56. 皆さんのReview,興味深く読ませていただきました。勿論,飽くまでもこれらは個人の感じた領域のものであり,誰それの考えがどうのこうのと言うのはこのページの主旨ではないと思います。ただ,一つ気になるのは,やはり我々日本人として,この作品をどう思うか,に尽きます。 問題になっている現行の歴史教科書を見ても(例の「つくる会」の教科書も読みました。)特に,我が国の近代史の部分は,征韓論に始まり,日清日露の両戦争,韓国併合,満州国建国,満州・日支両事変,太平洋戦争と,言うなれば負の部分の多いものとして,10代に学習してきていると思うのです。この作品の随所に描かれる日本軍の残虐性を見て,日本人であることを恥じたり,肩身の狭い思いをした方も居られるかもしれません。しかし,歴史とはそんな一面的で単純なモノでしょうか。例えば,真珠湾近くの病院が爆撃を受け,逃げまどう人々に情け容赦なく機関砲弾が浴びせられるシーン。先ず,戦略拠点として日本軍が狙ったのは港湾施設と軍の艦艇(「トラトラトラ!」と違って米空母の存在について一言も無かったのは言語道断ですが),そして陸軍航空隊の飛行場であることは誰でもわかります。病院を,増して逃げまどう民間人に対して,零戦が機関砲弾の大盤振る舞いなぞするわけないのです(資源のない我が国が,それも超低空というリスクを背負って?)。あの場面で日本軍の極悪非道を感じた方は多かったでしょうが,あの3年半ほど後,米国艦隊が釜石を艦砲射撃した際(日本海側の酒田まで音が聞こえたという凄まじいものだったらしい),私の知人は釜石市の病院に勤務しており,まさにあの場面の如き地獄絵図さながらの体験をしたと語っておりました。着底したアリゾナの艦底には1000人以上が眠っている,と語られましたが,原爆と東京大空襲や神戸大空襲等でどれ程の民間人が殺傷されたか,真珠湾攻撃は不意打ちで卑怯,ということですが,何故形としてあのような奇襲になってしまったことを果たして知っているのでしょうか。 映画は勿論エンターティメントです。面白ければ良し,感動すれば良し,という考えもあってしかるべし,です。しかし,世界に冠たるハリウッドとディズニーが,全世界に向けて放つ史実を踏まえた作品である以上,しっかりとした時代考証や誰にでも納得のいく歴史認識があってしかるべし,と私は思うのです。プロの制作者として,その努力や苦労は並大抵のものではないでしょうが,プロなればこその責任を持って制作に当たって欲しいとも思います。(そういう私も無責任に述べてしまっていますが) 実は,私もこれは見なくても,と思ったクチですが,見ずしては何も語れません。多くの方々(含私)がこの作品を媒介に,負に彩られることの多い我が国の近代史について,認識を深められることを願って止みません。 私も,山のように突っ込みたい箇所はあるのですが,いつもの癖でだんだん熱くなって,これ以上の長文になるとまずいので,このへんで控えようと思いますが,↓【三景】さんをはじめとする多くの方々の勇気あるコメントに感服しております。一言だけ,ドゥーリットルの東京初空襲を強引に後半に持ってきたのは,真珠湾の報復ということでしょうが,米国の報復って,つい最近もありましたよね・・・。(本当に長々と失礼致しました。今後は控えたいと思います・・・。) 【koshi】さん 0点(2002-02-24 15:42:16)
|
55.脚本からしてデタラメ、史実がどうのこうのというレベルじゃない。出てくる男は頭カラッポばかりだし女は尻軽だらけ、これじゃいくらなんでもアメリカ兵に対しても失礼でしょう。文句なしに史上最低の戦争映画。それにしても、日本でも公開されてカネをかっぱいでいかれたと思うと、ほんと日本人として情けない限りです。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 0点(2010-03-21 00:44:18)
|
54.スケールの大きさと宣伝のうまさだけは評価したいと思います。今はなきベン・アフレックと、顔が全くかっこよくもなく且つスター性のないジョシュ・ハートネットが主演というだけで今なら興味も示さないはずなのですが、大作ばかりを中心に見ていたあの頃の私はあっさり宣伝効果に乗せられてしまいました。ケイト・ベッキンセールの自分勝手さも腹立たしいばかりです。こんなしょうもない恋愛劇を描くのならわざわざ戦争を背景にしなくてもよかったのでは?スケールを大きくしたいがために戦争を題材に選び、それに付け加えるように俗な恋愛劇を付属させた感が強く、当時調子に乗っていたであろうマイケル・ベイの卑しい心の隙間が見えたような気がしました。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 1点(2007-01-08 18:50:35)
|
53. 低レベルな娯楽映画。全くのフィクションならまだしも、史実に題材を取りながら、物語を自国にだけ都合よく描くのは現代の映画手法では無い。この映画を見て喜んでいる日本人も考えて欲しい。日本軍は幹部が原っぱやプールで作戦会議をするなんて、まるで未開の山岳ゲリラのような扱い。実際、史実では、アメリカ政府は日本軍の攻撃を知りながら、姑息な事情でパールハーバーを見殺しにしたことがバレているのに、映画では情報収集が間に合わなかったような描き方。そもそもアメリカなど列強がアジア諸国を侵略し、日本を目の敵にして孤立させなければ、無駄な戦争も無かった、という認識が当然のことながら製作者には無い。この映画で見るべきものは、もちろん巨費を投じて再現されたゼロ戦によるパールハーバーへの総攻撃のシーン。と、言っても人が死ぬシーンなので気分の良いものでは無い。もちろん、当のアメリカでも評価は極めて低い作品であることを付け加えておこう。 【lafish】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-02-05 01:36:21)
|
52.戦争が主題の映画において、日本が絡んでいるとなれば評価しづらいのは当然かもしれない。しかも、このレビューを書いている現時点でも不思議な気持ちがする。自分自身の考えが上手くまとまっていない感じがある。だがその気持ちを率直に綴る。ひとまず、アメリカが制作したのだからアメリカが1番になるのは当然だと思う。それはプラトーンなどの代表的な戦争映画にも言える。だから「パール・ハーバー」に限ってだけ非難するつもりはない。それに日本の立場からこんな映画を作ったら日本をより正当化した形で表現されてしまうと思う。仮にそうでない映画に巡り逢えたら10点をつけるだろう。(だから今作も10点でない)それから、この映画ではCGがあからさまとかいう下馬評を聞いてから見てみたものの、自分自身CGがひどいとか思わなかったし、この映画の主題は『おそらく』【CGを綺麗に描く】事ではなかったはず。それ(要は映像)以上に感じ取って欲しい物があったはずだからそれは全く気にせず見れた。仮にこれがスター・ウォーズなどの作品であるなら許されなかったかもしれないが。また逆に見る側がパール・ハーバーに多大な期待をしたが為に、その期待値を下回ったので低評価という可能性もありうる。次にストーリーとしての結末だが、一種ありきたりな結末になってしまうのは<戦争>のせいであり、そこに余計な脚色が無いことをむしろ自分は評価したい。といった事をふまえてよくよく考えてみると、メッセージ性も強く、ただ映像を見る映画と化していないこの作品は高評価できるような気がする。 【000】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-20 19:49:32)
|
51.結構面白かったけど・・といったら、他のレビューワーに怒られそう>< 娯楽映画として楽しんでいいんじゃない。それなりの迫力もあったし・・ 【かまるひ】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-11-03 13:09:03)
|
50.ひっ、ひどすぎる。でたらめばっか。子供が遊んでいるそばで作戦会議などするもんか!!恋愛面も一番楽な結末で、深みも何もないものに仕立て上げてしまっている。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-11-02 16:16:53)
|
49.この映画、日本人には見るのが苦痛な作品であることは間違いないでしょう。結局のところはアメリカ様が№1ってことね。まぁ、そう思うことが悪いとは思わないけど。友達と見ていたのですが、日本が攻撃されるのは仕方ないって言っていたのはびっくりでした、そんな事言う前に、少しは勉強しましょうね。ハルノートってしってます??って言っちゃいました。しょうもない、恋愛もからめちゃって・・・きつい映画でした。さよーなあらぁ~ 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 0点(2005-11-01 22:36:41)
|
48.私は今モーレツに感動している。何がって?この馬鹿映画に怒りの声をあげている大日本国民がこれほど数多く存在していてくれていたことに対して感動しているのである。俺ってば「シベ超」「キャシャーン」にイチャモンつけてる場合ではなかった。もっと早くこの「パールハーバー」レビューへ来るべきであったと後悔さえしている。しかし,こうして遅ればせながら「パールハーバー糾弾キャンペーン」に合流できたことを誇りに思っています。 で,この映画どこがダメかというと,全部ダメ。なんていうかもうホントにダメ。誰かこのレビューページ 英訳してアメリカ向けのホムペ立ち上げてくれ
|
47.厚かましい。
|
スポンサーリンク
|
46.ある意味、俺の大和魂を奮い起こさせるカンフル剤的な映画やったかな。でも、まだ足らん。日本全土を巻き込んで大和魂を奮い起こさせるには、もっと、もっと、日本を一方的に極悪非道に描いてくれんと。興行収入を得るために日本人に媚びて色々元の映画に手を加えてるし。その辺が中途半端すぎ。もっと、こう 日本人が グゥワハハハハって感じで ってごめん!なんか暴走してた。んでこの映画やけど、史実をなんも考えずに観ればそれなりにおもしろいんちゃうかな。迫力あるし。俺はこの映画に関してはやっぱり色々考えてもーて、この点数でかんべんして。 【なにわ君】さん 3点(2004-08-10 16:06:21)
|
45.ラジー賞おめでとう!!!見て納得!史上最高のクソ映画です!!!!!!! 【ムート】さん 0点(2004-07-12 03:57:07)
|
44.「戦争映画に恋愛はいらねぇ・・どっちか一本にまとめてくれ」。ちなみにうちのじいさんはこの真珠湾攻撃に後方待機ということでなんとかというの戦艦(すんません忘れました)の砲手をしていたそうです。いつ見てもウザい飲んだくれのじいさんだが大事な青春を戦争という実にくだらないものに捧げていたのでこれはうちのじいさんに敬意を込めて3点あげます。もちろんうちのじいさんはこの映画にも後方待機している戦艦の水兵役で出演してますのでぜひご覧ください。「もしかしてあの人かなぁ・・・」と思われた方は多分病気ですので病院に行かれることをお勧めします。 【tetsu78】さん 3点(2004-06-19 17:23:23)
|
43.真珠湾攻撃完了♪までは“凄い”って思った
…以後が-3点かな? 【栗頭豆蔵】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-06-12 14:47:19)
|
42.悪い作品ではない。でも、何か後味が悪い・・・。戦争映画のしょうがないところなのかもしれないが、最後の暖かさが非常に辛く感じられ、一晩は悩まされる・・・。恋愛と友情と戦争、この映画で「よかったね!」と素直に言える出来事が一つもない。死んでも死ななくても悲しいむなしい・・・。他の戦争映画に比べれば、ラブストーリー色が強いので、見れないほど恐くはなかったが。やはり、ラブストーリーにしてはあまりにも悲しすぎる。 【ラブコメ大好き!】さん [地上波(吹替)] 6点(2004-03-29 23:19:22)
|
41.アメリカは今だに奇襲が立派な戦術であることを理解できないのか、あるいは知らないのか。実はかねてから疑問でしたがちょっとその答えを垣間見た気分です。
後半のあたり主人公が抵抗能力ないと見せて這って拳銃を手にとり、日本兵を唐突に射殺したのも完全な奇襲であり、不意打ちであり長年「卑怯」だと唾飛ばしてきた行為であることをこの映画は友人の死を直後に持ってきていかにもな正統性を持たせている。さらにその前には真珠湾攻撃のシーンが最大のもので数々の奇襲を描いてますね。それに対して主人公達の行動は常に正当化の理由を与えられているものでした。不意打ちで死んだ同胞の敵討ちってやつです。
確か日本では恋愛映画だとか言ってましたっけ?これは史実を忠実に調べたとも。本質を口にしないのは何故なのか問いかけてみたいですね。 【マンダム】さん 3点(2004-03-29 10:35:48)
|
40.事前の覚悟(?)が異様に大きかったので、意外に途中までは何とか見ることができたが、終盤1時間はまったく何の意味もないし、しかもどさくさに紛れて高らかに侵略行為の讃美。やっぱり駄目じゃん。ヒロインのアホさと頭の悪さも論外です。 【Olias】さん 0点(2004-03-29 00:52:27)
|
39.こんな映画の作り方するなんて、お金の使い方間違ってるよ~。でもこれがアメリカ人なんだな。原爆にしろ真珠湾にしろ、自分たちの都合の良いように作り上げるのがお得意ねと思いながらTV見た。自分的には0点なんだが、一緒に見てる主人が戦闘シーンのCGに感激してたのと、「こんな低空飛行するか!」「民間襲ってる余裕なんてあるか!」「侵略なんてしてないぞ!」とうるさい突っ込みで楽しませてくれたので何となく3点。すみません最後まで見てません。 【ゴールドベリ】さん 3点(2004-03-28 23:12:44)
|
38.ベッキンセール可愛いけどクソ映画に一緒に出てるから同罪。 【モチキチ】さん 0点(2004-03-09 23:35:42)
|
37.真珠湾奇襲が始まってからの映像の垂れ流しには本当にうんざりさせられた。いくらなんでもあそこまで激しくはやってないだろう。もしそうだったら日本は勝ってるよと思ってしまった。 【hrkzhr】さん 2点(2004-02-24 23:01:08)
|