4.暗く不安な時代、人々に笑顔を与えた、ひと時夢を見させた映画という娯楽。 様々なメディアの出現により衰退しつつある、映画館で観る映画という文化に、万感の想いを込めた「映画好きによる映画好きのための映画」と観るもよし、アルフレードとトトの年齢を超えた友情に感じ入るもよし、過ぎ行く時代へのノスタルジーに浸るもよし。 完全版では、得られなかった愛と気付かなかった愛、について思いを巡らせるのもよいだろう。 このように、観客それぞれがそれぞれの視点で思い入れを持つことができる作品はやはり、名画と呼ばれるに相応しいものだと私は思う。 私は、アルフレードの語る兵士の話しと、「話すのと黙ってるのは同じこと」というこの深い深い台詞がとても好きだ。 世の不条理は不条理ゆえに美しいままその姿を保つこともある。 「俺はお前の噂が聞きたい」とトトを町から追い出したその友情に、感動を覚えずにはいられない。 【poppo】さん 9点(2004-05-11 12:25:24)
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3.これだけは言える。 この映画が面白くないと言う人とは、決して仲良くなれないだろう。
音楽も素晴らしすぎる。 ありがとう。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-09-22 20:56:52)
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2.こういうのやっぱり弱いです、ノスタルジックな雰囲気の中での近所のおじさんと少年の交流。私がいつも思うのは外国映画の場合、子どもに対して妙に不自然に理解ある大人が出てこないのがいい。 途中で退屈になったところもあったけど、あのラストにはやられた。全てはこのラストシーンのためにあったんだと思いました。 なんだろう、とても言葉では言い尽くせないです。感動、驚き、釘付け、言葉が出ないラストシーンといったらまずコレです。ほんとにやられた、フィルムを見ながらワンワン泣きました。なんであんなに泣けたのか、アルフレードという人とその想いに感激したのかなぁ。 中盤退屈でだらけた私、人生の途中でだらけていたトト、しかしあのラストのフィルムで目が覚める、忘れてしまっていた何かが蘇る、そんな感じもあるかな。 不器用でもあり控えめ、でもいつも黙って見ていてくれる、そんなアルフレードのトトへの想い、愛情を感じます。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-27 22:37:33)
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1.こんな素晴らしい映画を今まで知らなかったなんて・・・。映画通ぶっていた自分が恥ずかしい。それにしても、昔の女優さんはとてもきれいでしたね。ラストのキスシーンを見ていて、特にそう思いました。そして、最近のデジタルやらCGの氾濫に少々ウンザリしていた私には、この〝昔の映画館〟を舞台にした作品は、とても心地よく新鮮でした。・・・と言いつつ、私はスター・ウォーズファンだったりする。 【ヒット】さん 9点(2001-11-11 11:07:30)
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