を強引に詰め込みすぎているように感じてしまった。
茶化すつもりはないのだが、青年期から成人期への変遷において一気に変貌した主人公の“筋肉量”の過剰ぶりが、その唐突感を如実に表しているようだった。
あのような変貌を遂げなければ、あまりにも大きな傷を抱えて、打ちのめされた主人公の青年が、その先の己の人生を繋ぐことが出来なかったのであろうことは十分理解できる。
しかし、10年の年月を飛び越えて、やせっぽっちのティーンだった主人公が、突如としてマッチョな麻薬ディーラーになっているという展開は、少々類型的過ぎやしないか。
彼が“ブチ切れた”後に、どのような道程を辿って、人生を踏み外していったかを、もう少ししっかりと描き出すべきだったのではないか。
もしくは、第三幕以降の余生までを描いて、もっと丁寧に彼の人生の帰着を紡ぎ出してほしかった。
なぜならば、この第三幕の描写のみでは、彼が麻薬ディーラーとして成り上がっている様が、哀しき傷を負った者の運命として安直に肯定されているように見えるからだ。
どんなに辛い過去があろうが、環境に恵まれてなかろうが、彼が「犯罪者」であることそのものは、彼自身の罪であり、それを取り繕うことはできない。
彼が売り捌いたドラッグで、数多の悲劇が連鎖的に生まれていることは疑う余地もない。
それに対する贖罪の様が皆無なまま、ただひたすらに自らの深い傷心を癒す邂逅を、いくら情感豊かに見せつけられても、素直に感じ入ることは出来なかった。
具体的な落とし前を描かなくとも、何かしら彼が犯した罪に対する贖罪の予兆くらいはあって然るべきだったと思う。
ただし、このマイノリティの普遍的な苦悩を描きつけたインディペンデント映画が、その年の最高の栄誉を勝ち獲ったことの意義は深いと思うし、それを否定するつもりは毛頭ない。
この世界は決して平等ではない。太陽の眩い光はすべての人に満遍なく降り注ぎはしない。
ならばせめて、月の淡い光を浴びて輝くことができる自由を。
今作のポスターに写る“3人の主人公”は、静かな瞳を携え、無言のまま、ただ強く訴える。
【
鉄腕麗人
】
さん
[インターネット(字幕)]
7点
(2017-10-15 23:56:20)
🔄 処理中...
スポンサーリンク
スポンサーリンク
マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
35人
平均点数
6.17点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
1
2.86%
4
2
5.71%
5
6
17.14%
6
13
37.14%
7
7
20.00%
8
6
17.14%
9
0
0.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
5.00点
Review1人
2
ストーリー評価
5.00点
Review3人
3
鑑賞後の後味
5.33点
Review3人
4
音楽評価
4.00点
Review1人
5
感泣評価
4.00点
Review1人
【アカデミー賞 情報】
2016年 89回
作品賞
受賞
助演男優賞
マハーシャラ・アリ
受賞
助演女優賞
ナオミ・ハリス
候補(ノミネート)
監督賞
バリー・ジェンキンズ
候補(ノミネート)
撮影賞
ジェームズ・ラクストン
候補(ノミネート)
作曲賞(ドラマ)
ニコラス・ブリテル
候補(ノミネート)
脚色賞
バリー・ジェンキンズ
受賞
編集賞
ジョイ・マクミロン
候補(ノミネート)
編集賞
ナット・サンダーズ
候補(ノミネート)
【ゴールデングローブ賞 情報】
2016年 74回
作品賞(ドラマ部門)
受賞
助演女優賞
ナオミ・ハリス
候補(ノミネート)
助演男優賞
マハーシャラ・アリ
候補(ノミネート)
監督賞
バリー・ジェンキンズ
候補(ノミネート)
脚本賞
バリー・ジェンキンズ
候補(ノミネート)
作曲賞
ニコラス・ブリテル
候補(ノミネート)
■ ヘルプ
ユーザ登録した、で、どうやってレビューできるの?その1
ネタバレって?
自分のレビューだけ≪良レビュー投票≫のリンクがない?なんで?
(詳細はブログにて)って何?
新規投稿したのに日付が古いまま!?
好みの近いレビュワー と お気に入りレビュワー とは
ログインしていない場合レビューページが更新されない
新作が登録されてない!どうしたら良い?
スタッフ・キャストを増やしたい(変えたい)場合は?
新作から旧作に変更する条件について