14.ネタバレ 婆さんが死んだ。つまり、どうせこのバアさんが背後から死霊のごとくドバアーンと大音量と共に度々現れるんだろうと思ってましたが少し事情が違ってた。 それにチャーリー、一体何をやらかしてくれるんだろうと思ってましたが、まさかそっち方面でやらかしてしまうとは。 家族の崩壊、一家の大黒柱母親がああなってしまったのでは為す術なしとなってしまうのはやむ無しであろう 特に息子にいきり立ってドスを利かせて放った本音の核爆弾投下はホラーとしてでなく、家族ドラマとして最強に恐ろしいシーンだった。その後、口をふさぐという姿がダメ押しになっていました。だけどそれを瞬時に切り返していった息子ピーターは相当にふてぶてしさの塊だ。 だからというか最後ああなるわけだし なんかとにかく恐ろしい家族ドラマでした。 だけど、前半部分では、低音のBGMが恐ろしさを煽りまくり、それにかなり引きつけられていましたが、中盤から後半にかけて その煽りがパタッと無くなっていたように感じます。なぜなんでしょうか 後半は音楽には頼らず中身で勝負するってところだったのでしょうか わからないですが。 まあとりあえずは とにかくチャーリーのお顔を忘れさりたい 残像を消し去りたい いくらホラーに対して免疫力ついたオッサンであってもあのシーンだけは思い出すのも絶対にイヤだって! 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-09 19:28:36)
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13.ネタバレ はっきりいって、事故のくだり、あれだけでも相当やられる。 長男のあの直後の行動は、リアルすぎるというか、嫌らしすぎるというか、刺さる。今まで30年近く映画を見続けてきた中で、トップクラスにやばいシーン。 かといって、声高にやばかったと(つまり共感してしまったと)言いづらい点も嫌らしい。 あのシーンを撮ってしまったということがまず異常。 【kosuke】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-04 23:27:36)
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12.ネタバレ タイトル通り、悪魔崇拝の「継承」を描いた作品です。 こういうの見たことあります。 どことは言いませんが新興宗教団体が勧誘目的にビデオを無理やり見せられたことがあります。 エンディングロールでジョニ・ミッチェルの明るい楽曲「青春と光の影」(歌はジュディ・コリンズ)を流すことで、 「(歌詞)物事は違う面からも見ることができる」→これでハッピーエンドなのよ。 と訴えているようなところが新興宗教のビデオそっくりなんですよね。 そういう意味では怖いなぁって思いました。 でもね、 マリファナ吸って車に妹を乗せて運転するような、クズの息子に私は感情移入できないんですよ。 そこは日本とアメリカの許容レベルの違いなんでしょうね。 そんなクズの息子がどうなろうと、私にはもうその時点で知ったことではないんです。 長回しの映像にもアクビがでるし、公開時は絶賛されたそうですが、既に宗教ビデオでウンザリしている私には評価が難しい作品でした。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-01-05 07:46:09)
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11.ネタバレ 自分は割と白黒はっきりついてないと納得いかないタチで、「なんでこんな現象が起こるのか分からないけどとにかく怖い」では楽しめないのです。アメリカの映画に大変ありがちな「心霊現象なのかと思ったら悪魔の仕業だった」は特にご勘弁で、悪魔の怖さが分からない人生を送っているものですから尚更。この映画も誰がどうやってこんな現象を起こしているのか大変曖昧。カルト集団の中に超能力を持った人がいて、そいつが起こしてる現象なのか?それとも悪魔崇拝すればこのような現象を起こせる特殊な仕組みが存在するのか、はたまた悪魔そのものの仕業なのか…分からないんです。現象だけがそこにある。そこに釈然としないのがマイナスポイント第1点。 第2点は、とにかく長い。個人的には「間」が冗長で、1時間半あれば十分な話を2時間強に引き伸ばしてる感が否めない。ストーリーは薄い。説明が必要な手の込んだ部分は、祖母と母の両方をそそのかしにかかる女性の存在くらいか。あとはただひたすら訳の分からない現象に一家が巻き込まれていくのみで、起きる現象に目的や一貫性が見出だせない。教団が彼らの命を欲しているなら物理的にとっとと殺してしまえばいいだけなのだが、とりあえず見る観客を楽しませようと手を変え品を変え思い付くまま恐怖のバリエーションを盛り込みまくった、とまで言ったら映画なんだし身も蓋もないだろって感じですがそういう感想を抱いてしまった。長すぎて。 第3点、残念ながら魅力的なキャラクターがいない。襲われる側、襲う側、どちらでもいいのでやはり思い入れ出来る何かが欲しい。題材がSFでもアクションでもホラーでも、ここは自分にとって凄く重要な部分なのです。エロいねえちゃんもいない、和む美少女もいない、ピンチを乗り越えんと立ち上がる英雄もいない、造形を飾っておきたくなる強烈なモンスターもいないしシンボルも存在しない。エクソシストにおいてリンダブレアの存在がいかに重要だったか、これは力説しておきたいのです。 所々怖かったし驚いたのですが、上記3点がどうしても加点を阻む。起点を真ん中の5として怖さにプラス1、上記3をマイナスして3点です。世界中で絶賛されているらしいので自分だけこんな低評価をつけてしまうのは甚だ申し訳ないのですが、これが自分なりのストレートな評価。こんな奴もいるという事でお許しの程。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 3点(2019-12-25 12:48:59)
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10.ネタバレ 良い映画は上手に嘘をつくものです。例えば自動車事故の件。あの状況で、物理的にアレがああなるワケ無いですよね。少し想像すればわかる話。でもショッキングな出来事で冷静さを奪われた観客は、不自然だとは微塵も感じません。もう既に作品世界の空気に取り込まれている証。驚愕の結末へ向け、そこかしこの場面で小さな事実(後の証拠)が積み上げられていきます。亡くなった祖母に纏わる逸話、再現ミニチュア、玄関マット、お茶に含まれていたもの。ミステリー的に言えばヒント。二度鑑賞してみて、その丁寧な仕事ぶりに感心します。また、オカルトホラーのセールスポイントとも言える『霊現象』や『殺人描写』『儀式』といったマストアイテムは、質の良いものを要所に集中させており、安売り感がありません。だから物語に起伏が生まれると同時に、衝撃が心に刻まれるのだと思います。これぞA級映画の趣。褒めたい箇所は多々ありますが、中でも特筆すべきは役者の「顔」でしょうか。母親アニー役のトニ・コレット、娘チャーリー役のミリー・シャピロの存在感が圧倒的です。まさにホラーフェイス祭り!彼女らが纏う不吉さは只事ではありません。視覚で圧倒し、不可解さで心を惑わし、いつの間にか自由を奪われ最悪の結末に誘われています。地獄の王ペイモンが降臨した事実が恐ろしいのではなく(そもそも悪魔が本当に彼の体内に宿ったのかさえ未確定事項)、邪教の崇拝者たちに取り込まれ、家族を失った状況に絶望するのです。さあ、みなさんも正統派オカルトホラーの深淵を覗いてみてください。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 8点(2019-12-20 20:59:10)
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9.ネタバレ かなり緩慢で(尺自体も少し長めだし)、加えて極めて居心地の悪い時間の中に鋭く鮮烈に出現するショック描写のクオリティは相当に高く、チープな驚かし系の小技とは一線を画して文字通り背筋が少しゾッとするような素晴らしい出来と言える。加えて終盤はそこそこ派手で見応えも有り、前述の居心地の悪さも含め、ホラーとして観るなら本作は十二分に良作であるのは言うを待たない。
しかしながら、どうも観終わって腑に落ちない感があったのは何故だろう。考えるに、実のところ本作はその前半1時間以上がパラノーマルな現象とは全く関係無く、問題を抱えた一つの家族を襲う悲劇を陰鬱かつ冷酷に描いていく構成になっている。その後、オカルトな展開から最終的には悪魔絡みのラストに落ち着くわけだが、前半の極めて居たたまれない(ある種極上の)ハード系ヒューマンドラマチックな展開が(これには、単なるホラーには少し勿体無いレベルの演技力を誇るトニ・コレットが、これまた妙に気合の入った渾身の芝居を披露しているという嬉しい誤算が大いに寄与している)、前述のとおりいつのまにかどっかに行っちゃって、ラストはごくごく平凡なホラー的結末に終着するという(ホラーとして)逆に話をつくり込み過ぎたための中途半端感が原因なのだと思う。
もし、本作においてホラー面に加えてヒューマンドラマ部分にも納得いく決着を見出すということが出来ていれば、それこそ本作は『エクソシスト』に匹敵する傑作となったかも知れないと個人的には考えている。監督の次回作に大いに期待する。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-15 23:18:37)
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8.ネタバレ 期待し過ぎて駄目なパターンでした。母ちゃんのヘッドバンキングなど絵的にクスッとくる場面はあれどもホラー的な怖さはほとんど感じなかったですね。既視感がかなりあったのでホラー慣れしてない昔だったらもう少し楽しめたかな。 息子がどうみても両親の子供じゃないのが気になった 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-08-22 19:44:03)
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7.ネタバレ 『ピーター・ラビット』を上映中のオーストラリアの映画館でこの映画の予告編が流れ、客席を埋めていたちびっ子たちがパニ喰って大騒ぎになった、これはなかなか愉しい(?)エピソードですね。でも自分だって映画館でこの映画を観たら、チビってしまったかもしれません。 前半ではまだオカルト的なことは起こらないけど、とにかくト二・コレットと子供たちが最大のホラー。娘は女の子なのになぜかチャーリーという名前、とにかくこの少女の顔が気持ち悪いんです。なんというか塗り壁みたいな不気味なのっぺり顔のうえに死んだ小鳥の首をチョンパしたりするから、もうたまらんです。高校生の兄貴も眉毛が妙に濃い暑苦しい顔で、たぶんこの俳優の地顔は割と美男子なんだろうけど終始締まりのない表情なので、これもなんか生理的に受け付けない。ト二・コレットに至っては、「確かこの人は若いころはけっこう美形だと思ってたけど、勘違いしてたかな…」と思うぐらい、壮絶な顔芸を披露してくれます。オカルトやホラーに出演すればいつも悪魔のサイドにいる印象のガブリエル・バーンがいちばん普通なんで、やっぱこの映画どっかおかしい(笑)。怖がらせ方も独特で、全編にわたって聞こえるか聞こえないかぐらいの不協和音の音楽で押し通しちゃうのが効いています。そのくせエンド・タイトルで流れるのはジュディ・コリンズが歌う『青春の光と影』なので、そのギャップはセンスがイイ。でもいちばん怖いというかわけが判らんのが、ト二・コレットがミニチュア・ハウスの造形作家だという設定でしょう。娘の首チョンパの事故死場面を立体化するのは怖すぎ。なぜかこの映画は首チョンパがやたら出てくるのですが、ト二・コレットの“セルフ首チョンパ”にはびっくり、いくら憑りつかれていたとは言え、こんな荒業は初めてです。 たしかに噂にたがわぬ怖さですが、悪魔崇拝がオチというのだけはちょっといただけない。キリスト教徒にはこういう悪魔の存在が恐怖の源らしいけど、不信心なこちとらにすると“悪魔・魔女“と聞いただけで「ああ、またか」と白けてしまいます。西洋の連中には”不条理の恐怖“というのが理解できないみたいです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-08-20 22:52:39)
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6.ネタバレ 祖母の死をきっかけに理屈では説明できないような悲劇に次々と襲われる、ある一家の恐怖を描いたモダン・ホラー。何の予備知識もなく今回鑑賞してみたのですが、これがまぁ近年稀に見るいやぁぁぁ~~~~~なお話でしたね。冒頭のミニチュアハウスの一室へとカメラがクローズアップしてゆき、そのまま普通の部屋となって家族が登場するというシーンからもう不穏な空気が漂っています。そうして始まる祖母の葬儀。この家族、娘である夫婦もその子供である孫たちもみな何処かおかしいんですよ。特にずっと不機嫌な顔をした孫の女の子!言っちゃ悪いけど、よくこんな気持ち悪い子供を見つけてきましたね(笑)。この子がグロテスクな絵を描いたりおかしな言動を繰り返したり、挙句、死んだハトの首をハサミで切り落とすシーンを見て、「あ、なるほど。この子が悪魔か何かに取り憑かれてて、これからいろいろと暴れまわるわけね」と思ったら、まさかの兄貴による首チョンバ(笑)。そのまま兄貴は現実逃避でベッドにふて寝、母親狂気の大ヒステリー、とどめは道に転がる蠅だらけの女の子の首……。いやー、この映画、観る者の予想をバシバシ裏切ってきますわ~。そのままテンションを一ミリたりとも落とすことなく、映画はどんどんと恐怖のどん底へと突っ走ってゆきます。特にヒステリックな狂気へとただただ暴走する母親の怖いこと、怖いこと。娘の首チョンバシーンをミニチュアで再現するなんて悪趣味以外の何者でもありませんわ。唯一まともだったお父ちゃんがもう不憫すぎます。最後はちょっとオカルトに流れすぎちゃった感がなきにしもあらずだけど、僕は充分大満足。久々にこんな禍々しい映画と出会ってしまいましたわ。監督は、本作が長編デビュー作となるアリ・アスター。うん、今から次作を楽しみにしとこっと。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-07-09 22:41:39)
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5.ネタバレ 評判が評判だけにビクビクしながら観に行った本作は思ったよりも淡々と進む静かなホラー。 しかし娘の陰惨な死からアクセル全開。お婆ちゃんの計画が本格始動する。だんだんおかしくなる母親にビビりつつも彼女を主体に話が進むもんだから理性があると思うけど、それもだんだん疑わしくなり、目に見えるものが本物か現実かもわからなっていく。そしてラスト糸が切れたかのように全容が明らかになり、現実が飛躍し、崩れていく様はなかなかに痛快です。まさかのスパイダーマンである。 そして妹が死んで以降の早くその場から去りたい最悪の雰囲気を維持しこれでもかと恐怖を維持していく骨太さには参りました。もう、怖いのなんの。母親のエクストリームすぎる情緒不安定さといい、妹の何を考えているか一切わからない不気味さといい、本当に恐ろしいです。あとフェンス越しに叫んでるおばちゃんも。知らないおばちゃんに名指しであんな事言われたらビビるよ! 唯一の救いはお父さんのいるシーンで彼だけがまともなので良い緩急を生んでくれました。 最終的に本作は始まった時点で家族に逃げ場は無いし、結末はそのままゴールという後味最悪という素晴らしいものでした。面白かったです。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-02 22:18:52)
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4.ネタバレ 『オーメン (1976)』黙示録ホラー 『スリー・ビルボード (2017)』アカデミー賞を獲った暴走する母性 『ロード・オブ・セイラム (2012)』静かなる精神汚染 ↓ 『へレディタリー 継承』は文字通り、過去作品の要素を上手く“継承”している現代的ホラーだと感じた。 『ロード・オブ・セイラム』でロブ・ゾンビが試み、だが成功しなかった “静かに侵食する見えざる恐怖” 演出。 その恐怖を、俺ならこう撮ると言わんばかりに、アリ・アスター監督は見事なフィルムに仕上げている。 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-15 23:28:50)
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3.ネタバレ これはヤバい、本当に怖い、、。さらに嬉しいことに、平日レイトショー、ガラガラの映画館で貸し切り状態だ (泣) 個人的には好みであるクラシックなオカルトホラーの雰囲気があり、心理的にじわじわとくる恐怖、総毛立つ怖さを久しぶりに実感しました。監督の演出しだいで陳腐になるか大化けするかのジャンルと思っていますが、僕は (古き良き名作と同様に) 後者に転んだように思う。 伝統的にみて「家」 が怖いのは常套だし、実はストーリーはありがちです。だから本作は母親 (T・コレット) の演技力につきる、と思う。僕が本作で最高の恐怖を感じたのは、チャーリーに憑依された彼女の顔、声、そのしぐさです。そして、家族で食事中に取り乱した彼女の表情。 ホラー映画の良し悪しは主演女優の演技力にかかっている、と言っても過言ではありません。エクソシストのE・バースティン、オーメンのL・レミック、シャイニングのS・デュバルしかり。 ホラー映画の歴史は、(ただでさえ) 怖い顔した女優たちの絶叫演技が支えてきた歴史。T・コレットは見事に受け継ぎました。ホラー映画史を彩る名女優たちの神髄を余すところなく、文字通り "継承" したと言えよう・・!! 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-05 18:10:27)
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2.ネタバレ 非常に嫌で怖い映画。ホラー映画としてのレベルはかなり高い。中盤以降、母親が大暴走し「それを言っちゃ終わりでしょ」レベルの暴言を吐きまくる。言った後で口塞いでももう遅いよ。更にあのジオラマはありえないよねぇ…。ラストも気が重くなる。それでも、画や演出は良く久々に「見せない怖さ」を味わったのでホラーとしての満足感は高かった。あの母親の嫌な面も祖母からの「継承」だよねぇ。そして娘も。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-01 19:22:20)
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1.ネタバレ 時間を持て余してた時に劇場で見かけて、予告も観たことない状態で鑑賞。 これは…いったい何だったのか。僕は一体何を観ていたのか。
おばあちゃんの葬式の後に怪異が置き始め、悪魔パイモンが絡んだ謎が少しずつ紐解かれていく。話ももちろん面白いのだが、終始「なんか嫌だなぁ」という嫌悪感がまとわりつく。
ピークはかわいい妹の凄惨な死。もうすんごい嫌な感じ。 語彙力が低くて申し訳ない。ただただ嫌な感じ。
完全に兄(ジュマンジ続編の主役)のミスだし、それで実際こういう時ってどうすれば良いんだろうっていう手詰まり感。 実際、詰んじゃって帰宅して寝るしかないっていう恐ろしさ。(もちろん警察呼ぶとかあるだろうけど、妹の首が吹っ飛んだ状況って、気も狂っちゃうほど計り知れないショックと怖さがあると思います)
まるで月曜日に取引先への謝罪が確定した状態で迎える週末。分かりにくい例えで申し訳ない。もうただただ嫌な感じなんです。
そのほか演技力の高さを遺憾なく発揮するトニ・コレットも壮絶。お前笑わせに来てないかと疑ってしまう霊感おばちゃんもまた良し。 そしてこの話の救いの無さもまた…もう嫌な感じ。
一応ホラー映画に分類されており、僕もそれは納得なのだが、何というか、きちんと筋道がたった上での恐怖とはまた違うような、本能的というか生理的というか。恐ろしく、不快で、そしてどこか滑稽で。 半年ほど前に劇場で鑑賞したのだが、「悪夢だったのかな?」というフワフワした変な気分で劇場を後にしたことを記憶している。
日本でも劇場公開が決まり、ポスターには「完璧な悪夢」の文字が。やっぱりアレは悪夢だったのかと。 いやはや強烈な映画でした。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2018-11-29 15:09:33)
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